カブの収穫(93日目)(農:川口菜月)
2021年1月10日 (日)
写真は先日仙台へ来るときに飛行機から撮ったものです。
寝ていたのですが、ふと目が覚めて窓を見るとすごくきれいで、これは写真におさめなければと寝ぼけながら撮影しました。
関西空港から仙台空港へは50分ほどでつくのに対し、反対に仙台空港から関西空港まではなんと1時間40分もかかるんです!
偏西風がいかに強い風なのか思い知らされます...
93日目 10:00 気温4℃ 湿度50%
帰省後、様子を見ていたカブですが、厳しい寒さにやはり耐えきれなかったようです。今朝見てみると90日目時点ではまだ元気だった葉も完全にしおれてしまいました。
これ以上の成長は見込めないと判断し、収穫しました。
収穫しようとして気づいたのですが土まで凍り付いていました。なかなか抜けず、土全体を水で湿らせることでやっと収穫できました。また、カブも凍ってしまっていました。
大きさは2~3cm程で、かなり小さめでの収穫となってしまいました。
土が凍っていたことが給水や成長を妨げていたと考えられるため、夜間に冷え込んだ日は午前中に土を水です湿らせて一旦凍った土を溶かすという対策を行えば良かったのではないかと思いました。また、畑などでカブを栽培するときも凍ってしまうことはないのだろうかと疑問に感じました。
寒さのおかげか甘みかすごく強くてとてもおいしかったです。しかし、凍っていたため食感は冷凍したブロッコリーを解凍したときのような少しぶよぶよとした感じがしました。
私は、カブを漬物でくらいしか食べたことがなかったのですが、はじめて別の食べ方をしてみてとてもおいしいとわかったので、今度スーパーでも買って食べてみたいと思いました。
コメント
川口さんこんにちは
飛行機の時間について、そんなに行きと帰りで差があるんですか! てっきり私は亜音速で定速飛行だと思っていました。追い風でも決して音速は越えませんから、逆に言うと向かい風の場合はかなり大変な中で飛んでいるものなのですね。
さて、コカブは写真で見る限りダメージが大きそうです。葉の様子だけ見るとさほど凍っている感じはなく、萎れているだけです。というよりもこの萎れは根の方のダメージですね。この時期の予想外の寒波によって受講生の植物にもダメージがありますが、それぞれにダメージの様相が違うようです。コカブに関して言えばこのように根の方にダメージが来ることが多いようですが、他のハクサイやバショウナといった種では根よりも葉の凍害による細胞死の例も多々あります。
ともあれ例年にないことです。寒波が急激に来たので、植物側の備えが間に合わなかったのかな、と思います。畑でのことに触れられていますが、畑だと鉢よりもはるかに条件がいいものです。根が充分に伸びて活性があるということもありますが、もう一つ、深くに伸びれば凍ることがありません。地中の温度は割と浅いところでも一定になっています。土の熱容量がとても大きいため、夏と冬の温度で平均化されます。風穴などで分かりますね。古くは「氷室」として利用され、最近では温室やビルの空調に地中熱源として利用されます。コカブやダイコンなど地表から一部出ているものでさえ凍ることはそうそうありません。鉢栽培はそういう意味でも難しいことです。
そしてコカブを苦労して収穫し、並べた写真がありますね。定規も添えられていていい写真です。大きさ2~3cm、確かにコカブとしても小さいのですが、ハツカダイコンのようでとてもかわいいものです。そしてマヨネーズでソテー?どんなものでしょう。クックパッドか何かによるものなのでしょうか。そしてさすがに植物が泡を食って寒さの準備をしたためか甘くなってよかったですね。こちらとしてもそれを実感して頂いてとても嬉しく思います。
さて、植物が無くなったのでレギュラー報告は終わりでしょうか。では最終報告、まとめを楽しみにお待ちします。
ラボスタッフ・オガタ