東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

コムギ2 念願の発芽です!(農:土肥裕花)

2016年11月21日 (月)

こんばんは。気づけば11月も残りわずかになりました。12月は帰省が楽しみな反面、本格化するであろう寒さに恐れをなしています。

さて、表題と冒頭の写真の通り、ついにコムギが発芽しました・・・!! 

種まきをしてから気づけば数週間、薄々これはまずいのではないかと懸念していたところで、私より遅く播種したはずの高校の元顧問の先生(今後も登場すると思うので、K先生としておきます)から発芽の報告があり、懸念が確信になりました。K先生にアドバイスを頂き、鉢を部屋の中に入れ水を思い切ってあげたところ、なんと三日で1つの種が発芽しました。発芽の条件の「水」と「温度」がいかに大切かを実感しました。他の種も続いて発芽してくれることを願っています。

加えて、これも頂いたアドバイスを実行したにすぎないのですが、鉢の環境を変えたときに、比較のために鉢の真ん中に2粒、新たに種をまきました。この種たちは他の種のように3㎝埋めるのではなく、わずかに土がかぶる程度にして、乾燥させないようときどき霧吹きで水をあげています。今のところこの種たちに変化はありませんが、この種たちの発芽までの期間が本来要する時間だと考えられるので、こちらも発芽してくれるのを心待ちにしています。

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そして、この芽の生長の早さに驚かされています。定規を当てて写真を撮り忘れたことが痛恨のミスなのですが、発芽を発見したときは2cmほどだった芽が、今日の夕方には写真の通り4㎝まで伸びていました。外出から帰ってきて鉢を覗くたびに、伸びていると感じるのもあながち気のせいではないのかもしれません。

また、写真の芽がわずかに曲がっているのが分かるかと思いますが、この曲がっている方向は部屋の電気の方向なのです。中間報告にも書きましたが、「屈性」は本当にすごいなあと感じます。

このままコムギ栽培が軌道に乗ってくれるといいなと思います。

ホウレンソウの報告も同時にするつもりでしたが、下書きの途中の段階でこのままだと中間報告並みの長さになることに気づいたので、分割して後日投稿します。

それでは、また近日中に。

コメント

農学部・土肥さん

 遺伝の渡辺でございます。寒くなりましたね。この寒さの中で発芽をさせたり、生長させたりするのは、確かに難しいですね。。。K先生のアドバイス、よかったですね。水はたっぷりと、適切な温度、とても大事ですから。追加で播種したものが、どうなるか、楽しみですね。

 双子葉の発芽と違い、単子葉の発芽、生長は、また、違った意味で、楽しいですから。しっかり観察、報告して下さい。次は、ホウレンソウでしょうか。楽しみにしておりますので。


 わたなべしるす