磐城高校の皆さん、ようこそ!
2017年4月21日 (金)
こんにちは、M1の引地です。
仙台市は4月の下旬になっても肌寒く、未だに朝と晩の通学では防寒着が欠かせません...。
さて、本日の午前中には福島県立磐城高等学校の1年1組の生徒さんと先生方が、総合的な学習の活動ということで、この片平キャンパスに研修に来てくださいました。
1年生ということは、ついこの間まで中学生?2000年代生まれ...若い!などと、M1の間では盛り上がっておりました。 実際にご対面したら、ピカピカの制服に身を包み、やはり初々しいなと感じました。
午前9時15分頃、生命科学研究科前にてなべさんのご挨拶。
生徒さんが40人いたので、10人ずつ4班に分かれ、研究室や温室の案内をしました。
なべさんのデスク付近にはしろたん(可愛らしいアザラシのキャラクター)のグッズが沢山置いてあります。あとは専門書からキン肉マンなどの漫画も...と紹介し、実際に生徒さんをなべさんの椅子に座らせてみたりもしました。中々ない機会ですからね。教授の椅子の座り心地はいかがだったでしょうか。
奥は職員さんや大学院生のスペースで、水槽があり、魚やエビ、タニシを飼っています。生徒さんも興味津々で見ていました。
続いて実験室のご案内です。説明は我々M1(ごんちゃん、たかさき、においくん、私)の4人が主に行ったのですが、辺本さんと岡本さんにもサポートを頂き...ありがとうございました。
実際に4℃の部屋に入って、寒~い冬を体験してみたり、「殺し物専用機」(ドラ○゛ンボールのフ○―ザ様の絵付き)のインパクトに笑ったりしましたね...。(※殺し物専用機というのはオートクレーブです。)
生徒さんはリアクションが素直で、中にはメモを取りながら熱心に聞いてくれる子もいました。本当に真面目な子達で...我々も逆に見習いたくなりました。 高校生、ましてや入学して間もない子達が初めて見る実験装置や器具も沢山あったかもしれません。
帰ったら、こういう物を見てきたよ!と是非お家の方にお伝えください。
続いて外に出て、温室を見学しました。
一見黄色いお花で、最初は全部同じ植物に見えたかもしれませんが、葉っぱなどをよく観察すると、微妙に違います。同じアブラナ科でも、ミズナだったりハクサイだったりブロッコリーだったり。食卓の野菜のこれとこれは実は親戚だったのだと意識すると、面白いですね。
生徒さんには、他の研究室(東谷研、児島研、日出間研)もローテーションで見学してもらいました。研究に興味を持っていただけたでしょうか。高校生になったばかりの子は、大学でどのようなことを学びたいか、ということも不明確で、大学院ではどういう人がどんな事をしているのか、まだ分からないかもしれません。もしかしたら、今まで大学院という施設があったことすら知らなかったかもしれません。今日の活動を通し、ふんわりとでいいので、大学院のことについて知ってもらえれば幸いです。オープンキャンパス等にも参加して、まずは見ることから始めると良いと思います。
本当は桜が満開の時に片平キャンパスを見て回ってもらえたら良かっただろうなあと思います。生憎、先週が見ごろで、先日の強風でほとんど散ってしまいました。是非、またいらしてください。
そういえばなべさんが科学者の卵養成講座の宣伝をしていましたが、以前の記事にも書いたとおり、私もかつては受講生でした。一言で言えば、オススメです。
高校生の頃は、現代の研究について知る機会は自ら能動的にならないと少ないわけで。インターネットの普及により、手軽に物事を調べることは可能にはなりましたが、進んで科学について調べることは、あまりないですよね...。
この講座では、大学の先生が大学の講義のように、研究内容をお話ししてくれます。発展コースに進むと、実際に東北大学で数日間にわたる研究を体験することができます。最近だと海外まで行っているとか...。高校生で、研究に興味がある人はもちろん、文理を問わないので取り敢えずやってみようかな、という人もまずは応募してみるといいと思います。
長くなりましたが、磐城高校の皆様、本日は遠路はるばる来ていただき、ありがとうございました。
PS.母校の福島県立福島高校がインフルエンザにより学年閉鎖だそうで...驚きを隠せません。春になっても予防対策しなければいけないと思いました。早い回復をお祈りしております。
PS.のPS. 打ち合わせをしたわけでもないのに、今日はM1の4人が似たような色合いの服装でした。何かのユニットみたいになりました。
M1 ひきち