帰省(農:沼澤芽生)
2016年12月30日 (金)

今年も残りわずかですね。
この1年は大学に入学して、環境が大きく変わりました。
一人暮らしだったり、バイトだったり、初めてのことも多く、あっという間に過ぎてしまったという印象です。
来年は、今年のように気づいたら時間が過ぎていた、ということのないよう、様々なことに積極的に挑戦していきたいです。
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そして本題の野菜の話です。
私は冬休みまるまる(つまり2週間)仙台を離れる予定だったので、野菜たちも一緒に帰省しました。
誰かに世話してもらおうかとも考えましたが、さすがに2週間も任せるのは申し訳なく、また、移動もそこまで大変じゃないだろうと思ったためやめました。
しかし・・・結論から言うと、野菜の持ち運びはものすごくおすすめしません。これから帰省する方、やめたほうがいいです!
オガタさんからのコメントで、「持っていきますか・・・」「本当に持っていくなら」等、あまりおすすめしない雰囲気がでていたのは、こういうことかと思い知らされました。野菜にとっても気温差がストレスになるそうですしね。。。
ハツカダイコンはちょうどいいサイズの紙袋があり、それに入れて簡単に持ち運べたのですが、問題はハクサイ。
鉢も大きめで、その上、鉢より外側に葉がでているため、葉が折れたりちぎれたり。
移動後には外の葉がしんなりしてしまいました。そして心なしか全体的にぐったりしています。
水は移動前にあげたので、水が足りないわけではないはずです。
おそらく葉が折れた先の部分に水が行きわたらずしなってしまったのだと思います。
そしてこの場合、回復が普段より遅いのですね。再び元気になるまで3日ほどかかりました。
そしてハツカダイコンは、浜松まで新幹線で帰省してきて、そこまで何事もなかったにも関わらず、最後の最後に浜松で落としてしまいました・・・
鉢が割れてしまいました。
もう収穫間近だったのが不幸中の幸いでした。
根が全体にまわっていたため、鉢がなくても土はくずれることなく、鉢の形を保っています。
側面には根が地面と平行にはっています。
地面に対して垂直にはっているものが少しはあっていいような気がするのですが、ないですね~驚きました。
最も根が密集していたのは底の円周の部分でした。もうここには根どうしの隙間がありません。
落とした後、鉢の大きいかけらは組み立てて、ゴムでとめています。
1日後に見てみると、鉢の割れ目から近い方(下写真1枚目:左側 2枚目:手前側)はしんなりしてしまいました。根にダメージがあったのだと思います。
割れ目から遠く、被害の少ない方(下写真1枚目:右側 2枚目:奥側)は落とす前と変わらず生き生きしています。
ということでしんなりしているほうを収穫しました。
収穫については次の記事で書こうと思います。
コメント
沼澤さんこんにちは。
野菜の移動、よくやりましたですね。私は旅行なら一泊では手ぶら、3泊でポーチ、それ以上でカバンひとつという荷物嫌いな人間なので・・・
ハクサイの葉、守りきれないとこうなるのでしょう。しかし、葉脈はいろいろと分岐して行き渡ってますので多少折れても大丈夫です。人間の血管も多少ふさがっても壊死しません。ちなみにですが、そういうネットワーク構成がなくて、血管が詰まると直ぐに壊死につながるのを終末動脈といって、脳と心臓がそうなのです。だから脳梗塞と心筋梗塞という病名があるのですね。
さて、ハツカダイコンの鉢ですが・・・ 確かに割れやすいですからね。それは仕方ないとして、めげずに根の観察をしているのがいいことです。葉の大きさに比べ、根はずいぶん廻ってますでしょう。そういうものです。根が横に見えるのは、そもそも横に伸びる根だからですね。双子葉植物は主根は強い重力屈性で下に伸び、側根はそこまで重力屈性がないので横に伸びます。トータルでうまく土に根が分布するのですね。
萎れてしまったのは食べるしかないですね。今から植え替えもなんですので。残す株も、もし萎れてきたら食べて下さい。割れているところにも根は行ってるはずですから。
それでは、帰省後また報告お待ちしております。ラボスタッフ・オガタ