東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

危機、奮闘、主力(8/15)

2017年8月15日 (火)

 8月も半ばというのに、雨が降り続いている。新聞記事に取り上げてもらえるほど。かなり低い。研究室の中は、空調なしでも26oCくらい。もちろん、外気温は21~23oCというのがここ数日。おまけに、しとしと降る雨のおかげか。お昼の買い物に出かけただけで、ぬれてしまう。。。困ったものであると言うか。。そんなお盆休みだからなのか、その当たりはよくわからないが、研究室の廊下に当たる部分が雨がひどくなると、かなりの雨漏り。。。天井に耳を近づけると、水が滴下される音が。。。学生さん、スタッフの皆さんが昼の食事の時間を返上で普及などに。。。「天災は忘れた頃にやってくる」とはよくいったもので。こうした「危機」、平時には起きてくれなくて、こんな時に起きる。。。事務は水曜までお休み。。。それまで、雨が降らないことは無理なので、激しくならないことを祈るのみか。。。科学をやっているものとして、最後は神頼みはしょうがないにしても。。。ちょっと情けない。こんな時の危機管理のためにも、もう少し何かできることをこちら側のカードとしてないと。。。こんなお盆の帰省ラッシュの頃にと言われるかもしれないが、将棋の棋戦は昨日も今日も行われている。昨日は、第30期竜王戦挑戦者決定三番勝負の第一局。羽生三冠の先手で松尾八段が後手。途中までは、書き物をしながら、見ていたが、結果を知ったのは今日になって。きょうは、第59期王位戦予選で藤井四段が登場。こんな時期でもプロはプロの仕事をしているのだなと。

20170815162949-b76f4b987a7bea535bb2f8bd9f4cb5e29cd490e4.JPG そんな涼しさの中でも熱い戦いをしている将棋の世界。もちろん、研究室も先のように「雨漏りとの暑き攻防」。いつものメンバーの半分くらいだったが、皆さんの奮闘のおかげで。とりあえず、最悪の事態だけは。。。もう少し道具があれば。。。あれこれとできるわけであるが、あと1mほど、届かず。。。生き物を扱っていると、日々、生長する訳なので、それをいかに見て、記録するか。その当たりが勝負となる。何よりも、書いてみることであろう。写真を撮るよりも。書いてみると、違いの雰囲気が身にしみるような。。。そんな熱い戦いをしているのは、他にも。最近はやりの外来種。本物を見たいのはあっても、拡大は縮小して駆除されないと。最初が肝腎であるので。

20170815163025-951c7c4329333b265d7715fd40fb2923a377cd2f.JPG 桁外れの熱さ。1億2千万度。核融合研のヘリカル型装置でプラズマ温度が1億2千万度になったとか。。。子供の頃の、ゴジラ、マジンガーZなどの熱線の温度を遙かに超えている。。。世界的には、核融合での発電の主力はトカマク型だったような。来月の科学者の卵養成講座で工学部の電気関係の先生に聞いてみるとして。。。今世紀半ばには実用化をさせるとか。。。桁外れという点では「スーパーカミオカンデ」も。2年ほど先には、「反電子ニュートリノ」が観測できるとか。。。物理が分からないので、そのすごさが分からないが。。。そんな熱さを少し分けてもらって、「やませ」の夏をどうにかして修復して欲しいものである。雨漏りの修理というか、救援と一緒に。このあたりで筆を置いて、書類を仕上げないと。書き物も、一緒に。そういえば、今日は8月15日。72回目の終戦記念日。先の大戦でなくなられた多くの方々に黙祷。そんな1日であった。

20170815163042-4b075f7e16921906f4200620dba821df190d2fa0.JPG
 わたなべしるす

 PS. 研究室の卒業生の方も来仙とか。。。時間がなくてお目にかかれなかったのは、残念ですが、また、お立ち寄り下さい。

 PS.のPS. 先の藤井四段について、谷川九段のコメントが。。。なるほど。基礎的な色々なことを理解しておくことは、大事なのだなと。あらためて、「科学者の卵養成講座」での基礎力の養成の重要性を理解できたのでした。



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