東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

いざ!本当の本当に実食!(医:宗形美咲)

2023年1月26日 (木)

大寒波で、最近の出来事は?と聞かれれば、とにかく寒い!としか答えられないような日々です。1月25日に朝目を覚ますと外が真っ白になっていて非常に驚きました。くるぶしくらいまでは埋もれるくらいつもっていて、少しテンションが上がってしまいました。昔から雪が降ると私と姉は遊べる!と大はしゃぎするのですが、両親と祖父母は車が出せないやら雪かきしなきゃでテンションが下がっているという差が見られるという昔の事を思い出しました。私は今はそこまではしゃぎはしませんが、祖父母の機嫌が少し悪くなるのは変わっていないようです。今回の写真は最近食べたブリュレアイスの写真です。来年に控えた成人式に向けて振り袖を見に行き、そのときに親と焼き肉を食べに行きました。そのときに食べたこのブリュレが!人生で食べたアイスの中で一番おいしかったのです!本当に感動して、ペロッと食べてしまいました。仔虎に行った際はぜひお試しください!

カブの収穫
さて、今回は前回お伝えしたとおり、実食記事になります。

自分のスマートフォンでは下の写真が別のレタスの写真になってしまっているのですが、しんなりとしたカブの写真に変わっているでしょうか、、?

3.jpg上の写真が収穫する直前のカブの様子なのですが、、前回の写真(http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2022/assets_c/2023/01/ko-thumb-240x320-50742.jpg)と比べても一目瞭然、なんだかぐったりとしていました。とくにその前後で何か変なことをしたわけではなかったのですが、、。あるとすれば、前日に写真撮影のために短時間ですが、写真撮影のために暖かい部屋の中に入れておきましたが、それが原因でしょうか。それかカブが密集しすぎたことによって栄養不足になってしまったのでしょうか。ここまで育ってきたのだから、すべて収穫するまで元気でいてほしいものです。

5.jpg今回収穫するのは、太陽ののぼる正面から見て右側に植えられていたこちらです。収穫しなければ実際の大きさは分かりませんが、一番正面に植えられていたカブのサイズが他と比べて大きくなっている気がします。収穫時期になって、かなり前に触れていた日照条件が関係してきているかもしれません。進撃の巨人並みの伏線回収が見られそうです。収穫は茎の根元から一気に引き抜きました。

6.jpg引き抜いたカブがこちら。土をかぶって出てきた真っ白なカブをみて、ここまで育てることができた嬉しさがこぼれでできてしまいました。形は少し楕円のようなまん丸で、よく見るカブの少し小さい物のようでものすごく可愛いです。

サニーレタスの収穫

4.jpgチョレギサラダを作ることができなかった前回のリベンジを目指し、サニーレタスも収穫しました。上の写真はサニーレタスの様子です。こちらはカブとは違ってしんなりしている様子はないようです。前日同じように室内に入れておいていたので、カブがしんなりした理由は密集による栄養不足の可能性が高そうです。

7.jpg前々回の記事に書いてくださったコメントで、サニーレタスの色の変化の要因として、光などと行った環境からの影響や適応か、生来決まっている性質があるとありました。このことを知り、収穫のこの際にもっと細かく観察してみると、やはり太陽にあまり当たらない場所に植えられていた物は、正面にあった物と比べて紫色が薄くなっていることが分かります。今回私が栽培したサニーレタスは光の影響を受けやすいものだったと考えられます。こちらの収穫は前回と同じように下の方の葉っぱをはさみでカットしていきました。

10.jpgカブの実は直径が4,5cmほど、実の下から出ている根っこは主となる太い物が一本のび、そこから派生しているものや実からで出ている細い根が短く長く伸びているようです。初めは主の一本の太い根でからだを支え、実が大きくなってからは実で支えることができるため、太い根ではなく細い根のみが出てくるようになったのでしょうか。

11.jpg真ん中で切ったカブがこちら。しっかり中までつまっていました。

カブとサニーレタスの実食

12.jpg今回は当初の希望の通り、カブは味噌汁、サニーレタスはチョレギサラダにしました。いざ実食!

味噌汁の材料はカブと味噌とだしのみ。とてもシンプルな物でしたが、、。実はとても甘く、葉っぱも適度な歯ごたえがしてこちらも甘みを感じて、ものすごくおいしかったです!自分で作ったということもあるのか、本当に満足のできでした!

チョレギサラダはごま油や醤油、そして前回は無かったのりなどを混ぜて作りました。こちらは私が調味料を多く作ってしまったため味が濃くなってしまいましたが、、レタスのシャキシャキ感は前回同様に満足できる物でした!まだまだレタスは残っているので、調味料を調整してまたリベンジしたいと思います。

だるま豆苗

13.jpgさて、順調に成長していただるま豆苗ですが、、連日の強風もあり、室内にずっといれておいていたのですが、、。なんと写真のように、大きく曲がってしまっていました。曲がったのが窓の方向だったため、光に反応して光屈折のようなことが起きていると考えられます。また、前回のコップの時と違って、曲がって成長したとしてもそれを止める物がないことも原因にありそうです。どちらにせよこれではよく成長できなさそうなので、対策を考えたいと思います。

今回はこの辺りで終わりたいと思います。金曜に最終レポートを提出できると思いますが、その後に残りのカブと豆苗についてレポートを何度か出させていただくかもしれません。残り約一週間、頑張ります。

コメント

医学部 宗形さん

育種の渡辺です。カブの出来具合はよい感じですね。しおれた原因がよくわからないですが、水分不足による「萎凋」のように感じます。写真を大きく拡大できないので、詳細が分からないですが。あと、収穫したカブの大きさを示すための「物差し」で計測したのはよいことです。カブの直径だけでなく、葉っぱの長さなども測ると、葉っぱの長さとカブの直径などを比較して考えることができます。この講義はもちろん、教養の講義ですが、次年度から始まる専門の講義でも「数字」で理解したり、「数字」から理解することは大事になってきます。是非、計ることの大事さを理解して下さい。カブの中はきれいで、適期に収穫できていると思います。

サニーレタスは着色部とそうでない部分を原因を含めてよく観察できています。観察は何よりも大事なポイントですから。実食も食べている感じがよく伝わってきます。レポートの最後にあと1週間とありましたが、最終報告は明日27日であることは間違えずに対応下さい。それ以外については、来週月曜日の夕方にラボスタッフのオガタさんからのコメントが投稿される予定です。それも参考にして下さい。


わたなべしるす





宗形さんこんにちは

 ブリュレアイス...... カラメルを炙って固形化(この操作をカラメリーゼという)したものですね。食感、甘み苦みが美味しいです。家ではなかなか作れませんね。それよりも仔虎! 高級焼き肉店ではありませんか! 凄い......

 そして成人式の振袖、いいですね! 振袖とモフモフは最高です。成人式、本人よりも親の一大イベントです。なるべく早く決めて、当日の着付け時間を確保しましょう。朝早くしか取れなかったら悲惨ですから......

 さて記事内容は収穫と実食レポです。

 コカブ、ぐったりしてますね。今まで低温下にあった植物が高温に遭うと、吸水が急激な蒸散に追い付かず、ぐったりしやすいものです。部屋の中は局所的に意外な高温になっている場合があります。よくシクラメンの室内置きでそうなる場合があります。まあ、気にしないで下さい。逆にこのままぐったりしているようならお知らせ下さい。

 収穫したコカブ、他より大きいのはおっしゃる通り日照条件かもしれませんね。もちろん個体差の可能性もありますが、今の市販の種子は「産業的にそろいが良いように」徹底して育種されているものです。

>進撃の巨人

 誰しもストーリーの急展開についていけなかったのでは...... 途中のマーレ人とかの話から壮大になっていき、地ならし、ついにミカサがエレンに立ち向かう側になるとは...... だからこそストーリーが重厚なのでしょうが、個人的にはもっとライトであっても、パーフェクトハッピーエンドの方が......

 収穫もえいやっと一気に行っています。絵本大きなカブ、ですね。歴代受講生の中でも立派な出来で、素晴らしい栽培だったと思います。コカブは双子葉植物なので主根とそこから側根が派生しています。実というか収穫部分の太ったところは、組織的には根ではなく、茎に近い「胚軸」という部分で、そこから出ている根は側根ではなく主根に分類すべきものらしいです。まあ言葉にすればややこしいですね。

 切った断面もしっかり充実しています。ややもすると空洞が入ったりしますが、今回は良い物ができました。

 実食も、味噌汁として使われましたが、美味しかったようでなによりです。この季節の寒さで甘みが増したと思います。そして、葉まで使われたことが素晴らしいですね。充分葉も食べられます。

 鉢に残りの株もあるようなので、間引きを兼ねて順次収穫して下さい。3月に入ると花をつける準備を始めてしまうので味が落ちます。まあ、歴代受講生のうちには花をあえて見たくて長く栽培した人もいたようですが。

 次にサニーレタスもキレイですね! 紫色(アントシアニン)の強さと光の関係まで言及しているのは、観察力があっていいことです。そして実食は韓国海苔と併せてでしょうか? 写真ではボリュームもあって立派ですね。

 トウミョウは徒長状態なのでこうなるでしょう。光屈性もありますが、自分の重さに耐えられていないのが主原因ですね。まあ様子を見ましょう。どのみちエンドウマメにまで成長させるのでなければどこかの段階で見切りをつけなくてはなりません。土に移植して花までもっていくのは......なかなか大変です。

 最終報告、それもまた楽しみにしています。忙しい時期であることは分かっていますが頑張って下さい。

DSC_0297.JPG カルディのパンダアンニン、最高に美味しいですよね。デザート系では一番好きです。

ラボスタッフ・オガタ