レタス実食。識別できる大人になる(文:岡根史歩)
2023年1月 9日 (月)
あけましておめでとうございます。2023年が始まりました。今年はきっといい年になるはずだと信じています。いい年にします。
そういえば今日は成人の日です。全く意識していませんでいたが自分も今年の新成人に該当していたようです。自分も大人なのかあ、。なるほど。頑張ります。
今回はレタスの実食です。
今回育てたサラダレタスミックス5には、サニーレタス、ちりめんちしゃ、サラダ菜、チマサンチ2種が入っています。見分けるためにまずはそれぞれの見た目を検索して調べました。
サニーレタスはひらひらしていて葉先が紫色っぽい。ちりめんちしゃは全体的にギザギザしている。サラダ菜は縁が丸みを帯びてなめらか。チマサンチは全体的にしわしわしている。
以上が画像を検索してみて感じた違いです。これをもとに観察してみました。
観察して見分けた結果はこちら。3種類にしか分けることができませんでした、。左がサラダ菜、中央はサニーレタス(チマサンチ(赤)の可能性もあり)、右がちりめんちしゃ(チマサンチの可能性もあり)です。
5種類の見分けに成功しているブログがあったので載せておきます。(https://plaza.rakuten.co.jp/usausa2010/diary/201201130000/)チマサンチ(赤)とサニーレタスでは全体が色付いているか葉先だけが色付いているかという点で違いがあるようです。自分が育てたものの中には葉全体が色付いているものはありませんでした。チマサンチは発芽ができていなかったのかもしれません。そうだとしたら、なぜ発芽できなかったのでしょうか。全体的にみると順調に育っているように見えましたが、やはり日照が足りていなかった可能性があります。ベランダは南向きではありますが、冬になってからは野菜たちを置いている高さに日が当たっている様子がほぼなかったように思います。日が当たるような工夫ができなかったのは反省です。
そして味ですが、左が一番香りも味も強かったです。苦みはなく食べやすい味です。真ん中はまさにレタスの味。苦みはほんのりあります。右はあまり香りも味もしなかったです。
講義は残り少ないですが、本年もよろしくお願いいたします。
次回はいよいよ、芭蕉菜の実食についてです。
コメント
文学部 岡根さん
育種の渡辺です。この講義も残すところ、この1ヶ月です。もう一息、頑張りましょう。レタスを実食できたのは何よりです。これまでの歩みを「食べる」ということで実感できたのではないでしょうか。また、5つ混ざっている植物体を識別しようとしたのはよいですね。色付く野菜が確かに見えないですね。こんな時、これまでのこの講義で使ってない写真を時系列で並べてみて下さい。そうすると、何か見えてくるのではないでしょうか。レタスの記事は12/4の写真が最後です。1ヶ月くらい前ですね。その間の写真を並べてみるだけで、生長具合もわかります。残りがあれば、次回以降にトライを期待してます。それ以外については、今週末、あるいは週明けにオガタさんからのコメントが投稿される予定です。それも参考にして下さい。
わたなべしるす
岡根さんこんにちは
ついにレタスミックス実食レポ、おめでとうございます。
最初は五種類の見分けなんですが、3つだけ認められたんですね。まあ、同じレタスの仲間で、おまけにベビーリーフという幼いうちですから見分けはなかなか難しいことです。
葉全体にアントシアニンが沈着した個体がない、確かにそうですね。しかし、気が付かれたように日照の影響もあるかもしれません。日照が弱いとアントシアニンを合成する力も衰えます。
まあ、結論から言えばチマサンチが最初から発芽しなかった可能性が高いですね。これは特に残念ということではありません。なぜなら、ミックス種子の意義がそこにあるからです。ミックス種子では、食べる時に最初から味のブレンドがされている、そこにも意義がありますが、栽培において「環境に適した種類が育つ=多少環境がバラついても、何かの種類が育つから失敗がない」という意義もあるでしょう。
さて味は意外な結果になりました。
サラダナが最もクセがなさそうに思ったのですが、しっかり味があり、逆にチリメンについて味が薄かった...... 面白いことです。私もこれからレタス類を買う時にはそれを頭に置いておこうと思います。もっとも、私はスーパーの「見切り品野菜」しか買いませんので、その時々に応じるのですが......
次回はバショウナの実食レポということで、期待してお待ちします!
ラボスタッフ・オガタ