東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

破壊、頑丈、無力(9/20)

2017年9月20日 (水)

 32年前。1985年9月20日であろうか。教養部の2年で、集中講義(当時は、連続講義で、連講と呼んでいたような気がする。。)の頃だったか。あるいは、有機化学の前期試験があったような。。。いずれ、あのときはちょっとしたことがあって、農学部の150名全員が再試験だったはず。全然できなかったので、改めて、勉強し直して、何とかカバーしたような。。。農学科も必須の単位だったと思う。いずれ、大学で普通の長期の夏休みの最後。3年生の時は、4年生で配属なる植物育種学研究室でイネのサンプリングのアルバイトと自動車の運転免許を取得していた。なので、あれこれと覚えている。あれから32年もたつのだと。。。そんな今日、メキシコでM7.1の地震が。建物が倒壊し、首都のメキシコシティも町が破壊され。。。現地で仕事をされている日本人の方は、震源から離れていたこともあって、無事を確認。ほっとした瞬間であった。。。

20170920173725-ecc0a5783ec373d12ce1f9aee2b27eb3a1ead835.JPG 壊滅的な被害をもたらしたメキシコ地震。ぴったり、32年というのが何を物語っているのか。。体に被害をもたらすのは、ウイルス、細菌、糸状菌などなど。胃潰瘍、胃がんへ寄与率が大きいと言われるのが、ピロリ菌。もちろん、それにも遺伝的多様性があり、東アジアのは、強力とか。。。強力な原因は細胞への頑丈な結合力なのか。その当たりはきちんと論文を読んでみないと。いずれ、きちんと検査をすることが大事なのであろう。予防というか、検査で安心をgetするのは必須のような気がする。

 どんな頑丈なものも無力化できるのだろう。生き物と生き物であれば、いわゆる、共進化。植物と植物病害微生物との相互作用。植物が抵抗性を生み出せば、病害微生物もそれを乗り越えようとする。アブラナ科植物の自家不和合性も共進化であるが、雌雄で無力化をするわけではない。それに対して、ナス科、バラ科の場合は、花粉側が雌しべ側の因子を無力化しているような仕掛け。詳しいことを書くと長くなるので。。。無力化するために、導入されたマングース。生態の仕組みが十分に理解されてなくて、駆除をしているところ。。。。なかなか難しい問題である。昨日の第65期将棋王座戦・五番勝負の第2局は、後手の挑戦者、中村六段が勝利。羽生王座がカド番に。。。時間がなくてどの様な勝負だったのか、攻め勝ったのか、守り切ったのか。いずれ、渾身の一手がどこかであったのだろう。頑丈な守備を破壊してという点では、アメリカンフットボールはぼちぼち、シーズンに。。。1985年頃、学生リーグで強力なチームは京都大学。ずいぶんとテレビで試合を見ていたような。。。一時期の低迷から脱して復活とか。そんなことを思い出した32年前であった。

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 わたなべしるす



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