東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

東北大コラム第3回「すごい『トウモロコシ』の作り方」掲載中

2015年8月19日 (水)

今日で3回目になりました。「すごい『トウモロコシ』の作り方」が掲載中です。今回は、現在の作物品種育成のメインストリーム、一代雑種育種法について説明しております。


今から数十年前・・・市販の種子から育てたトウモロコシは実入りが良くて甘かったのに、自家採取のトウモロコシはスカスカで甘くなかった、という渡辺教授・少年時代の実体験から着想を得ております。

News Releaseの補足では、一代雑種育種法の原理、雑種強勢について触れています。トンビの子がタカを生む、と申しますが、雑種強勢はまさにそれ。親よりも飛びぬけて良い形質を得られる、魔法の組み合わせについて説明しています。その原因は詳細には、未だ謎らしいですね。

実は一代雑種育種法ですが、家畜品種育成にも良く使われています。食肉用の豚で、"~~三元豚"という品種を聞く事があるかと思います。これは、3種類の純粋種を組み合わせてますよ、という意味です。知ってた?私はこないだまで知らなかったです。

反面、純粋な種である、それぞれの地方の在来種についても大きく見直されてきています。京野菜、加賀野菜について描いてますが、当研究室に北陸出身者が多いためです。

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