東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

自己紹介と種まきと発芽(理:山本実永)

2022年10月13日 (木)

自己紹介

みなさんこんにちは。理学部地球科学系の山本実永です。出身は宮城県で、好きな食べ物は果物です。植物を鉢に植えて育てるのは本当に久しぶりで、小学生の時の朝顔とミニトマトの栽培以来です。これから4か月間、野菜の成長をのんびりと見守りたいと思います。よろしくお願いします。


私がこの講義で身に付けたいこと

私のこの講義を受けるにあたっての目標は2つあります。一つ目が観察眼を養うことで、二つ目が気づきを文章化して分かりやすく伝える技能を身に付けるということです。これらの力を鍛えるべく、日々の観察とブログの更新をがんばりたいと思います。


栽培キットと種について

10月6日(木)の初回講義の際に片平キャンパスに行って、栽培キットを受け取ってまいりました。
①植木鉢(3.5号1個と5号1個)
②土 2袋
③化成肥料 1袋
④ろ紙入りシャーレ 2個(種を発芽させる際に使います)
⑤プラスチックコップ 1個(スプラウト用)
⑥鉢用の名札 2枚
⑦鉢底ネット 2枚
⑧鉢欠け 2個

次に、私が栽培する種を紹介します。
朝霧(以下、朝霧) 葉物野菜です。収穫出来たら、おひたしにして食べたいと思います。
浅漬けミックス以下、浅漬け) こちらも葉物野菜です。種が入っていた紙袋を見て、ベビーレタスに似ていると感じました。どのように料理するかはまだ決めていません。
グリーンマッペ(以下、マッペ) スプラウト。名前から察するに、スーパーで売っている緑豆もやしになるのでしょうか。もやしは煮てよし焼いてよし、料理法を想像するだけで楽しいですね。


種まきの計画と下準備

10月6日(木)の前後はとても寒く、11月くらいの気温まで冷え込む日が続きました。数日後の10月8日(土)と9日(日)は比較的暖かかったので、そこで種まきをすることにしました。しかし、種をまく前にやらなければならないことがあります。そう、土の準備です。土に雑草の種が混ざっていないか確かめるために、植木鉢に土を入れて水をたくさんやり3日ほど待つということをしなければならないので、栽培キットを受け取った次の日にその作業に取り掛かりました。そして、3日間が過ぎても雑草と思しき芽は出てきませんでした。もっとも、そこら辺から持ってきた土ではないですから雑草の芽が出るということはないはずですが、念のために。こうして土の準備はできました。


種まき

さて、10月9日(日)は木曜日に比べると暖かかったので、種まきをしました。まずろ紙入りのシャーレを水で湿らせ、その中に朝霧と浅漬けミックスの種を入れておき、暗所に置きました。その隣には、水を薄く張ったプラスチックコップに入れたグリーンマッペの種を置きました。ちなみに、手ごろな暗所が見当たらなかったので、段ボール箱の中にプラスチックコップとシャーレを入れることで暗い環境を作りました。



経過観察日誌

10月10日(月)/種まきから1日
全国的にスポーツの日。もっとも、講義があったので私にとっては平日と一緒ですね。地下鉄が空いていましたよ。それはともかく、種をまいてから1日が経過しました。しかし、朝霧、浅漬け、マッペともに変化はありませんでした。ちゃんと湿り気があるかを確認して、本日の観察は終了。

10月11日(火)/種まきから2日
今日は留守にする時間が長いので、芽が出る瞬間を見逃してしまうかも、と思ったら案の定そうなってしまいました。朝は何ともなかったものの、夜に観察した際にマッペが発芽していることに気づきました。1日でかなり成長しましたね。生命の力強さを感じました。

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また、浅漬けも一斉に発芽しました。米粒ほどしかない種から白い芽(根?)が出ていました。ここで写真があると分かりやすいのでしょうが、すみません。撮り忘れてしまいました。芽が出たうれしさのあまり夢中で植木鉢に植え替えた後で、撮り忘れに気が付きましたが、時すでに遅し。これからは、写真をたくさん撮るように気を付けます。他方で、朝霧は何の変化もありませんでした。発芽しないということがないといいですが。明日に期待です。

10月12日(水)/種まきから3日
涼しくて過ごしやすい日でした。マッペを観察したところ、昨日に比べると1㎝くらい成長したように見えますね。この調子でぐんぐん伸びてほしいです。

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そして、昨日の経過観察日誌にもあるように浅漬けが発芽したので植木鉢に移植したのですが、その芽が土から出てきました。朝見たときは芽が出ていなかったので、昼間のうちに成長したんですね。双葉が出るまでは水気を切らさないように、しっかりと水やりをします。

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さて、朝霧はというと、相変わらず変化がない様子。よく見てみると、赤い種から白いものがのぞいているのが分かります。芽が出始めているということですね!!明日か明後日にもしっかり発芽するかもしれないです。明日が楽しみですね。

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10月13日/種まきから4日
曇りで涼しい日でした。まず、朝の観察の結果から記します。朝霧は白いものが少し見えていますが、昨日と変化を見て取れませんでした。本当に大丈夫なのか...。

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一方で、マッペは順調に伸びています。

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そして、浅漬けはというと、なんと双葉が出ていました。昨日の夜の時点では芽が出たところだったのですが、一晩で双葉が出るとは!更に5株も双葉が出ていようとは夢にも思いませんでした。帰ってきたときには、どれくらい双葉が増えているか楽しみです。

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そして、帰宅後。朝霧は相変わらず白いものが見えますが、特に変化が分かりません。このまま鉢に移植してもいいのか...。

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さて。マッペは今日の昼間も順調に成長したようで、朝見たときより1㎝くらい伸びたようです。写真だと分かりづらいですね...次からはもう少しアングルにも気を付けます。

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もっとも楽しみにしていた浅漬けの観察をします。今朝は双葉でしたが、緑色が濃くなり、5mmほど伸びています。そして、今朝は双葉が出ていなかったところにも双葉が。順調に発芽しているようでよかったです

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第1回目はここまでです。よく観察して、分かりやすい日誌を上げられるように頑張ります!では、また来週お会いしましょう。

コメント

理学部・山本さん

1番乗りでの投稿ありがとうございました。短い投稿ではなく、かなりの長文。日々、何を目標として何をしていたのか、よくわかる記事になっています。このペースで頑張って下さい。

個別に気になったことを書いておきます。朝霧はホウレンソウです。ホウレンソウの種子は殺菌剤を塗布しているので、ピンク色の種子をしています。で、画像がきれいに見えないのですが、吸水して発根しているようですね。このタイミングで、種子を植木ばちに移動して下さい。葉っぱが展開するまでシャーレに置くのはよくないです。あと、シャーレの中に水はありますか。湿っていればよいです。発芽の途中で、水が切れるが一番よくないことです。それから、スプラウトのグリーンマッペは、水を入れすぎですね。下の方の種子は水の中です。発芽に必要なのは「水」、「酸素」、「適度な温度」だったと思います。ですので、常に水分を供給できるけど、水につからない状態。参考になるのは、カイワレダイコン、豆苗の市販のものを見て下さい。至急改善されたし。浅漬けミックスはそのままでよいと思います。子葉が展開してきたら、水を控えると言うことをいいましたが、この状態であれば今日明日で展開しても、すこし水をあげない方が根張りがよくなると思います。

写真には物差しを当てること。その大きさがどれくらいか分かりません。大事なことです。次からはそうして下さい。

できるだけ過去記事を見て、写真がどうなっているかなど積極的に学んで下さい。次回からは園芸が本職(??)のラボスタッフの方が主にコメントするかと思いますが、渡辺も記事を見て、全員へのアドバイスになるようにしますので。しっかり観察して、生育させ、食することができるように、精進して下さい。


わたなべしるす