4.「人間の建設」(文:小松澤亮晴)
2020年11月 7日 (土)

1.挨拶
こんにちは、小松澤です。今回はこの「人間の建設」という本を紹介します。これは物語とか評論とかではなく、対談という形で記録されたものとなります。まあ、評論に近いでしょうが、対談は小林秀雄と岡潔によって行われています。つまり、文理双方のほぼ最高峰同士の対談ということです。対談なので、あらゆる方向に話が展開していきます。そのなかで、自分が一番面白いと思った岡潔の言葉があります。
小林「岡さん、書いていらしたが、数学者における一という観念......。」
岡「一を仮定して、一というものは定義しない。一は何であるかという問題は取り扱わない。」
小林「つまり一のなかに含まれているわけですな、(以下略)~
つまり、自己言及のパラドクスが生じてくる、というのです。そこで人々は「一」(世界全体)の反対概念として神を仮定したのですね。華厳思想でも「一即一切」と言っています。しかし「神は死」に、我々は「一」についてすらも知ることができなくなってしまいました。これは危機というべきでしょうか。
~目次~
1.挨拶
2.経過観察
3.結び
2.経過観察
まず、カイワレダイコン2世からです。
こちらがちょうど7日目のものです。ここまでは前回同様順調ですが、ここで水を加えすぎてしまったことを反省し、水の量をだいぶ少なくして与えました。ここからはよほどのことがなければ水を与えなくてもよいでしょう。下写真はその翌日のもので、一日でこんなに伸びるのか、と思わされます。そして、前回の反省として、「もやしのような匂いがしていないか」ということを細かく見ていきたいと思っています。というのも、前回半腐りしてしまったカイワレダイコンから、もやしのような匂いがしていたので、これが危険であるかそうでないかの判断材料になると思ったからです。
けっこう直立し始めてくれ、土盛りの成果がでたようです。
ベビーリーフの方も、「比較的」まっすぐ伸び始めてくれています。実をいうと収穫するタイミングが良くわかっていないのですが、なんだかもう食べれそうな雰囲気を出しています。おそらく、来週までにはもう収穫できる頃なのでしょうか。
3.結び
以上です。なんだか、カイワレダイコンのほうは相変わらず成長が早いのですが、鉢の方はそろそろ変化に乏しくなってきました。「観察眼を鍛える」のは、ここからが本番になってくると思われます。本の紹介の方も、紹介するのは全部読み終わったもの、と決めているので、実はネタ切れっぽくなっています(もちろん15冊以上はありますが)。「文章を書く力を養う」のも、ここからが本番でしょうか。では、第四回の記事でした。
コメント
小松澤さんこんにちは
おお、いきなり凄いものですね。文理の達人同士の対談とは!
正直、その会話内容の意味が汲み取れません。自己言及のパラドクス、う~ん、これはいったいどういうことか...... そして反対概念が無くなると、そのものの概念も危機だとは、どういう......
しかしまあそういうのを考えるのも大事ですね。よく「論理も実証もあるのが科学、実証は無いが論理があるのが哲学、論理も実証も無いのが芸術」といいますが、これは別に良い悪いのことではなく、性質のことです。
さて植物の報告は先ずカイワレダイコンですね。その伸長は素直に行っているようです。ややバラツキはあっても、もう7,8cmにはなっているでしょうか。コップの縁にかかればタイミングよく緑化して下さい。水の量について、拡大してもよく見えません。できれば数cmをいっぱいに撮ったクローズアップがあれば分かったのだろうと思います。今年の受講生の報告ではなぜかクローズアップがほぼ無いのですが、これは「植物全体を撮る」意識があるのでしょうか。実はそんなことは全く必要なく、言いたいことが見えるのが写真なのです。
それとコップに水滴が多いので、通気性についても考慮しましょう。
他の植物はいい感じですね。多少の徒長はあったのですが、増し土によってどうにか対処できています。もう少し大きくなり丈夫になれば、単に土を足す増し土ではなく、株元を押し下げてから土を足す土寄せが可能かもしれません。
間引きも適宜行って下さい。ミックスのベビーリーフの収穫時期は明確なものではないのですが、本葉が5枚程度出ればぼちぼち収穫です。その際も株ごと取るか葉だけ適宜取るか選択です。
ではまた、報告お待ちします。本の読み貯めが15冊あるなら、報告でまだまだ使えるではありませんか!
宮城県北部では何と「ハーモニカ煮」という料理があるそうです!!
地元でも知らないことは多いですね。