東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【教養講義】「大学生のレポート作成入門-図書館を活用したスタディスキル-」講義への総括(7/27)

2021年7月30日 (金)

 いつもであれば、2回の講義、2回のレポート提出のあとにコメントをuploadするのですが、気がついたら、講義の最終回も終わり。。。with coronaと言うことで行った2年目の講義。反省とfollowと言うことで、記しておきます。受講生の方々に参考になれば。

 講義はいくつかのことが重なり、1回目は録画したものを見ていただき、2回目は図書館の方が論文検索の実習をしてくれました。1.5hrの講義を対面で行うのと、録画でやること、学生さんにとってどちらがよいのかは、それぞれあるかも知れないですが、録画の方が話をすべき内容をほぼ伝えることができると思っています。対面の場合、その場の雰囲気で盛り上がると、その部分の余分の引き出しを開くので、全てを話しきらないことも。いずれ、配付資料を見て、レポートを書くとき、修正するとき、ちょっとしたことに気をつけるだけで、ずいぶんとよいものになりますので。また、databaseは論文を探すだけでなく、多様な使い方があるので、それらを参考して、これからの大学生活に活かして下さい。

20210730184800-1eb8d5330c625bb1c12e8c27e0aeebab15598629.JPG 肝腎のレポート。かなり苦戦されたのではないでしょうか。もちろん、これだけに集中しているわけではないので、大変だったと思います。ただ、実際に他の人からコメントをもらい、自分とは違う角度であれば参考になったり、再考するきっかけになるのでは内でしょうか。また、話のストーリーを考えていても、実際に書いてみると、それとは違う方が、よかったり。いずれ、文章の断片でもよいので書いてみて、それをどの様に繋いだら話が自然でおもしろいのか、ということを、是非考えて見て下さい。起承転結ではないですが、問題提起、それがどの様なことなのか。それ以外にideaはないのか。で、結論は。というのが、起承転結のパターンともいえるかと思います。いくつかのレポートのパターンを持つことで、文章を書く幅も広がると思います。そのためにも、数多くのできるだけ長い文章を書くように心がけて下さい。

 講義の最後に、後期の講義科目のお知らせ。展開ゼミで秋冬野菜を盆栽として育ててみよう--栽培を通して、観察眼を養い、栽培の大変さも理解してみよう--」を、木曜日の5コマ目に開講します。過去の講義はwebで全て見えます。観察をして文章を書くことの繰り返し。このレポートの講義と同じように、feedbackを行います。文章もですが、どんなところに着もするか、それをどう表現するか等々。今年度から諸事情で10名の募集枠にします。渡辺のHPから改めて後日、紹介しますので、興味がある方、申し込んでみて下さい。コスパがよいか、難しいところですね。ただ、文章を書くことが苦痛で亡くなるというのは毎年の受講生の感想です。

20210730184818-02b988da817edd40089a6a1286f5648bfb95955c.JPG
 わたなべしるす



ARCHIVE