【リモート・現地でのアウトリーチ活動】みらい型科学者の卵養成講座・特別講義、岩手県立一ノ関第一高等学校・SSH特別講義(7/30, 8/22)
2022年8月22日 (月)
6月末に梅雨が明けるという普通ではない天候。8月は比較的雨が多く、ずいぶんと湿度も高い時期があったですが、お盆を過ぎた頃から少し空きらしい乾燥した空気に。オミクロン変異のBA5系統のためか、コロナ感染の拡大が。そんな中、感染対策をして出張しての現地での講義も。これから先感染がどうなるのか。そんな8月。
7/30(土):みらい型「科学者の卵養成講座」特別講義「ダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」
昨年度は探求型とみらい型の併走。今年度はみらい型でのスタート。いくつかの事案が並行して走っていることもあり、事務局の方々に全面的にお世話になっている状態。第2回目の講義として、自家不和合性の講義。予習の動画と当日のプレゼンは少し角度を変えた見方で。少しイメージが変わったようでしたが、レポートを見る限り、概ね、植物の生殖がいかにいろいろなシステムに変化をして、挑戦的であるかということの理解は頂けたかと。
質問ができるポートフォリオも用意されており、そちらに質問をたくさん頂きました。こちらの説明で十分だったでしょうか。この記事が出る頃には夏が終わろうとしていますが、秋にかけて「果実」が成熟する時期。その過程をしっかり観察してみて下さい。
8/22(月):岩手県立一ノ関第一高等学校・SSH特別講義「将来に向けたキャリア形成と『考える基礎』となる課題研究のあり方」
ほぼ、1ヶ月ほど前に山形県立東桜学館高等学校に出張。今回は岩手県立一関第一高等学校へ。1年生5クラスへの講義なのですが、2022年3月16日のM7.4の地震の影響で大きなホールが使えず、2クラスへの現地での講義と3クラスへのリモート配信。これをハイブリッドというのでしょうか。講義の内容は、課題研究をどのように行い、調べたり、考えたりすることに重きをおくことの大事さ、それをベースにした日々の学習など。参考になったでしょうか。
また、日々、考えることがこれからの大学、職業選択という「キャリア形成」には重要なこと。渡辺のこれまでのキャリアというか、人生の道のりを話すことで受講生の方々の参考に。最後は質問の時間。5つくらいの質問だったでしょうか。なかなか難しい質問も多かったですが、答えになったでしょうか。少なくとも参考になっていればと。
講義のあと、SSHを担当されている先生方と意見交換会。短い時間でしたが、よい形での情報交換でした。運営指導委員も仰せつかっているので、何かあればmailでご連絡下さい。ありがとうございました。
わたなべしるす