東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2023年度本講義、中間発表に対する全体へのコメント(11/27)(渡辺 正夫)

2023年11月27日 (月)

誰かの記事にも書いたのですが、中間発表を受講生全員が〆切時間内に完了したのは、久しぶりだったように思います。昨年度の投稿数の少なさを改善するために、中間発表のハードルを設けました。そのようなものがなくても、15回の講義数の半分くらいは投稿することを自主的にできるようになってください。そうしたことができることが、他の講義にもポジティブな影響をもたらすと思いますので。

この講義では、観察をしてその結果を文章にまとめ、基本、毎週投稿すると言うことがポイントになっています。その点、文章を書くと言うことについては概ね出てきていたかと思います。植物の栽培には慣れ不慣れがありますが、同じ時期に同じようなことをやっている他の受講生の活動はよい意味で参考になっているし、刺激になったのではないでしょうか。人数が4人という状況なので刺激が少ないのかもしれないですが、同じ頃の先達の記事も参考にして、1月終わりに予定されている最終発表を迎えるようにして下さい。それから、記事のuploadができたと思ったら、最終的に投稿された記事を実際に開いて、linkなどの確認をすること。これも大事な学習要素です。

DSCN0336.JPG観察をすると言うことで後半戦、是非、取り組んでほしいのは「物差しでの計測」でしょうか。ラボスタッフの尾形君からのコメントにあるとおり、数値として示すことは、いずれの学部であっても重要な事案だと思います。葉面積の生長、茎の生長など、測ることと、計る方法はいろいろと考えることができます。また、今年が暖冬とはいえ、少しでも成長を促すような工夫、welcomeです。是非、チャレンジしてみてください。

教養科目、専門科目など、分かれていると思います。この講義は教養科目に分類されているのかもしれないですが、ここでのまなび(文章力、観察力、継続力など)は、専門科目などでもこれから活かされる場面が多々あると思います。何より、今年の植物の生育を助けている「暖冬」の追い風に乗って、新しい挑戦的な実験等が投稿されるのを楽しみにしています。

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わたなべしるす