東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

ついにスタート!(豆苗、吹立菜)(農:平岩愛彩)

2016年11月 6日 (日)

 こんにちは。農学部1年の平岩愛彩です。最近は、まだ11月なのにこんなに寒いものか...!と日々驚いています。

 さて、なんだかんだで忙しかった今週もひと段落し、今日(11/6)ついに、吹立菜と豆苗の栽培を始めました。それではまず、吹立菜からその様子をご紹介したいと思います。

20161106.hiraiwa.1 これが吹立菜の種子です。吹立菜の種子はコマツナの種子ととても良く似ています(この投稿の最後にコマツナと吹立菜と豆苗の種子を比較して観察した感想と写真を載せるので、どうぞお楽しみに)。コマツナと同様、シャーレにろ紙をしいて水を含ませ、5粒播きました。吹立菜の発芽適温は20~30℃。しかし、どうしても気温は低くなります。そこで、暗所でできるだけ温度を高くするため、段ボールの中に入れて様子を見ることにします。今回は、3日前から土の準備は済ませてあります。いつ発芽しても大丈夫です。いつ発芽するのか、どんな芽がでてくるのか、とても楽しみです。

 次に、豆苗です。

20161106.hiraiwa.2豆苗に関しては、内野さんの投稿を参考にさせていただきました。カップに種子を入れて、水を入れて様子を見ます。種子の周りから気泡が出ているのが確認できました。このまま一昼夜おいて、本格的に栽培を開始しようと思います。ちなみに、水に入れる前で種子の大きさは5~6㎜でした。また、去年この展開ゼミで豆苗を育てていた笹嶋さんに先日お話を伺ったところ、豆苗は容器の底が見えなくなるまで種子を敷き詰めても大丈夫だとのことでした。それと、2回収穫できるから、お得な野菜だと。これらのことも参考にして栽培していきます。

 最後に、3つの種子の比較です。

20161106.hiraiwa.3こうやってみると、本当に豆苗の種子は大きく見えます。数値でいうと、コマツナと吹立菜が1mm程度で豆苗が先述した通り5~6mm程度。いずれも直径です。 コマツナor吹立菜×5≒豆苗 です。豆苗の種子に発芽2回分の栄養が蓄えられているというのも納得です。コマツナと吹立菜の種子が似ているのは、同じアブラナ科だからでしょうか?色も形も大きさも似ています。同じ袋に入れたらたぶん見分けがつきません。強いて違いを言うなら、若干吹立菜の方が大きいかな、ということぐらいです。そういえば、アブラナの種子も似たような大きさをしているものもあったような気がします。ただ、私が見たアブラナの種子は多種多様で、掛け合わせる親によって大きさや色は異なるようでしたが...。他のアブラナ科の種子も比べてみたいです。

 今回は、種まきと観察だけなのでこの辺で失礼します。明日、この子達がどうなっているか楽しみです。

コメント

農学部・平岩さん

 遺伝の渡辺でございます。新しいアブラナの栽培も始めたようですね。少し遅いですが、できるだけ温度を高く管理して、初期生育をがんばってみて下さい。コマツナも吹立菜Brassica rapaに分類されるので、両方が開花すれば、交雑種もできます。で、種子の比較の所の文章で、「豆苗の種子に発芽2回分の栄養が蓄えられているというのも納得」とありますが、大きさは、直径で2.5倍なので、体積なら、(2.5)^3(3乗)なので、15.6倍、違うと思うのですが。。。次回の投稿の時に、2回分の意味を記してもらえると、納得できます。

 吹立菜ですが、初期生育はできるだけ、暖かいところがよいですね。室内におくと、暖房するので、乾燥にも注意ですね。この後、どうなるか、楽しみにしておりますので。それから、豆苗。去年の先輩からの直伝、niceですね。HPからだけでなく、直接のコメントは、代えがたいのでは。しっかり学んだことをみんなにもHPを通じて、報告して下さい。

 わたなべしるす