東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

第10回:ちょい辛ミックス発芽(医:佐々木円花)

2020年1月12日 (日)

こんにちは。ほとんど外出をしないほうなので、もうそろそろあげる写真が尽きてきてしまいました。写真は先日行ったインド料理屋さんのものです。辛いものは強い方なので、自分でもスパイスに凝ったカレーを作りたいとは思うのですが、なかなかうまくできず苦戦する日々です。

前回と前々回のオガタ先生のコメントで、ランゲルハンス島弁当と抗原抗体弁当のお写真を載せていただいていて、素敵だなと思い、ほっこりと幸せな気分になっておりました。ちょうど今、免疫学の試験が迫ってきているので、験担ぎとして前日あたりに私も挑戦してみようと思います。


1.カイワレ

前々回の記事で、「次は調理したカイワレの報告をします」と言っていたのに、すっかり忘れてしまっていました。すみませんでした。今回の記事で代わりにご報告させていただきたいと思います。

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収穫した時は辛めの香りが鼻をつく感じがしましたが、火を通すと辛味は消えました。

青臭さもなく、さっぱりしていて美味しかったです。

この時のカイワレは緑化が非常にうまくいったので、さっとゆでてもきれいな緑色のままでした。この時のカイワレは春雨スープにして食べました。辛味は和らいでいましたが、カイワレの味は消えていなかったので、良かったと思います。また育てて食べてみたいと思うような出来でした。

しかし、残念なことに、今回栽培したカイワレは帰省中に枯れてしまっていました...。水をあげられない期間が続いてしまったので、予想していた結果ではありましたが、やはりショックです。

もう残っている種子がほとんどないので、これからはカイワレ栽培を少しお休みしようと思います。


2.ちょい辛ミックス

1/9(木)   7:00

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なんと、帰省を終えて仙台に帰ってくると、ちょい辛ミックスが発芽していたではありませんか。もう無理だろうと思っていたので、思わず歓声を上げてしまいました。

また、もとからあった個体はご覧の通りかなり大きくなりました。

ここで、現在生えている芽がどの野菜のものなのか把握しておきたいと思ったので、予想してみることにしました。

ちょい辛ミックスに入っているのは、三池たか菜、サラダからし菜、紫たか菜、ちりめんからし菜の4種類です。

三池たか菜(写真はこちらから

サラダからし菜(写真はこちらから) 

紫たか菜(写真はこちらから

ちりめんからし菜(写真はこちらから

今の時点ではまだ紫たか菜ぐらいしか見分けがつきませんが、早く成長した姿を見てみたいです。結構辛いそうなので、どう料理しようか今から楽しみです。

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3.イタリアンパセリ

1/9(木) 7:00

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イタリアンパセリも元気でいてくれました。

今回の帰省中は、特に対策もせず、ベランダに放置していただけで、出がけに水やりをしたのみでしたが、ちょい辛ミックスとともにイタリアンパセリも枯れずにいたことをとても嬉しく思います。

やはり日射量は少ないとはいえ、日光は大事なのだと改めて実感しました。

また、私の住んでいるマンションのベランダは周囲に建物があるため、雪が遮られて全く積もりません。そのため、本来は雪の降らないところで育つ野菜でも生き延びられたのだろうと思います。今回は自分の部屋の位置に心から感謝しました。

コメント

佐々木さんこんにちは

 冒頭のカレー写真いいですね。最近仙台にもインドの人(ネパールの人?)が増えてきたのか、インド料理屋さんが多いです。日本のカレー(ココイチなど)と完全に違うものですので、飽きずにローテーションできます。それにナン! とっても美味しいもので、しかもチーズナンもいいものです。私の家の近くのインド料理屋にははちみつナンがあってそれもまた絶品です。不思議なことにスーパーで売ってる冷凍ナンは美味しくありません。

 別ジャンルでスープカレーもあり、それもまた好きです。また、レトルトカレーには別の美味しさがあります。レトルトは不思議なことに値段が高いほど美味いということはなく、完全に好みによりますね。中でもボンカレーとククレカレーは独自の美味しさがあります。

 しかも、私は娘が遠く離れて以来ご飯を炊いたことがないのですが、レトルトカレーをスパゲティで食べます。これがまたご飯とはちょっと違う美味しさになります。

 さて家でカレーを作る際には、たいがいハウス、エスビー、グリコのいずれかのルーを使いますね。会社によってだいぶ味は違い、個人的には塩味のきつくないハウスが好きですが、好みによります。一方、スパイスから作る場合もそんなに難しいことはありません。クミン・ターメリック・チリペッパー(チリパウダーとは違う!)の三種を(場合によってナツメグやジンジャーを加えることもあるが、無くてもいい)適当に混ぜればいいだけです。

 コストパフォーマンス的には、いくら100均でもスパイスが売ってるとはいえ高くつくかもですね。それなら、カレーではなくタンドリーチキンがいいですね。上記の三種を2:2:1に混ぜ、ヨーグルト(なくてもいい)に加え鶏肉に絡めて1晩寝かし、そして少し焦げる程度にじっくりフライパンで焼くだけです。いかにも料理上手に見せかけられます。

 さてカレーの話は終わり、植物のことですが、先ずは春雨スープでのカイワレレポートですね。生育が非常に順調だったせいかクセもなく美味しく食べられたということでこちらも一安心です。帰省中に枯れた分は、仕方がないことだと思います。どうでもいいことですが春雨とマロニーは似ていますが春雨はマメでんぷん、マロニーはとうもろこしでんぷん(コーンスターチ)です。どちらも乾燥時は麺類とカロリーが同じですが水分を多く吸い込んで膨張しますので、麺類よりやや低カロリーといえるかもしれません。

 ちょい辛ミックスはどんどん発芽しています。なぜ今なのか分からないのですが、帰省前に水を充分与えたのと年末の暖冬のせいかもしれませんね。

 イタリアンパセリも相変わらずですが、ちょっとずつ進展しているようです。

 さて最後、私の勉強弁当は面白さと言うより、本当に勉強にほんのわずかでも役に立てという願いの弁当です。効果があったのかどうか......(それで娘はセンター生物96%ですが、もっと古文や地理に振ればよかったかなあ、と)

20200114171931-ede0d4f87859b19744124131f4adf786df047c3c.JPG これはもちろん見てお分かりの通り、ボーマン嚢、近位尿細管、遠位尿細管の腎単位(ネフロン)を現したネフロン弁当です! 糸球体や再吸収まで表現できませんでしたね。

ではまた、報告お待ちします。

ラボスタッフ・オガタ