東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2022年度カレントトピックスを終えるに当たり。。(1/30)(渡辺 正夫)

2023年1月30日 (月)

仙台にしては最低気温、最高気温が低めで推移していますが、手持ちの植物はいかがでしょうか。-6oCくらいの最低気温の頃は、研究室の植物もしおれていましたが、今日あたりの暖かさで少し復活です。本講義が終わることもあり、収穫を考えています。

IMG_0097.JPGさて、先週の金曜日、1月27日(金)の17:00を〆切として、最終報告もuploadが完了し、その週末で受講生へのコメントも終えました。この講義では、植物を栽培して、観察し、それをおおよそ1週間の間隔で1,000文字程度の記事にまとめて、uploadする。それを見たこちら側がコメントをし、必要に応じて植物をケアしたり、違った角度からの観察などにトライしてもらいました。他の講義よりもずいぶん長いシラバスが書かれてあり、それを読んだ上で、受講希望をこちらに送ってもらうことからスタートしましたが、最初のイメージと同じようなものだったでしょうか。それとも毎週、決まった頃に記事をuploadすることの大変さを実感した方もいたのではないでしょうか。講義の時に、話をしたか失念しましたが、この講義を受講して、毎週決まった曜日(日曜日)の夕方に投稿して、この講義を終えた方は1名です。それも高校生です。自らを律して、記事を書き、uploadすると言うことは各自が自制心を持つことでできるのだと思います。それも大学生だからできる、高校生では無理というのではなく、真にやるべきことを次の学年でもきちんとして下さい。この講義で身につけた方もいれば、そうではなく、反省だった方もいたと思います。反省したことを次の講義に活かすことができれば、だめだった講義も報われるわけです。是非、考えて見て下さい。

毎週行う講義の代わりに、記事をuploadしてもらうことということは各自の記事がどのタイミングでuploadされたかということで分かりますが、今年の投稿にはある種の波がありました。受講生ごとの投稿数の下に、月間の投稿数が積算されています。10月の投稿数が少ないのが分かると思います。この少なさには他のラボスタッフの方々も「今年度はどうしたのだろう??」と心配していました。その意味でも波が大きい学年だったかも知れないです。ある程度、波があるのももちろん問題ないのですが、コンスタントにやるべきことはこなすことができるのも大事なポイントです。できたと思う方はそれを意識して継続するように、できなかった受講生の方はコンスタントにこなすことの重要性を認識して行動して下さい。

IMG_1747.JPG最終報告にも中間報告と同じように「副題」をつけてもらいました。その副題を見ると、それぞれの受講生が何を学び、何が問題として残ったのか、大学の講義としての学びとして、何が重要なのかが分かってくると思います。自分のコメントを読んだので、それで終わりというのではなく、他の受講生の記事とそれに対するコメントを是非、読んでみてください。自分とは異なる観点から見ている場合もあると思います。是非、他の受講生の記事、こちらからのコメントを読んで、この半年間の活動を振り返ってください。

分離問わず、何らかの数字のdataを扱うことはあります。その数字が時系列で変化するような場合、グラフ化することが大事になってきます。また、写真で撮影するよりも模式図を書いてみる方が分かりやすい場合もあります。それに合わせて、どのような文章表現をすることがreader-friendlyになるのかということを改めて考えてください。この講義を通じて、観察すること、その変化を文章化することの重要性は学ぶことができたと思います。あとは、それぞれの分野でさらに、観察力、文章力を磨いてください。また、文章を書くという上で「推敲」することは今回は議論していませんが、書いてすぐに提出するのではなく、何度か読み直す、他の人に読んでもらうということも大事です。是非、そんな呼んでもらえるような友達などを持つことも考えて見て下さい。

ラボスタッフのオガタさんがコメントしていたと思いますが、講義が終わったあとももちろん、投稿は可能です。ここ数年、終わったあとの投稿は少ない状況です。終わったあとも投稿することで何らかのつながりも出てきます。人のつながりは不思議なぐらい「絶妙」にできていますので。今回のこの講義での人のつながりも大事にして下さい。受講生のみなさんの観察力、文章力が向上することを祈りつつ、この講義を終わりとします。

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わたなべしるす

PS. 授業評価を頂いてない受講生の方がいましたら、mailで案内したとおり、前期と同じ形式です。対応して下さい。