東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

自己紹介と種蒔きから発芽まで(農:高橋悠太)

2022年10月16日 (日)

1.自己紹介

 こんにちは。農学部の高橋悠太です。福島出身で今も自宅から大学に通っています。 中学ではソフトテニス、高校では硬式テニスをやっていました。土日は父とテニスをしています。 野菜栽培の経験はほとんどなく不安ですが、過去記事やインターネットを参考にしながらチャレンジしてみようと思います。

2.小松菜(河北)

 小松菜の種はシャーレで発芽まで育てた。種子がきれいな青色なのは、農薬が付いているからであるという。シャーレに水を張る際は、種が水に浸からないよう注意した。2日程経って発芽したのだが、少し根が伸びた状態だったので植木鉢に植え替えるタイミングが遅れてしまったかもしれない。植木鉢には土に1cm程の穴をあけ、アルバイトでやっている要領で植え替えた。とりあえずあとで間引くとして多めに植えておく。 58685c28355099607464ebb14a32680e5b45a556.jpg 34597bae0e9273fc2b9c586a737aee88159ce7bd.jpg 3.ちょい辛ミックス

 植木鉢に種子をばらまき、水分を切らさないように注意しながら経過を見た。小松菜と比べて少し発芽が遅かった。今は生長にばらつきが生じてしまっているのが少し気になるが、品種による差なのだろうか。まだ品種ごとの差はあまり見うけられないが、今後の生長で差がでてきたら記述していきたい。 6d52f7f9526b8d543240e324635e227a48f543fb.jpg 4.レッドキャベツ(スプラウト)

 スポンジを切ってコップの底に詰めて種を蒔いたのだが、少し水分量にばらつきが生じてしまい、結果的に発芽が遅い個体が出てきてしまったと考えられる。今度から均一に水分が回るよう気をつけたいと思う。レッドキャベツという名前通り、芽が紫色でとてもきれい。スプラウトではあるが、キャベツの味がするのかとても楽しみである。 IMG_20221016_230553.jpg 5.この講義で身に付けたいこと

 まずこの講義で身に付けたいのは、今後の実験でも通ずるような観察力である。植物は今まで学校の授業等でしか観察したことがなく自分にとって未知な部分が多い。そのため、細かいところまで観察し、逐一疑問に思うということを大切にしながら記事を書いていきたい。また、今後はよりわかりやすく興味を持ってもらえるような記事にできるよう、工夫を考えていきたい。(行が整っていませんが、一端このまま投稿させていただきます。原因がわかり次第更新します。)

コメント

DSC_0070.JPG 髙橋さんこんにちは

 いきなりの清水の舞台(?)これはこれからの栽培記録が物凄く思い切ったものなるという表明なのでしょうか......

 さて、福島の出身とのこと、いいですね。というのは「仙台の季節柄、気温変化」が何となく分かるからです。これは植物栽培を行う上で重要なことになります。わずかな温度の違いでも植物には大変な違いですから。東北出身でない人には仙台の寒さは想像つかず、つい栽培のスタートダッシュが遅れてしまいがちです。それともう一つ、正月付近での帰省時の対応がしやすいですね。まだまだ先の話ではありますが、遠方出身者ですと長いこと仙台を空けることになってしまい、その間の水やりにかなりの工夫が必要になってきます。あるいは植物と鉢を実家に持って行こうにも大変になったりもします。過去には金沢あたりまで鉢を持ち帰った人もいましたが......

 ついでに言うと、非常に個人的なことですが、福島は大好きなところですね。福島は盆地といっても狭く感じません。空気も澄み、まさに「うつくしま」です。何より桃がいい! この秋には3回も桃を買うだけのために行ってきました。以前はよくフルーツロードで果物狩りを楽しんだものですが、さすがにあまり個数を食べられなくなってからはしていません。

 などと言いながら、ここからようやく本題に入ります。

 先ず記事の情報量は悪くありません。内容が多過ぎると読み手が疲れてくるので、焦点が分からなくなってしまいます。もちろん見出しを付けて分かりやすいようにしながら内容も豊富な方がいいのですが、そこまで訓練されてなければ、むしろ短い方がいいのです。その分更新頻度を上げたらいいだけです。植物栽培ではつまづきを即修正した方がいいので、さっと疑問点をあげていって下さい。こちらの方としても問題の重大さに応じてコメントをつける早さを考えます。

 ちなみにですが更新頻度はブログ(個人的なものでも、将来どこかの会社に入った上でそこで書くものでも)において大切なことであり、いや何より大事かもしれません。

 今回の記事内容について、本当なら発芽の段階で見てみたかったですね。ややペトリ皿の水が多過ぎ(水没しないように気を付けたことは素晴らしいことですが)に思います。そして書かれている通り、鉢に植え替えた時期が遅過ぎです。子葉が出る前の方がいいですね。

 鉢への植え付けはいい感じです。いったい何のバイトで何を参照にしたんでしょうか...... 株の数が本当に適切です。最初から子葉が触れ合っているくらいですと明らかに過密ですし、また逆に株数が少なすぎると心配な面がありますから。最初に、スーパーで売っているコマツナを想像しましょう。その大きさを最終形態に設定すると、何となくイメージできるはずです。鉢にコマツナが育った感じが。ありていに言うと、ここから間引きを3回ほど行い、最後は2~3株を残せればいいのかな、と思います。ちなみに株を鉢のど真ん中に残す必要はありません。これは多くの場合誤解されるのですが、鉢のどんな端に植わっていても植物は根を伸ばし、その根は鉢全体に行き渡ります。

 ミックス種子の発芽もいい感じです。水を切らさないことが良かったですね。ただしこれからはむしろ「水のやりすぎ」に注意して下さい。鉢土の表面がわずか乾いたら(今の季節なら5日空けたくらいでしょうか)やればよいのです。

 そしてミックス種子なのでいくつかの品目が混ぜられているわけですが、おいおい違いが分かるでしょう。しかしよく観察すれば子葉の段階でも分かるかな、と思います。そういうところは過去記事を参考にすればいいですね。

 そしてスプラウトも同時に始められましたか。これはまあ栽培期間が短いので今やる必要はないのですが、失敗を考えて早めでもいいですね。これについては種子の密度・水の量・遮光といったところでシビアなコントロールが必要です。これも過去記事が参考になります。

 さて全体について言えますが、対象物一個につき画像が一枚では伝えきれないものが出てきます。「撮影方向を変えたり」、「クローズアップを使ったり」、複数枚使用した方がいいと思います。それと大事なことですが、画像の提示というものは、読み手が勝手に情報を引き出すものではありません。あくまで「書き手が伝えたいこと」を分かりすく提示するための手段なのです。そのため、言葉での説明と画像とがしっかりリンクしていないといけません。

 もう一つ初歩的なことではありますが、定規を添えて対象物の大きさが分かるようにすべきですね。まあ、この場合は5号鉢の大きさから推定できるのですが、これからの理系的思考の基礎を養うという意味では「客観性の付与」が大事になってきますから。

 さあ、こうしてスタートが終わり、次記事で是非見てみたいことがあります。それは「栽培環境」です。どんな温度で、どのくらい日が当たって、どういうところに置かれているのかを提示して下さい。植物栽培にはいずれも大事なことであり、その提示は必須です。これもまた過去記事が参考になります。

 ではまた、次記事お待ちします。

 あ、そうそう、こちらの冒頭の写真は道すがら撮ったものです。う~ん、数年も置かれている看板で、直される気配がありません。狙ってやったものなのだろうか......

ラボスタッフ・オガタ