東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

季節外れの気温高め、水管理、長い文章(11/18)(渡辺 正夫)

2020年11月18日 (水)

 西日本は季節外れの暖かさで、夏日、25oCを超えるところが出るとか。仙台も20oC近い気温は11月中旬ではないですね。このまま、しばらく高めの気温といっても、朝の気温は下がるので、植物にはよい刺激になると思います。いつもの仙台であれば、この時期、10oCちょっとのはず。なので、少しずつ水やりを控えている受講生もいるかもしれないですが、その当たりは、植物を見ながら、土の中の水を「割り箸」などで探りながら、しっかり、水管理をして下さい。

 もちろん、高めの気温推移、水管理に注意ということは、ラボスタッフのオガタくんからのコメントにもあるかと思います。朝まで植物が元気だったのに、夕方にもどってきたら、しおれている。ということも。もちろん、一時的なものなので、水をたっぷりあげれば大丈夫ですが、あまりストレスを与えるのはよくないこと。これは、生き物に共通したこと。水がほしそうというのを感覚で分かるようになるのも大事なこと。植物はものをいわないですから。これから受講生の方が扱うようになる材料もそんなのが多いのだと思います。そんなことを理解する一環として、水管理をして下さい。

20201118114850-3b3496bb405b086c922c576aa3e72d6ea81fd7a5.JPG それから、長い文章を書くというのは、慣れないと難しいですね。少しずつできている受講生もいますが、観察をして、その観察結果をどの様に表現するのか。できるだけ客観的な事実を元に、自分が何を考えたのか。そんなことを1つのスタイルにしてみると、もう少し形になるかと思います。11月の初めが少し寒かったように、もちろん、12月になると、本格的な冬が来ると思っています。なので、この時期にしっかりした水管理をして、良き生育に努めて下さい。もちろん、カイワレダイコン、ミックスという促成栽培のようなものはありますが、大きく育てようとする作物にはこの高めの気温はありがたいですから。そうそう、来週の27日の中間発表に向けても、がんばって下さい。それこそ、長い文章を書くことの最初の大きなハードルと思いますので。


 わたなべしるす

 PS. 新米がおいしい季節。あちこちの県で、新品種が。品種改良の時に使う言葉で祖先をたどるという意味で「系譜」というのが。それぞれの品種の特性を表す指標になるわけです。もちろん、受講生の皆さんの栽培している野菜も同じように改良されているわけです。系譜はほぼopenになってないですが。。。