東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

豪雨、証明、研鑽(8/16)

2019年8月16日 (金)

 台風10号が最初の予想よりもかなり遅い。暴風域がなくなったとは言え、仙台での雨風の影響は今日が最大の模様。もちろん、昨日、8月15日は西日本の交通が終日麻痺していた。これまでの豪雨のような被害はないものの、落下物など、各地で被害があった。台風が通過すると、えてして暑くなる。今回もその法則に従うというのか、9月に入っても平年より高めというか、仙台の8月末が30oCを超えるとか。少し涼しくなりかけただけに、秋作の作付けをどうしたものかと悩みはつきない。

20190816114751-44f8c101be688d97f2894e60f2e6f6d3c6f194b6.JPG 夏のこの時期、植物が花を咲かせている。いつも通りにこの時期のもあれば、開花時期がずれているものも。キャンパス内の木々を見ると、意外と開花時期に気づかないものもある。ただ、道ばたには「花粉らしき」落下物も。もちろん、それを証明する必要があるのであるが。。。もちろん、毎年咲くものもあれば、そうでないものも。何十年と開花しないものが咲いたと。環境要因の何が影響したのか、調べてみるとおもしろいとも思える。ただ、どうも花が咲くからくりを証明するのは、容易ではないのも事実である。

20190816114311-4df92f428ad6dcfdad63986a1eb553a1a6bd9737.JPG 学生をしていた1980年代から30年余り。仙台の気温が上昇したのは実感としてある。学部の3年の時だったろうか。8月上旬に仙台でも豪雨が。雨宮キャンパスの北六の通りが水浸しで、圃場のイネも冠水していた。気温も低く、涼しいを通り越して、肌寒い中でイネのサンプリングを手伝ったのをも出す。植物の花を扱うと、農繁期に偏りが。もちろん、開花している花を使わないと言うことも可能な時代。多様な実験系でからくりを証明するためにも、毎日の研鑽で予想外の状況を突破することが大事なのであろう。そんな夏のひとときであった。

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 わたなべしるす

 PS. また、大学周辺が少し騒がしい。。しばらくの間なのであろうが。。。結果はいかに。。。




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