東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2021年度展開ゼミ、中間発表へのコメント(11/30)(渡辺 正夫)

2021年11月30日 (火)

 6名の受講生の方の中間発表を確認しました。皆さん、いろいろな気付きがあったようでほっとしています。継続して続けることの大変さを実感した方もいたようですが、〆切よりも早めに行動できた方がいたのはよかったことと思っています。どこかにも書いたようにみんなに与えられた時間、1日24hrというのは平等です。それをどのように配分して、それぞれのactivityを行うのか、さらにはどれだけ効率行うかと言うことも大事になってきます。また、24hrの中に存在する「比較的余裕のある時間」をどのように有効に使うのかと言うことを考えてみて下さい。いわゆる、「隙間」時間をどのように活用するかということになるかと思います。もちろん、観察をしてすぐに文章にできればよいですが、その時には箇条書きなどでまとめておいて、文章化するなど、様々な作戦があると思います。そんな工夫も考えて見て下さい。

 〆切のことをコメントした受講生もいました。学生の間は学生というくくりで、〆切に対する緩さがあると思います。一方で社会に出れば、〆切に追われる毎日です。パソコン、1ヶ月先の予定黒板などを使って、〆切よりもできるだけ早めに片付けることをやろうとしています。そうすることで、空いた時間ができ、そこでまた次のこと、新しいことが余裕を持ってできるはずです。余裕のありなしはできあがる成果物の質、量にも影響してくるはずです。〆切を守ること、というか、〆切よりも早めに仕上げること。そんなことを心がける半年間にしてみて下さい。

DSCN1882.JPG 今年度は形態観察をして、スケッチをする受講生がいました。その意義を深く考えて、上手に書くと言うよりもどこに着目して、そこを強調して見せて、読み手に理解しやすくするのか。これはこの展開ゼミだけでなくて、他でも同じことだと思います。スケッチを他のことに置き換えて、どこを注目して、強調するかということは。なので、そんなことに心配りをしてみて下さい。写真でいえば、全景を載せるよりも接写して、この部分とするとか。いろんな工夫をすることです。

 講義の終わりは1月の終わり頃。その頃には最終発表をしてもらいます。東北地方は向こう3ヶ月予報では平年並みか、やや高めで推移するということです。植物の生長は順調に進むと思います。水やりの加減も分かってきた頃だと思いますし。双方向でこちらからのコメントはありますが、それをやるというのではなくて、他の受講生、先達の受講生の記事を参考にして、誰もやってないことに主体的に取り組み、自分自身も大きく成長する2ヶ月間にしてください。これからの投稿を楽しみにしています。

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 わたなべしるす