東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

まさか...(農:竹本泰)

2020年1月12日 (日)

数日前に雪が1日だけ積もりました。朝起きてびっくりしました。遅刻しそうだったので歩くわけにもいかず自転車で登校しました。ズボンのちょうど前半分だけがびしょびしょになり、自転車の選択をかなり後悔しました。雪が積もってから気づいたのですが、仙台の道路には融雪装置はないのですね。地元石川では、国道意外の道路の中心に水道管が通っていて、雪が積もるとそこから絶えず水を出して雪を溶かします。といっても溶かしきれる訳ではないので、地方の建設会社がブルドーザーで道路をきれいにしてくれます。ただ、建設会社によって除雪のうまさが異なり、圧力でカチカチになっている最下層までどけてくれるのが上手さの指標です。

今回の画像は、おそらくまると思われる子です。これを撮影したのが、この子達4匹のお世話を始める前なので、ですが好奇心旺盛な感じな様子から見てこの子はまるです、多分。とんねこは主に川内北と南そして青葉山で活動をしています。川内北では部室近くに1匹、杜ダイ付近にまる達4匹、川内南では2匹そして青葉山では6匹をお世話しています。ですから、オガタさんの推理は半分正解ということになります。こうしてちゃんと数えると結構な数ですね。猫がとてもいい匂いとありますが、猫好きな人たちの間では猫の匂いをかぐ事を「猫吸い」と言います。主に、猫を仰向けにしておなかに顔をうずめるというやり方です。ぜひやってみてください。


栽培記録

肥料過多アスパラ菜

1/12(火) 15:58 気温9度

102日目

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無事に立ち直りました!!ですが、花蕾の成長が全く見られません。葉だけが大きくなるばかり。。。このままだと通常栽培との食べ比べが難しそうです。せめてあと数cmでも花蕾が伸びてくれれば食べられるのにと思うばかりです。葉っぱの食べ比べではちゃんと肥料の効果を実感できたので、本体のほうはきっとさらに強烈な違いが出ると信じています。

ブロッコリー

100日目

ここまで順調(?)に育ってきていたブロッコリーに一大事が起こりました。おそらく、私の2020年の衝撃事件トップ3に入るかと思います。思いかえすとこうなるような前触れがあったような、、、。

IMG_4907.JPGあああああああああ!!!おそらく、というか確実に鳥にたべられてしいました。雀だと思われます。理由は、鉢の周りに植物の種が散乱していたからです。それに、カラスなどの大きさでは乗せられないような場所に糞があったので。。。実は被害を受けたのはブロッコリーだけではないのです。上の肥料過多アスパラ菜の写真をよく見ていただければ分かりますが、肥料過多も少しかじられています。ですが、ブロッコリーの被害と比べれば無に等しいです。ここまで食べられるなんて、ほとんど茎しか残っていません。やはり、柔らかくておいしいところを好むのですね。そして、肥料過多を食べ残すのもそういうことでしょう。食レポでも書いた様に、肥料過多の葉は人間から見てもまずい。なら、味に関して我慢や妥協ということをほとんどしない奴らにとってはもはや食べ物としては見てくれません。不幸中の幸いなのか。。。

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そして、先に触れた前触れとは、この事件が起こる前日のことです。もともとブロッコリーの鉢には4株育っていました。その日は夜に帰宅したのですが、鉢の様子を見るとブロッコリーが2株になっていたのです。上の写真が事件の前に撮った写真です。ちゃんと4株あります。しかも抜かれていたのが元気のないというかあまり生育のよくない2株なのです。してはいけませんが、疑ったのが隣人です。ここまで見事に仕分けされて抜かれていると言うことは人の仕業だと思ってしまいました。さらにさらに、抜かれた株がこれ見よがしに鉢の真横に置いてあったのです。こうなれば隣人を疑いたくなりますよ。念のため言っておきますが、隣人とはとても仲良くさせてもらっており、決してトラブルが起こる関係ではありません。植物を育てることを応援してもらっていました。なので、余計にこの事件の真犯人を知ったときは恥ずかしかったです。隣の人ごめんなさい!!!orz

さて、こうなってしまってからの挽回はほぼ不可能なのではないかと考えてしまっています。葉がほとんど失われた今、光合成できる部分がほとんどなくなり、体の大きさに見合った量の栄養を作り出せないと思うからです。ここはどうか助言をいただきたい所です。

コメント

竹本さんこんにちは

 仙台に融雪装置は無いですね。雪が降ると、基本的に道路の脇に移動させるだけです。むちゃくちゃ雪に弱い構造です。斜面でも、準備してある融雪剤や砂を撒いている人など見たことないですね。第一、雪になるとホームセンターのスコップが瞬く間に売り切れてどうしようもないです。

 まあ今年については、今までのところ全国的な暖冬で助かってます。これからが恐ろしいところですが...... 金沢は雪に対し準備がよくてうらやましい限りです(仙台がダメダメなだけ)。しかし、一度金沢大学に行ったことがあるんですが、ふもとから大学までかなりの山道が続き、これは雪が降ったら大学に行けるのかどうか、学生さんはどうしてるんだろうと思いました。隣の福井大や富山大は本当に街中にあって便利、こちらの方に北陸の学生さんは行くのでしょうか。

 さて大学敷地内のネコは合計するとけっこう多いのですね。よくこの寒いのに生きてる(ネコは砂漠の動物らしいのですが......)と思います。世話といっても、エサを全部あげてるんでしょうか。

 ネコの匂いは場所によって違い、うちのネコに関しては首の後ろが一番いいものです。ネコアロマです!

 さてやっと話が植物に行きます。

 先ずは肥料過多のアスパラナ、葉が元気で大きくなってますが、花蕾もあるので大丈夫ではないでしょうか。まあ、花蕾の味はまたちょっと分からないのですが。しかし、これほど教科書的に絵に描いたような反応をしてくれてありがとうですね。葉が大きく、緑が強く、花蕾が遅く(生殖成長が遅く)、しかも味が悪いという...... それが判明しただけでも意義深かったと思います。

 そしてそしてブロッコリー、こんな状態になりましたか......

 先ずブロッコリーとアスパラナ、これは種類に隔たりがあるせいか、肥料過多のせいなのか、正直分かりません。鳥は味が分かるのでしょうか? もちろん味蕾はあるでしょうが......

 関係ないですが個人的に獣医学というのは本当に分からないことだらけです。第一、どうやって動物の病気を判別するのでしょう。いつから痛い?「にゃあ」、ここ動く?「にゃあ」ですから! 獣医の人をむちゃくちゃ尊敬しますね。

 さて、この大惨事、もはやブロッコリーは生長点だけですね。しかしながら枯れることはないと思います。もちろん、花蕾が出てきても光合成不足からほんのちょっぴりになるでしょうが、諦めるには早いですね。そしてこれ以上の食害を防ぐにはどうすればいいでしょう。温室を作るとかネットを掛けるしか方法がないでしょうか。ネットといっても防鳥ネットなどは高そうで、使うとすればただの袋でしょうか......

 今までも展開ゼミで鳥の食害に遭った人はいます。さすがにこれほどの被害は初めてなのですが...... 例年の展開ゼミは温室を作る人が多かったのでたまたま鳥よけになっていたのでしょうか。まあ、考え方を変えれば鳥のおやつを栽培したんだ、雀を救ったんだ、とも言えます。昨今では雀もレッドリストですから(どうして減少したのかは、携帯電話説も含め諸説あり。ちなみに私の知り合いで鳩レースを趣味にしている人がいますが、年々恐ろしいほど帰還率が下がってきてるそうです)。

 しかしまあ、隣の人とは...... まさかこんな鉢植えブロッコリーの株を選り分けて...... いたらとてつもなくレアな人です。

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まあともあれこの先どうなるか、また報告下さい。

ラボスタッフ・オガタ