東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

かぶものらぼうなも年越せた!!!(経:馬渡那奈)

2020年1月11日 (土)

あけましておめでとうございます。年が明けてから更新に少し日が経ってしまいました。すみません、、

ついに2020年!オリンピックイヤーですね、早い早い、、東北大学に入学して初めての体験がいっぱいで、あっという間に一年が過ぎてしまいました。今年は二年目なので、自分のやりたいことや将来についてもっと考え、新しいことにも積極的にチャレンジする年にしていきたいです。そして、最後まですみれかぶ・のらぼうなのお世話、ブログ更新やりきりたいと思います。

さて、すみれかぶとのらぼうなですが、正直に申し上げますと、なにも対策をしないまま帰省してしまいました。前回のブログを書いたのが12月27日なのですが、実はそのブログは帰省してから実家で書いたものなので、おがたさんからのコメントも実家で見たんです。。1月2日くらいにふと展開ゼミのページを見てみると、多くの人が帰省時の対策についてブログを書き、私の27日のブログにもおがたさんがしっかりアドバイスしてくださっていました、、こういういつもと違うときは少し早くブログを書いておくとか渡辺教授のブログを見ておくとか、そして言わずもがな先輩方のブログを見ておくとかするべきでした。クリスマス→帰省のバタバタで怠けていたことをここに反省します。こんなに家を空けることはなかったので、ああ、終わったな、と思いました。そして、きっと枯れてしまっているだろう、と心の準備をして仙台に戻り、すみれかぶ・のらぼうなを見てみると、、なんと無事でした!!!そしてすみれかぶに関しては、根元にかぶらしきものが見えていました!生き返った気持ちでした。いやあ、うれしかったです。その日はもう暗かったので、今日は後日撮った写真をあげます。

まずは、すみれかぶ ↓20200111135256-bb696047b39f3a954279bfed7b26a2fc10b85473.jpg20200111135324-cf13af211d09110db867e4e499fe110eb6d8763a.jpg20200111135353-c1bc51c9465d83ffa6b617735bc4eedcc8a531ee.jpg穴はあいているものの、葉っぱがしゃんと伸びて、まっすぐ上に向かっていたのはうれしかったです。根元はかぶというより大根っぽいですかね、、そして、前回のブログの、追肥に関してです。まずは、肥料を与えると乾燥に対して弱くなることは初耳だったので驚きました。次回からはその点も考慮して追肥するようにしたいです。そして追肥の量に関してです。渡辺教授のブログには一カ所に5粒程度と書かれていました。私はそれを1鉢に5粒だと思い、そのくらいの量を与えていました、、(;゚ロ゚);))

おがたさんは前回一鉢3×10粒程度とおっしゃっていたのですが、それは1回に30粒与えると言うことなのでしょうか?

かぶの根元がかぶらしくなってきたので、収穫の目安について調べてみました。根元がかぶの頭のように丸くなってきたら収穫してもいいようです。ただ、遅くなってしまうとかぶの中にすが入ってしまうそうなので、そこはしっかり時期を見極めたいです。

次に、のらぼうなです。 ↓20200111142231-fba40ebabf7437dd725c295d98615feb0ae147a3.jpg20200111142255-d35c8ab84a2d10f0e2061dfc288206a308bc0b18.jpgまだまだトウが見える気配はありません、、辛抱強く待ちたいと思います。

今回の写真は、秋頃に始めた刺繍です。高校の時美術の自由工作でやって少しはまりました。秋、部活の大会が終わって少し時間ができたので始めたのですが1回つまずき、それ以来おっくうになってしまってやってません、、テストが終わったらまたやろうかなと思います。

コメント

馬渡さんこんにちは

 大学に入って約一年、楽しく過ごしてこられたかな、と思います。というより今楽しくなくていつ楽しいの、というくらい楽しんで下さい。将来のための蓄積なんかより楽しいことが一番だと思います。

 自分事ですが、いくつかの趣味(園芸、電子工作、コンピュータ改造など)を持ってやってますが、ふと気付く時があります。それは本当にその趣味が楽しいのか、ということです。実は今では趣味自体が楽しいのではなくそれをやって楽しかったという「過去の記憶をなぞること」で「楽しい気分を味わう」だけなのではないかと。まあ年齢を重ねるとそういうことにもなるのかなあ、とは思っています。しかしそれにしても過去に楽しくなければできないことではあります。そこで、若い学生さんには今を充分楽しくして、それを忘れてしまってもいいから無意識の中に刷り込んでおくべきだと思います。きっと一生かけてそれが効いてくるでしょう。

 さて植物はまずスミレカブ、無事に年越しできたようですね。

 全然関係ないことを書きますが、「春の七草」セットをスーパーで売っていました。ジャストのタイミングでは320円で売られていたのに、3日経つと見切り品コーナーで50円で売られていました。縁起ものなので別にそれでいいといえばそうなんですが。

 話は戻り、スミレカブは葉がちょっと破れ目多いですが元気そうです。肥料について、その通り一鉢にすれば30粒あってもいいくらいです。肥料の量は計算で求める(植物の成長量、植物体窒素成分の比率、鉢土からの流亡割合などから)こともできるでしょうが、経験則的にその程度ですね。このあたりは料理にも似ています。料理もレシピ通りきっちり計量して作る場合もあれば、食べる人の好み、その日の気温、体調などといった総合的なファクターを勘案する場合もあります。そういったところは「感覚」ですね。

 またしても余談ですが、植物を妙に上手に育てる人のことを「グリーンサム」と呼びます。どうにも説明できない何かのセンスに優れているのでしょう。そういったことは、多くの分野であることで、例えば生物系での細胞培養で雑菌を入れてしまう人・入れないでうまくやる人、どうにも説明できないところもあります。

 スミレカブの収穫時期はもちろんもっと先になりますが、最近の品種は「す入り」が起きないよう改良されて(生産物品質に直結する問題だけに)いますので、さほど考えなくともいいように思います。ただ、最大限栽培期間を延ばしても三月末くらいかと思います。なぜならその頃から花芽をつけてきますので、植物体の栄養が急激に花の方に取られて、カブが不味くなるからです。むろんもっともっと早く小さいうちに収穫する分には問題ありません。

 ベラボウナも相変わらずです。こっちは花芽が出るのを待ちましょう。

 さて最後に刺繍の話、冒頭の写真はとても綺麗です!

 実はうちの娘は大学授業で「津軽のこぎんざし」というのを習っているのですが、その単位を受講したのが何と一人だけ、マンツーマンの緊張のなかで粛々と縫っているそうです......

 手芸もいいものです。最近では「UVレジンアート」なるものが若い人に人気のようで、手芸店ではけっこう高価(5mlで千円とか)で売られてるんですね。

展開ゼミも残りわずかですが、また報告お待ちします。

ラボスタッフ・オガタ