東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【セミナー、アウトリーチ活動】生化若手東北支部主催「学振セミナー」、たねまきめぶき「キャベツの秘密」、鹿児島県立国分高等学校 理数科・研究室訪問、兵庫県立豊岡高等学校・課題研究討論会(3/2, 10, 19追記)

2024年3月 4日 (月)

 2月上旬に4-5月の気温になり、そのまま春が来るかと思ったら、平年並みの冬らしい天候に。先週の雪が残り、気温も余り上がらず。春先らしい天候で、ソメイヨシノの開花が平年に近くなればよいと。一方で、スギ、アブラナの花粉も飛び始めか、少々、アレルギー反応が。

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 3/2(土):生化若手東北支部主催「学振セミナー」

 そんな土曜日。以前にもお知らせしました、生化若手東北支部主催「学振セミナー」にzoomを介して登壇。最初の2名の方はJSPS-DCを獲得した博士課程の大学院生から。どのような申請書を書いたのかという、実践的な話。渡辺は、日本学術振興会学術システム研究センター・主任研究員という立場で、特別研究員への応募、採択などの統計情報から、特別研究員のweb siteを見て公開されている情報をしっかり活用してほしいと。今回のセミナーが申請書を改善するヒントになればと。頑張ってください。


 3/2(土):たねまきめぶき「キャベツの秘密」

 今年で3年目となる小学生向けオンラインワークショップ「たねまきめぶき」。今年も「キャベツ博士」と銘打って、「キャベツの秘密」を紹介。去年までと異なるのは、こちらで話の順番を決めるのではなく、受講する児童のみなさんの希望で話の順番を決めるやり方。話をするのが難しい場面もありましたが、実際にキャベツを解剖してみると、今まで見たことないものが見えてくると思います。少し気温が下がっていますが、あと1ヶ月もしたら、春らしい気温に。野原に出かけて、植物を観察してみてはどうでしょうか。

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 3/10(日):鹿児島県立国分高等学校 理数科・研究室訪問

 科学者の卵養成講座も15年目。3/9(土)には、発表会と閉講式。いつもは対面とリモートを組み合わせた「特別講義」。年度末ということで、発展、研究推進、重点コースなどでの研究内容を口頭、ポスター発表。鹿児島県立国分高等学校はSSHも実施しており、研究力も高いことから、研究推進コースで参画してもらいました。しっかりした研究・発表で「オーディエンス賞」も受賞。

20240312132637-fedda09f059468f1feec0acefa8431605215b0b2.JPG 翌日の10日には、研究室見学と研究打合せ。この研究が発展して、新たな賞を受賞するのを楽しみにしています。また、科学者の卵養成講座もあと4年継続だったかと。さらに優れた研究を展開して、参画してください。仙台でお待ちしております。

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 3/19(火):兵庫県立豊岡高等学校・課題研究討論会-岩手県立盛岡第三高等学校、東海大附属高輪台高等学校、鳥取県立鳥取西高等学校、四校合同企画-

 今年度最後のアウトリーチ活動は、兵庫県立豊岡高等学校の企画による「課題研究討論会」。リモートシステムを活用した岩手、東京、鳥取、兵庫を結んだ課題研究の討論会。通常の発表会の場合、発表することに力点がおかれるわけですが、質疑応答の時間が短いのが通常。そこで、発表は動画にして事前に学習。そのあと、2つの高校がブレイクアウトルームを使っての討論会。同じ分野だけでなく、異なる分野の課題への質問にもトライ。4回の異なる組合せでしっかりした質疑応答ができていたかと思います。

 また、この企画には豊岡高校を卒業した大学生も質問者として協力。高校生にとっては数年後の自分たちの目標になるわけです。異なる高校、世代が「議論」をするということでよい形の交流会でした。で、渡辺は質問、助言、最後の講評でした。次年度の開催も楽しみにしています。


 わたなべしるす




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