カブの悩み‥(農:柚原結女)
2023年11月21日 (火)

こんにちは。今回からはカブが主役の内容となります。
投稿する内容が溜まってしまっているので、数回に分けてお伝えしていきます‥
それでは本文に入る前に‥
今回の写真は祖父母の住む岐阜県飛騨高山の風景です。
目次
1. 徒長という悩み
2. 風対策
1. 徒長という悩み
栽培から27日目、午前1時頃(気温11℃、湿度83%)、カブの姿を見ると‥
葉は大きくなっているものの、かなり茎がヒョロヒョロと伸びており、倒れかけている個体もありました。
そうです‥まさに徒長です。
渡辺先生や過去の記事でも複数指摘されてきた「徒長」ですが、私の栽培しているカブでも見られ、かなり厄介かもしれないです。
今年10月の天気を振り返ってみると、私の栽培環境では午前中しか日が当たらないため、その時間帯は曇りが多かったように感じます。
今後のさらなる徒長と防ぐ対策が必要となるでしょう。
単純に光の照射量を増やすのであれば‥かなりヘンテコな考えではありますが1つ思いつきました‥
私はほぼ毎日5時半から8時頃まで、青葉山の馬場の駐輪場に自転車を停め、その後大抵は夕方まで青葉山キャンパスの駐輪場に自転車を停めています。
ポイントは、どちらの駐輪場にも屋根は無く、日当たりのいい場所であるということです。
つまり...
植木鉢を持ち歩けば良いのでは!
尾形さんが指摘されていた「置き場は動かさない」という不文律を聞いておきながら、なんともおかしなことを考えてしまいました‥そもそも移動時が大変な予感しかしませんね‥
動けない植物って本当にすごいな。そして適応できないものは淘汰されるという厳しい現実を植木鉢ごしに感じました。
ということで、徒長対策として今できることはというと、
土寄せをすること、水分調節をする(回数を減らす)
でしょうか。
この日は、軽く土寄せをしました。
栽培から31日目、午後8時頃(気温14℃、湿度76%)、カブの姿は‥
またもや、徒長していました。
どうしたものか...頭を悩ませます。
2. 風対策
それからもう1つ、直近の課題として、風対策がありました。
私の栽培しているベランダは風が強い傾向があると以前から懸念していました。
様子を見ていましたが、徒長が観察されるようになってからは、茎の傾倒が見られるようになりました。
今後、徒長してしまった個体に対しては土寄せをする予定ではありますが、
そこで栽培から31日目、風よけを作り、設置することにしました。
といっても、かなり簡単なものです。
支柱3本を鉢植えに固定し、側面は日光が当たるように透明なビニールで囲みました。
密閉はせず、上部分は開けました。
そして、カブ、頑張れ‥!と見守ることにしました。
※上の写真は、今回の記事で書いた期間よりもかなり後に、風よけの写真を撮り忘れていることに気付いて撮ったものです。カブの成長に関しては目を瞑って下さい‥
今回の記事はここまでです。
それでは、よろしくお願いします!
コメント
柚原さんこんにちは
トップの画像は、何というかプロっぽくて、カレンダーのようです。「日本の一年」という感じですね。高山には数回行ってますが、賑やかなところしか見たことがなく、こういった風景があったとは驚きです。
さて、カブは徒長気味ではありますが、程度としては軽いと思います。本葉の展開が遅いながらも続いていますから。それに日照時間が本当に午前中だけでも、あるいは3時間程度でも確保できていれば栽培は可能です。
鉢の移動はしない、お分かりの通りです。そして考察にある「適応できないものは淘汰される」、これも事実ですね。弱いものは「くっ、俺はここまでだ。皆は行ってくれ! 後のことは......頼んだぞ」というキャラになります。
徒長対策に土寄せと水制限、これはセオリーですね。ただ、むろんこれは症状緩和であって根本的な対策ではありません。見ると既に間引きのタイミングを逸してしまっています。せめて日照不足なら競合をさせない、と考えるべきです。ここまで成長し、葉が重なりあっているならば現時点で鉢に4株くらいが妥当ではないでしょうか。本ゼミが双方向である理由はこういったタイミングのことも含んでいます。もちろんそれだけが理由ではありません...... 栽培には幾多のハードルがあり、考察するべきこともまた多くなります。大まかな方向性を正しく認識し、細かなテクニックをタイミングよく駆使する、いずれも重要です。それを可能にするのが双方向です。栽培した結果報告をまとめて行うなら絵日記と同じになります。実際、間引きのタイミングもですが追肥のタイミングも逸してしまいそうです。
風よけの工夫は綺麗ですね。最初は温室なのか?とも思ったのですが、上が空けてあるのですね。この時期の気温なら、温室風にしてしまうと蒸れの可能性が出てきますので、風よけに徹するのは非常に適切な判断です。
ともあれ、全体的に成育は続いていますので、期待できそうです。また中間発表もお待ちします。