【アウトリーチ活動】岩手県立盛岡第三高等学校・SRH発表会、青森県立五所川原高等学校・特別講義、福島県立福島高等学校SSH生徒研究発表会、運営指導委員会(2/21, 22, 3/3追記)
2020年2月22日 (土)
暖冬でここまで来たこの季節も、この三連休は荒れ模様とか。。天気とは別のなんとかvirusも。。どこまで行くのか、解決法は。。もう少し植物病理学を学んでおくべきだったかなと。もちろん、対応が同じと言うことはないと思いますが。。。2月も来週で終わり、将棋の名人戦A組も最終戦。並行して行われている王将戦も2勝2敗のタイに。。。将棋の熱戦に負けないように、教育研究に精進しないと。
2/21(金):岩手県立盛岡第三高等学校・SRH発表会
岩手県立盛岡第三高等学校のSRH発表会へ。この時期であれば、まだ雪が残る盛岡。暖冬のおかげというのか、ほとんど雪がない状態。暖冬になるという読みが難しいとはいえ、今年の冬の気象条件と様々な事象を観察・観測したら、これまでにない課題研究ができるのではと思えるほど。。。玄関先には、welcome boardが。ありがとうございました。
ポスター発表、学年としての探究活動、理数探究活動の口頭発表も。ポスターではこれというものとdeepな議論も。楽しい時間でした。本来なら、午後からも発表会は続いていたのですが、午後からは後述の青森県へ。ということで、また、次年度も運営指導委員を賜ると言うことで。ありがたいことです。お世話になります。最後になりましたが、中島校長先生、SRH担当・畠山先生をはじめとする関係の先生方に、お礼申し上げます。ありがとうございました。次年度の中間発表会を楽しみにしております。
2/21(金):青森県立五所川原高等学校・特別講義「高校で課題研究が大学・大学院での研究につながる」
午後からは青森県立五所川原高等学校、理数科1年生に課題研究を行うための基本的なことの講義。この1年生には昨年の11月の2年生の課題研究発表会でお目にかかったメンバー。時代を反映してか、男女比率も半々。渡辺の頃は、10:1から5:1のどこかに落ち着くくらい女子が少なかったのですが。。
五所川原高校に来るまでに、高大なリンゴの果樹園が。もちろん、枝だけになっているわけです。また、従来の栽培手法に加えて、矮化台木への接ぎ木をして、列をなして栽培している先端的なところも。この時期は開花前なので、秋から冬に生長した枝の整枝剪定作業をされている風景も。また、岩木山もきれいに見える天候。逆に言えば、この時期としてはあり得ないくらいの積雪の少なさ。来冬までの農作業のどこかで影響が出なければよいと思いつつ。
そんなことを思いながらの移動でしたので、講義のきっかけをこの「リンゴ」を話題にして。普段、あまり考えてなくて、観察をすること、なぜと思う心を醸成することの大事さを理解してもらえたのではないでしょうか。何か欠けている部分があれば、この1年間の課題研究でのトライアンドエラーで学んでほしいと。また、実験結果をその度ごとに整理し、まとめて、次の実験の方向性を決める。実験をすることが楽しいことも大事、でも、まとめて発表することももっと大事なこと。それを忘れず、一年間研究に励み、11月の発表会を楽しみにしていると。講義が終わったところで、質疑応答も。よい議論の時間でした。
講義の前後に中村校長先生と昨今の教育事情についての議論の時間。英語が専門なのですが、自然科学というか、農学というか、植物というか、そんなことにも造詣があり、青森リンゴの話など、とても貴重な時間でした。また、次年度も継続して、発表会、講義をお願い頂きました。ありがとうございました。よろしくお願いします。最後になりましたが、中村校長先生、講義担当・佐々木先生をはじめとする関係の先生方に、お礼申し上げます。ありがとうございました。次年度の中間発表会を楽しみにしております。
PS. 3/4(水), 9:15. 今回の出前講義のレポートが昨日の郵便で到着。時間を見つけて、返事を書きますので。それから、五所川原高校のHPに出前講義の記事を見つけました。生徒さんたちにもよい刺激になったようなので、ほっとです。ありがとうございました。
2/22(土):福島県立福島高等学校SSH生徒研究発表会、運営指導委員会
土曜日は福島県立福島高等学校へ。この日は西暦で綴ると2020年2月22日。和暦だと令和2年2月22日。何とも不思議に「2」が並んだ日付け。玄関先の紅梅、白梅も開花が。開花に差があるのは品種間差異なのか、そこまで調べられてないのですが。また、結実するために自家不和合性のS対立遺伝子がどの程度多様なのか、ふと。。
SSH発表会は口頭発表、ポスター発表、ディベート決勝。例年であれば、渡辺から質問することも多い、口頭発表。今年度は生徒さんからの質問が多くて、渡辺からの質問の時間を作るのが難しく。。。ポスター発表ではいくつかのものとdeepな議論を。科学的観点はもちろん、その歴史的背景、その結果がもたらすことなど、こちらも考えさせられましたが、発表をした生徒さんたちもこれからの様々な活動に活かすことができればよいのですが。。。最後のディベート決勝。昨今の教育問題がテーマ。もう少し直球での議論があれば、・・・、そんなことを思う場面も。一方で、福島が生んだ偉人の音楽を効果的に使っていて、niceでした。シメの講評を福島大・佐藤先生、渡辺から。議論の大切さ、将来の人材育成、先見性など。そんなことを大事にして、頑張ってください。
最後は、運営指導委員会。今年度も委員長として座長を。今年度の振り返りと次年度に向けてのdeepな議論が。その中身については、いつもながら、秘匿事項と言うことでご容赦を。こちらがいくつかのSSH運営指導委員会に出ているので、その中で議論になったようなことを紹介したり。いずれ、よい意見交換ができ、次年度につながるのではと。ありがとうございました。最後になりましたが、竹田校長先生、SSH部主任・高橋先生、はじめとする関係の先生方に、お礼申し上げます。ありがとうございました。次年度もさらなる発展ができるように、コラボしたいと思いますので、よろしくお願いします。
PS. 12/14(土)にコラボした「ふくしまサイエンスフェア」の参加者は1,713名だったと。確かに、大人数でした。盛会であったことを改めて、ほっとでした。
PS.のPS. これまでSSHでお世話になった先生方、運営指導委員の先生方とも時間を見つけて、deepな議論ができました。ありがとうございました。実り多き出張でした。
わたなべしるす