東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】石川県立小松高等学校開放講座「キャベツやブロッコリーを解剖しよう」小学生向けせいぶつ観察教室(1/26)

2014年1月26日 (日)

 2日前に七北田小学校のクラブ活動で「花を解剖して、花の構造を理解しよう!!」という活動を行った。何より、分解してみるという機会が最近少なく感じているからという背景もある。むかしであれば、学校の帰り道に、花をつんで、歩いたあとがわかるように点々と花びらとか、いろいろな部分が足跡のように。。。もちろん、花だけでなく、葉っぱであったり、いろいろなものを分解して、解剖した記憶があります。

DSCN1349.JPG 今年度、小松高校に伺うのは、4, 5, 11月に続いての4回目。今年度の小松高校開放講座では、交雑実験花の解剖を行ってきました。この時期に花を用意することはもちろんできるのですが、この時期ならでという点では、大きく成長した、キャベツ、ブロッコリーを解剖できるという点。キャベツであれば、まきがゆるくなくて、とてもしまった状態。ブロッコリーもかなりの数の蕾。そこで、一体全体、キャベツであれば、何枚の葉っぱから構成されているのか、また、その葉っぱが出る一にパターンがないのか、ということを。ブロッコリーのつぼみの数を数えるというのは、さすがに。。。。たぶん、数万になるので。。。食べるサイズのところで茎を切ってもらい、その茎が出ているパターンを見ながら、小さな花の集まりのところの数を数える。もし、全部数えることができなければ、その数えた部分から、全体のつぼみの数を想像すると言うことで。

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DSCN1380.JPG 参加してくれたのは、火曜日に講義をする、芦城小学校、などから保護者の方を含めて、18名が参加。昨年の2回の講義も出てくれている方、前回がおもしろかったからなど、いずれ、リピーターというのは、ありがたいことです。もちろん、これだけの人数を渡辺だけでcoverスルのは難しいので、小松高校の生物部の方が前回同様にサポートしてくれました。講義の前にあらかじめ、分解をやってもらいました。

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DSCN1361.JPG いざ、実験を開始すると、キャベツの葉っぱを分解してみる方が、時間的なこと大きさなどを考えると、やりやすいのかな。。。もちろん、ブロッコリーも、1つずつ数えて、500個くらいまで数えた小学生も。。感動でした。また、葉っぱがどの様な順番で出ているか、つまり、葉序がどうなっているかを調べてみている小学生も。ブロッコリーの小さなユニットの枝を葉序として考えることをしていた方も。とてもすばらしかったです。

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DSCN1385.JPG また、あらかじめ、アブラナ科の野菜を寺岸先生が用意して頂き、解剖の時間が余った方は、観察したり。あるいは、顕微鏡で細胞、雌しべの先端を観察したり。とても熱心な1.5hrでした。

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DSCN1399.JPG 最後は、簡単な解説と修了証を手渡して。そのあと、みんなで集合写真を撮り、世界に向かって情報発信。今回の公開講座を企画頂きました、小松高校・寺岸先生、生物部の皆さんに、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。また、次年度もこうした活動ができればと思います。よろしくお願いいたします。

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DSCN1407.JPG わたなべしるす

 PS. 今回も、玄関のところにwelcome boardが。。。受験生なのに。。でしょうか。ありがとうございます。

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