【番外編】ミックス種子を作る(ラボスタッフ鈴木)
2020年10月 2日 (金)
ラボスタッフマスコです。10月に入りましたので、展開ゼミの準備を進めています。渡辺採種場から種子も届きまして、鉢の数の確認なども進み、いよいよ押し迫ってきたような気がします。
ここ数年、ゼミ序盤に一度収穫の喜びを感じてもらうために、サラダ用ミックス種子を取り上げてきました。本葉が数枚の若いうちに収穫になるため、栽培期間が短く、成功率が高いのが特徴です。
しかし、渡辺採種場ではミックス種子が公式では無いため、渡辺採種場からミックス用に種子を分けて頂き、こちらで混ぜさせて頂くことにしました。
送付されてきたパッケージを開け、とりあえず並べてみたのが、上の写真です。
13種類、ミックス用種子として送付頂きました。紙のパッケージを開けると、アルミパウチで種子を包装してあるため、種子の機密性もバッチリです。
混ぜちゃう前に種子をよく確認しようと思って、写真を撮ってみました。
以下の写真では小さくて芥子粒のようですが、クリックして拡大して見てもらうとちょっと分かりやすいかも。ダイコンの種子以外は丸く、茶色で、結構形状や色が似ています(当たり前ですね)。これは、混ぜたら分からなくなる気がするぞ。
ミックス種子を作るにあたり渡辺教授から、"全種類を混ぜたら何がなんだか分からなくなるし、1人分に入らない品種も出てきたりして大変になるから、数種類づつ混ぜなさい"、という指示を頂いていました。しかし、優柔不断な性格が災いして、どれを選ぶかさっぱり決められません。そこで、くじに決めてもらうことにしました。他力本願かつ、運を天に任せます。
4種混、4種混、5種混の3種類のミックス種子ができるよう、渡辺教授を含む、渡辺研スタッフにくじを引いてもらいました。
結果、渡辺教授の引いた"ワタナベミックス"、コメント担当のラボスタッフオガタさんが引いた"オガタミックス"、イトウミックスの3種のミックス種子ができました。
ワタナベミックスはこちら。
"なんでB.junseaが寄り集まったんだ。。。"
B.junsea、つまり、カラシナですね。ピリッと辛そうな品種が集結しています。赤そうな品種も数種入っているので、彩りよいピリ辛サラダが出来るような気がします。去年のトーホク種苗の、ちょい辛ミックス、みたいな感じがします。あれもカラシナが多いミックスでしたからね。
オガタミックスはこちら。
いきなりくじ引きを強要したため、困惑させてしまいました(すいません)。なんかバランスが良い気がします。赤ダイコン(赤房)が1種だけ入っているので、ちょっと赤い葉が混じるようなサラダが出来ると思われます。
イトウミックスはこちら。
渡辺教授、オガタさんが引いた時点で最後の4種が決まるため、ラボスタッフ伊藤さんに引いてもらえませんでした。すいません。(伊藤さんは、展開ゼミの準備、運営のあれこれを行ってくださっています)しかし、残り物には福があるというか、一番バランスが良いミックスのような気がします。全部緑の、オールグリーンな美味しい感じになるような気がします。赤い品種が無いので、さっと加熱しても色味が変わりづらいかも(赤い品種は赤が抜けたり色が変わったりしてしまうように思うので)。スープやお味噌汁の具にも良さそうですね。
というわけで、運を天に任せ、ミックス種子の種類が決まりました。今年のミックス種子は以上の3つから選んで頂こうと考えています。本葉が数枚になったら収穫していただき、サラダにしても、お味噌汁の具にしても良いかとおもいます。パスタに混ぜてもいいかもね。
私もどれか植えてみようかなと思っています。
マスコ