カブとベビーリーフの成長について(農:川口菜月)
2020年11月 8日 (日)
写真は、和歌山城です!上から見たお城の形が虎が伏せているように見えるため別名、伏虎城というそうです。
25日目 最高気温18℃ 晴れのち曇り
ベビーリーフ
写真のベビーリーフを収穫しました。間引いたものもあれば葉だけを収穫したものもあります。ベビーリーフは間引きのタイミングを間違えたので正しいタイミングで再挑戦したいと思っているので間引きつつ収穫することにしました。すべてそのまま食べてみました。双葉はからく、細長い丸みのある葉はとても食べやすかったです。また、ギザギザの葉は苦かったです。
カブ
土寄せと間引きを行いました。土は写真のように前回の記事で赤く丸をつけた部分が埋まるようにその周りに少し大きめに山を作りました。また、一つ間引きました。これもやはりシャーレで発芽させたものです。全体は約10cmですが徒長した白い根っこの部分を除くと根は2.5cmであったため根をしっかりと張らせることの難しさを感じました。
最初の本葉はだんだん細長くなり、ギザギザした形が見られるようになりカブらしさを少し感じるようになりました。
27日目 最高気温17℃ 晴れ時々曇り
ベビーリーフ
一昨日一斉に収穫したためか今のところ収穫できそうな大きさのものはありません。全体像はこのような感じでとにかく密です。次の収穫では間引こうと思っています。
カブ
昨日が晴天でたっぷりと日光を浴びたからかまた、大きくなったような気がします。草丈は4~5cmでした。
今日は肥料をやりました。土寄せを行ったとき、植木鉢に十字型のくぼみができたためそのくぼみの三カ所に10粒ほど肥料を置きました。土寄せをしたものの寄せた土を押し固めているわけではないので、肥料をやりながら少し崩れたところを直し、これで大丈夫なのかと少し不安になりました。やはり土を足すべきか考えてみようと思います。
29日目 最高気温20℃ 晴れ
ベビーリーフ
昨日から母と祖母が仙台に遊びに来ていたため、1日家を空けていました。夕方に帰ってきて昨日までしっかりと成長していたはずのベビーリーフがしおれていることに気づきました。今日の気温がとても高かったことで蒸発が活発になったようでそれを計算せずに水を与えなかったことが原因だと考えられます。毎朝観察することの大切さを身にしみて感じました。とりあえず水をやり様子をみます。
カブ
土は乾ききっていましたが、ベビーリーフのようにしおれていませんでした。植木鉢がベビーリーフより一回り大きいことがこの差に関係していると考えています。たっぷりと水を与えました。
30日目 8:30 18℃ 晴れ時々曇り
ベビーリーフ
なんと復活しました!まだ少し元気はありませんが昨日に比べるととても元気になりました。少しほっとしました。
カブ
コメント
川口さんこんにちは
なるほど、伏虎城ですか! 上から見ると虎...... これは全く知りませんでした。まだまだ自分の知識も狭いものですね。今さら思いますが和歌山も御三家の一角ですから、名門なわけです。
やっと出回ってきたみかん、スーパーでは佐賀、長崎、熊本と並び和歌山みかんも出ています。なぜか愛媛と静岡はまた見ていません。これはカンキツ系に私が詳しくないだけで、何か栽培上のことか、ブランドのことか、流通のことがあるのかもしれません。ともあれ昨今ではみかんも多種類が同時に並ぶことが多く、また糖度が表示されていて買いやすくなっています。
さてベビーリーフの収穫! 目盛りを見ると葉が9㎝にもなっているのですね。枚数はともかくまあまあ立派なベビーリーフです。それぞれの味の違いも面白いですね。正直こちらもきっちり味を把握してのミックス種子ではありませんので、味を教えてもらえれば今後のミックスの参考になりますのでありがたいことです。細長めの葉が味が素直なんですね。
さてコカブ、株元に土を付けてしっかりさせるのはいいのですが、これは鉢に土を足して、全体を増やして下さい。ここで小さく盛ってもどうせ水やりで流れます。というより盛ったものが流れないほど一回の水やり量が少ないようではいけません。繰り返しですが土を足して全体を増やして下さい。よく畑では植物の根元に土を盛ることがありますが、それは畑だから可能なことであり、畑全体が水没しないからできることです。
間引き株の観察は良いことです。根が短いとありますが細い根はもっと伸びているのでは? それとも本当に根が短いのならば、土が過湿になっている可能性があります。その場合には根がなかなか土に深く入りません。水やりの頻度を控えて、表面がわずか乾くのを待ってから(今の気温では3日程度)与えましょう。
さて27日目で追肥、これはいいですね。置き場所(株のあまり近くには置かない)も適切、量も適切です。
肥料の上に土をかぶせるかどうかは肥料の種類によります。土に埋めないといけない(根に触れてから溶け出すタイプもある)のも存在しますが、受講生にお渡ししたのは特に埋めなくてもいいタイプです。水やりの時に肥料分が溶け出します。ただし、白い粒自体は無くなりません。これは肥料が一気に溶け出して根を痛めたりしないように、わざと加工しているのです。お渡しした肥料は石膏分に吸着させているタイプで、その白い石膏が残ります。そのため、いつ肥料をやったか自分でしっかり把握して、10日に一度追加して下さい。その際は同じ場所でもいいのですが、変えた方がベターですね。
29日目の写真で萎れているとありますが、この程度は全然大丈夫です。少し萎れても枯れはしません。まあ難しいところですが全く萎れないというのも過湿が気になりますし、もちろん極度に萎れれば生育障害になります。しかしこのくらいならば植物にとっては適応範囲、自然界ではよくあることです。
そして仙台まで親が来られた...... 仙台にはあまり見るべき観光がなくて、どうされたでしょうか。いや本当に難しいですね。私も娘のいる弘前にはちょくちょく行きますが、観光すべきところが多くて全部は回り切れていません。それに比べて宮城は観光地ではないですね......
ではまた、次回報告お待ちします。
ラボスタッフ・オガタ