ハクサイの葉(農:沼澤芽生)
2016年11月15日 (火)
今日はハクサイの話です。
冬になってきて、私は最近、ハクサイばかり食べています。
毎日4分の1個分くらいのペースでなくなっています......食べ過ぎですね。
色々な種類の野菜を採らないと、と思うのですが、 食材はいい状態で使い切りたいし、けれどハクサイは小さくても4分の1からしか売っていないし。
結果、1日で4分の1食べることになるんですよね。 けれど美味しいので幸せです!
ハクサイは生でもゆでてもおいしく、調理もしやすいので、重宝しています。
そのハクサイなのですが。
私は内側の黄色い方の葉っぱが特に好きなのです。
ハクサイを生で食べるとよく分かるのですが、内側の黄色い葉の方が、外側の緑の葉より柔らかくて、甘いんです。
これが不思議だったので、調べてみると、ハクサイの苦味・エグみの原因は葉緑素なのだということが分かりました。
葉緑素が光合成することで老廃物ができ、それが苦味の元となるそうです。
ハクサイは葉が15枚くらいになると、葉は土に対して垂直にたってきます。
すると、外側の葉には光が当たりますが、内側の葉には光が当たりません。
日が当たらない中の葉は、光合成をせず、苦くならないのだそうです。
とても納得しました。なるほど。
また、調べていると、ハクサイの美味しい食べ方を発見しました。
スーパーで買ったハクサイは、内側の葉から食べるのが最後までおいしく食べるコツだとか!
「白菜は内側の葉を成長させるために、外側で栄養を作って内側に届けています。内側の葉を先に食べると、外側の葉は、栄養を送るところがなくなるので、栄養や旨みが外側の葉に残ります。」(https://www.asahikei.jp/ak/i/repi/teikibin/110224_jiten_hakusai.html)
おーー‼︎初めて知りました‼︎ 明日から試してみます。
けれど私は好きなもの後派なので、内側最後に食べたいな......とも思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私のハクサイは葉がまたまた増えてきました。
1枚1枚重ならないように、とてもきれいにでているので、写真をのせたいと思います。
これは1週間前のハクサイの写真なのですが、1、2、3枚目の葉(赤)と4、5、6枚目(青)の葉の頂点をそれぞれ結ぶと、 とてもきれいな正三角形が2つできて、最大限重ならない様にずれていますよね。
植物の日光確保の戦略ですね〜。
そしてこれが今日のハクサイ。
1週間前と全く同じ向きから撮った写真なのですが、数字をふってある新しい葉が、
この絵でいう緑の三角形の位置に来そうな育ち方をしてますよね。
すごい、すごい、すごい!と驚きました。
葉が重ならない様に育つのは知っていましたが、ここまできれいに、ずれてくるとは......... 感動させられた最近の話でした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして、ハツカダイコンは渡辺先生のコメントにより、第3弾を始めました。
今回も3本植えたのですが、なんと1つの子葉が3枚でした!
うまく育つのかは、不安ではありますが、四つ葉のクローバーのようでかわいいです。
コメント
農学部・沼澤さん
遺伝の渡辺でございます。中間報告の間は、一般の記事への対応をオガタくんにお願いする予定だったのですが、この記事の気がついたことについては、こちらがコメントすることの方がよいなと。。。野菜をたくさんとることは、よいことです。食物繊維もあるし。ただ、この秋、冬は、台風の影響もあって、値段が高いのが少し問題でないでしょうか。もう少ししたら、値段も下がると思いますので。
あと、苦みの成分が光合成と関係あることを調べたのは、とてもniceです。葉緑体の味と思っていましたが、そのサイド・エフェクトだとは。。。なるほどでした。
それで、葉っぱの出てくる順番に気がついたのは、まず、すごい観察力です。順番に数字を打ってみて、その頂点に着目している点も。感動でした。で、そこに正三角形、つまり、360oを3で割った値の120oとしたのは、実は、ちょっとずれています。そのずれているというのが、正三角形をずらして、手書きをしている部分。正三角形でなくて、正五角形を書きます。と言われても、わかりにくいですね。正五角形を書いて、頂点に数字を右回り、あるいは、左回りで書いてみます。最初の葉っぱの位置を1とあわせます。次の葉っぱの位置は、右、左回りのどちらかで、3の位置に次の葉っぱが来ないでしょうか。その次は5。その次は、2。その次は、4。で、次は、1にもどる。右回りか、左回りの違い。
渡辺が今日は自宅なので、簡単に写真を載せられないので。明日にでも書いてみますが、出前講義先で黒板に書いてあります。この記事を参考になりませんか。あるいは、このHPの記事。福岡教育大学のですね。葉っぱは、アブラナ科の場合、葉序は2/5の開度でとあると思います。右回り、左回りは、生長点で植物ホルモンである「オーキシン」が右、左回りのどちらかになるかによるとか。
なにより、葉序に気がついたのは、niceです。2/5の開度は、たぶん、360/5*2=144oになるのでは。次の機会でよいので、ちょっと見直してみて下さい。ちょっと、感動したので。急ぎのコメントでした。
わたなべしるす