東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【重要】2022年度本講義・最終報告のお知らせ(12/22)(渡辺 正夫)

2022年12月22日 (木)

 年末年始の天気予報が出るには少し早い時期。今の予報は10日先までですので。この記事の中でも気象に関することをいくつか記していますが、植物を育てるということは、太陽光、気温、風、湿度、雨・雪などの気象条件によって影響を受けるから。実験に使う植物は屋根があるところで栽培しているので、雨、雪の影響は少ないものの、植物の生長、開花などを考えると、天気予報は気になる訳です。受講生の方々すべてがこうした感性を持つことが必要かは別として、それぞれが行っている事象に関連したことにアンテナを張っておくのは大事なこと

 日本海側を中心にかなりの積雪がありますが、太平洋側は雪になることも少しはありましたが、概ね雨降りのレベル。水やりをしなくてよくなるということはあるにしても、毎日の観察はしっかり行って下さい。また、間引きをする、収穫してもよい大きさになった植物は収穫をして、食レポにまとめて下さい。栽培過程でどのような変化があるのかを記すことももちろんですが、食するという、栽培とは異なる観点から植物を見直すことも大事なことです。特に、間引いたものを食すると、その植物のイメージとは違う味などがあります。何故、そんな味なのだろうかと考えるきっかけになると思います。

DSCN5747.JPG さて、この講義は木曜日の5コマ目の開講という設定です。今年度の学年暦を見ると、10月6日にスタートして、今日が11回目の週になります。15回が最後ということを考えると、70%以上の講義枠は終了。そう考えたとき、このweb上での双方向性のある講義はいかがだったでしょうか。マスクをしての対面での講義も多くなりましたが、リモートでの講義もあるかと。このweb形式での講義は記録として残っているのは2014年から。対面でもリモートでもない講義形式でした。色々な印象を持ってもらっていると思いますが、双方向性を重視した1つの講義形式として行っているというのが渡辺のイメージです。

 で、前置きがずいぶんと長くなりましたが、のこり4回の講義枠(学年暦を見ると、2/2(木)も、講義日ですが、その日は16回目なので、実質的な講義の終了はその前の週)となります。この後、最終報告の項目などを記しますが、最終報告をまとめるにあたり、改めてこの講義のシラバスを読み、この講義から何を学び、何を習得することを目標として受講したのかを考えてつつ、最終報告を記してuploadしてください。なお、最終報告については、例年に倣った投稿期間、形式を踏襲したいと思います。最終報告の記事をupload開始できるのは、2023年1月13日(金)。uploadの完了を2023年1月27日(金), 17:00まで(uploadの投稿時間は厳守のこと)とします。

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 最終報告の内容は、以下の通りです。

 (1) 植物、作物の栽培を行って、最初に想像していたよりも、たいへんだったこと、逆に、以外とうまくいったなどの栽培面で感じたことを、これまでの自分自身の記事(link挿入こと・必須)、さらには、他の受講生(link挿入こと・必須)との比較等で、説明して下さい。撮影していた写真だけど、これまでのプレゼンに使ってない写真を最低限、4枚使って、上述の説明をサポートすること。

 (2) シラバスにも書いたように、植物の観察眼を養うことを目的としていましたが、それ以外の科目などへの波及効果もあったのではないかと思っています。どの様なところに波及効果があったかを、実際の講義名を入れながら、どの様な波及効果なのかを実例を入れて説明して下さい。必要に応じて、写真を挿入のこと。

 (3) 他の講義とは異なり、実質、「毎日がこの講義」ということでたいへんだったこともあると思いますが、逆に、毎日の観察をすると言うことで、どの様なことが身についたのか、感じたことなどを、まとめて下さい。(1)と同様に、自分が行った観察事項については、これまでに書いた記事を参照(link挿入こと・必須)して下さい。先達から学び、それを後輩に伝えることが大事ですから。

 (4) 大学の講義の中でも、かなり、異端の講義形式になっていますが、このゼミ形式で文章を書いたり、それをいかにプレゼンするかと言うことも学んだのではないかと思います。それらを踏まえて、文章を書くという点で、講義の受講前とあとでどのような変化があったか、考察して下さい。

 (5) 理系・文系を問わず、この講義を受講できるようになっています。植物を栽培して、観察するということは、客観的に物事を捉えて、自然科学的なものの見方を学ぶということでもあります。そうした点について、自分自身が習得できたと思う点、他の受講生と比較して、さらに、研鑽を積むことが大事と思う点を、考察して下さい。

 (6) 双方向性を意図して、構築した展開ゼミで、ラボスタッフの増子さん、オガタさん、渡辺がコメントしました。そのコメントにどの程度、followできたのか、意味があったのかということについて、positive, negativeを問わず、記して下さい。必要に応じて、写真を挿入のこと。

 (7) 中間発表で目指した点がどれだけ達成できたのか、positive, negativeな側面について、実際の自分の投稿記事、他の受講生の記事を引用(link挿入こと・必須)して、記して下さい。また、できなかった理由についても考察して下さい。

 (8) 以上の(1)~(8)を踏まえて、この講義で学んだことを、大学での活動を含めた日々の生活に対して、どの様に活かすことができるか。さらには、まだ、収穫していない作物を今後、どの様に管理したいかを記して下さい。必要に応じて、写真を挿入のこと。

 以上の(1)~(7)の項目をそれぞれ独立させて、記述して下さい。この講義で文章力は十分に身につけたと思います。是非、この最終報告で、長い文章にチャレンジして下さい。中間発表は2,500文字でした。前回よりも項目も増えていますので、総文字数として、5,000文字を超えるようにして下さい。必ず最後に合計文字数を示して下さい(linkのURLは文字数に数えないことにします。注意して下さい。)。なお、linkを入れることを求めていますが、HPでの公開後に、linkが機能しているかを、確認して下さい。なお、最終報告のタイトルには、最終報告と言う文字を最低限含み、副題のようなものをつけて、全体を通した「柱」のようなものを示して下さい。

 また、記事をuploadする前に、読み返して、誤字脱字などがないように。また、文章として違和感がないか、などしっかり確認して下さい。web上の記事として書いているのかもしれないですが、最終報告のレポートである緊張感を持って下さい。これまで高められた文章力、表現力を遺憾なく発揮した最終報告を楽しみにしております。

DSCN0089.JPG では、よいお年をお迎え下さい。というか、この冬休みを使ってできるところから準備をするということも大事です。というか、中間報告の時、早めに投稿をされていた方がいたのを思いだして、準備を早めに行って下さい。もちろん、普段の観察、記事のuploadも平行して行って下さい。すでに毎週の記事投稿は習慣になっていると思いますが、念のため。

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 わたなべしるす