スズキです。
暑さ寒さも彼岸まで、とは言いますが、日中は例年より温度が高い仙台です。東北大学片平キャンパス・生命科学研究科本館の中庭には金木犀が植わっていて、最近、花が咲いて香りがするようになりました。日も短くなり、否応なく秋を感じます。
そんな中、ここ最近、研究室で色んなお祝いごとがありまして、フルーツパーティが開かれました(いたがき本店でいとうさんが買ってきてくださいました。ありがとうございます!)
ぶどうに梨にグレープフルーツ、キウイフルーツ、すももなど、あらゆる果物の宝石箱!みんなで手分けして皮を剥いたり、切ったりしました。どれも甘くて瑞々しく、大変美味しかったです。渡辺教授、ご馳走様でした!
さて、そんな渡辺研ですが、最近、スズキの机には、なぜか掛け軸がかけられています。
「やるか、すぐやるか」???
なんとこちら、NHKの番組『みんなで筋肉体操』の筋肉指導・出演などでおなじみ、順天堂大学スポーツ健康科学部の谷本道哉教授直筆の掛け軸です。なぜ直筆?なぜ私の机に?実は先日、私がほぼ日の學校のプレゼント企画に応募し、当選したのです。びっくりしたでしょう。私もびっくりしてます。
ほぼ日の學校とは、様々な分野の方がご自分の専門分野や知識・考え方を話して下さって、それをどこでも視聴することができるアプリです。私は、家事や通勤、子供の送り迎えや、実験のスキマ時間に、ラジオ代わりに聞いています。人の話すリズムが、作業のお供にピッタリなのです。
ほぼ日の學校での谷本道哉教授の授業は、私がもともと『みんなで筋肉体操』が好きだったこともあって、聴いてみようと思いました。本格的ではないのですが、去年からジムに通いはじめ、筋トレをして、高血圧などの体質改善に取り組んでいる私。しかし、中学・高校と文化部で、大人になっても運動と無縁だった私には、運動や筋肉についての知識や体感が少ないのです。
そんな中、谷本教授のお話は、初心者にもわかりやすく、ハッとするお話ばかりで、とても面白かったです。ツラい筋トレを続けるための前向きなマインドセット、スロートレーニングの重要性、筋肉を効果的にトレーニングする常識はどんどんアップデートされている、など。
谷本教授の授業の一部は以下のほぼ日の學校公式youtube、文章としては、ほぼ日刊イトイ新聞「老い」と「筋肉」は前向きに考えようから、ご覧になれます。フルバージョンは、ほぼ日の學校で視聴することができますよ。
(12分30秒あたりから説明されているスクワット、とても効きますよ)
動画にもあるのですが、谷本教授は3つの筋肉標語を掛け軸に書いています(授業の間も背景に映っているものです)。
「やるか、すぐやるか」
「キツくても、ツラくない」
「あと5秒しかできません」
私は掛け軸プレゼント応募にあたり、できれば「やるか、すぐやるか」が手元に来たら嬉しい、と希望に書きました。そして、もし「やるか、すぐやるか」の掛け軸が、万が一にも私の手元に来ることがあったら、私は後回しにしがちなことを頑張ろう、と決めていました。
その一つが、仕事机の片付けです。掛け軸をきれいにかけるためにも、積みあがった書類などを片付け、処分しました。滅多にやらない事をしていると、近くの学生やスタッフは、すぐに様子がおかしい事に気づきます。ありのまま事情を説明し、感嘆のどよめきをもらいました。
しかし、渡辺教授には説明しそびれたまま、なんとなく日々が過ぎました。先日、ついに渡辺教授に認知されるに至り、事情を説明すると、
「ダイアリーに記事を書いておいて」
と言われ、こうして書いています(記事を書くにあたり、ほぼ日の學校・スタッフの方にも連絡し、快くOKをいただきました、ありがとうございました)。書くか、すぐ書くか、です。
「やるか、すぐやるか」
筋トレについての言葉ではあるのですが、あらゆる物事に通じる言葉だと思います。なんとなくエンジンがかからない時、あと一歩背中を押してほしい時。目にして頑張ろうと思います。今年もあと3か月弱。後回しにしていたこと、やらなくてはならないこと。一層、頑張ってみようと思います。
スズキ