【アウトリーチ活動】5/28(日)~6/3(土)のアウトリーチ活動(出前講義)(5/30)
2017年5月30日 (火)
週の前半からはずいぶん暑く、火曜日は今年一番の暑さとか。。。今週からプロ野球はいわゆる、交流戦。セ・リーグのとあるチームを応援していることもあって、勝ち越すことができるのか、気になるところでもあり。。。
5/30(火):大阪府立天王寺高等学校・SSH天高アカデメイア「農学・生命科学系大学教授から見た高校生の進路選択へのアドバイス」
先週の仙台は涼しい感じでしたが、今週の火曜の大阪はかなりの暑さ。その中で、大阪府立天王寺高等学校への出前講義。今年で6年目。不思議なご縁で長くお世話になっている高校の1つです。2年生全体に、渡辺のこれまでをモデルにキャリア教育。最初に学年主任の先生から渡辺の紹介。いま、噂になっている「今治」の出身と。。。確かにこのところ、テレビをつけると「愛媛県今治市」というのはよく見るわけですが。それはと、聞いてみても、意外と反応が。。。また、いつものようにniceな回答をしてくれた方に渡辺の論文の「別刷」をプレゼント。数部ですが、2010年の「Nature」を用意して、この雑誌を知っている方ということにも、反応が薄くて。。。ちょっと、これは困った。。。何を考えているのか、こちらが「忖度」しながら、講義をすすめないといけないのか。。。ただ、講義が終わったあとにずいぶんたくさんの質問をくれたり、そんな様子からは、しっかり考えているけど、はずかしいのか、反応がちょっと薄いだけなのだと。。。
去年のここでの講義で、グレーゾーンへのチャレンジというか、1-0でなくて、どこまでやってみるかと言うことを、子供の頃に味わったであろう「道草」での「花の蜜」を吸ってみるときに、何を考えるのかと言うこと。たとえはよくないかも知れないですが、状況を判断して考えること、それはなにをする上でも大事なこと。これからの課題研究であったり、色々なことへのチャレンジの道が開かれたのでは。渡辺が「科学」に興味を持ったのは、当時のアニメのおかげ。何かをしようということでのきっかけはそんなことでよいのではと思っています。実際、植物、作物の品種改良をやってみようと思ったきっかけは、テレビのNHK特集でしたので。。。
大学へ進学するとき、どの様なことを考えるのか。もちろん、何かこんなことをしたいというのがあるだろうと。というか、そうあってほしいと。そんな時、師匠との「相性」を大事にしてほしいし、色々な悩みを抱えたとき、相談できる色々な方を準備というか、そんな方がいてほしいと。友達でも師匠でも。あと、せっかくやるのであれば、1番を目指してほしいと。1番高いところの表彰台というか、そんなところに上がった方もいるだろうと。その時、また、そんなことにチャレンジしたいと思ったのでは。。。そんなチャレンジに向けて、座右の銘を持つのもよいことではと。
講義が終わったあと、15minほどの質問の時間を用意したのですが、それでも足りないくらいのたくさんの質問。それもかなりシビアな質問。今の科学・研究が置かれている立場。また、植物、作物の品種改良というか、育種というものについて等々。最初にも少し書きましたが、静かに聞いている学年でしたが、心の中には、かなり暑いものがあるのだなと。。。最後に、全体を代表して挨拶してくれた方もとてもしっかりしていました。育種をしたいという方、是非、いっしょに世界一を目指して研究をできればと。楽しみにしておりますので。今年度もお世話になった武井先生、2年生の学年団の先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。また、来年度も伺えることを楽しみにしております。
わたなべしるす
PS. 講義のあと、今治タオルで作成したハンカチを作成したとか。今年は、今治と天王寺高校との関係を話すのを忘れていたのですが、サッカー日本代表の監督もされた方。今は、今治のチームのオーナー。意外なつながりがあるわけです。
PS.のPS. 校長室には、今年も気合いのこもった掲示物が。大事にしないと。。。この気持ちを。そんなことを考えるきっかけでした。ありがとうございました。