東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

ひまじのカブ栽培日誌 第13回~膨らむ~(工:田中大翔)

2024年1月 4日 (木)

 皆さん新年あけましておめでとうございます。ひまじです。今年もよろしくお願いします。さて、始まった2024年、既に石川県能登半島地震や羽田空港の衝突事故などあまり幸先のいいスタートとは言えませんね。

 今回の写真は仙台と言ったらの伊達政宗像なのですが、じつはこの間仙台に遊びに来た友達に誘われて初めて行きました。こうやって仙台に観光に来る友人に連れられでもしない限り行かないものですね。何気に行きづらい場所にありますし......。そしてこれがそこで食べたスズメ焼き?という人形焼きの亜種を揚げた揚げスズメというものです。まあ、なんでも揚げればおいしくなりますよね......。200円という価格設定もまあ妥当ではないでしょうか。S__38420489.jpg

 今回は帰省していたため、あまり観察できず、文章としては短めになります。

今後のカブについて

 さて、まずはそろそろ最終報告を書き始めなければならない時期ですね。私としてはテスト期間に入る前に片付けてしまいたいと思っていますが、その前に、現在のカブをどうするかを考えなくてはなりません。前回のコメントでもあった通り、今のところ生育は順調であり、最終報告だからとすべて収穫してしまうのはもったいないと思っています。なので、内鉢、外鉢ともに一つは残して今後も成長を見守りたいと思っています。大体5cmぐらいのサイズになったら収穫する予定です。また、通常記事に書くことがなくなってしまうのと、ギリギリまで成長させたいため、収穫は1月20日前後と結構ギリギリになる予定です。よって最終報告は期限の数日前を目標にしたいと思っています。

 まずは、まだ使っていない写真を4枚かき集めることから始めないと......。実は撮った写真はピンボケしているものとかを除いてほぼすべて投稿しているため、まだ使っていない写真が少ないのですよね......。

栽培記録

 次に、カブ栽培記録です。今回は帰省前に撮った写真で報告します。これが83日目の写真です、この日に5回目の追肥を行いました。丁度10日おきに行っているため、追肥を始めてから40日経ったということですね、時が経つのは早いものです。こうして並べてみると内鉢の葉のサイズは大きいですね。ついでにカブのふくらみの直径を計測しました。83日.jpg

 写真ではわかりづらいのですが、上の写真の内鉢は2.7cm。下の写真の外鉢は3.2cmあります。ついに3cmを超えました!とてもいい感じです。最近水やりをするときの外鉢の土への水の吸収が遅い気がします。土が硬いのでしょうか?それとも根が鉢中に回って硬くなってしまったのでしょうか?そういえば内鉢も前よりは吸収が遅いような......。83日内.jpg83日外2.jpg

 何とか予定通りに投稿できました。これからはカブしか書くことがないのにカブの変化が少ないため、少し文字数が減るかもしれませんが、毎週投稿は続けるつもりなので最後までよろしくお願いします。

コメント

ひまじさんこんにちは

 というか明けましておめでとうございます。新年の常套句、「明けましておめでとうございます」は、何かこう「時間が前に向かって進んで行く」のが「喜ばしいこと」という意味を含んでいそうで良いですね。あまり「節分おめでとうございます」なんて聞きませんし。

 さて、冒頭の政宗公ですが、仙台にいたら一度は見るべきもの、でしょう。行きにくいと言わずにふもとから歩いて昇るのもいいものですよ。私の高校はすぐ近くの仙台二高なのでトレーニングの一環として上り下りさせられたものです。

 そういえば画像はかなり昼間に近いものですね。実は昼間ではなくこの場所から見る夜景が凄いのです。遅い時間にバスはありませんので、冬至近い時期しか見られないレア夜景ですが...... 函館や神戸の夜景と違い、光の粒が大きく見えるという特徴があります。

 そこで買える妙な揚げ物......200円は確かに妥当な気がします。しかしま、スポンジ状のものをわざわざ油に入れなくとも......

 さて、最終報告の予告までしていますね。数日前に予定しているなら充分です。使用する画像は新規のものでなくとも、再使用でも構わないのですが、目的と視点がはっきりしていれば良いですね。

 そして通常投稿において食レポは必須とは言わないのですが、期待してお待ちします。

 ここから今回の投稿内容について、一つ良いことに気が付かれています。「土への水の吸収が遅い」、ここに着目する受講生はそういません。ひまじさんの考察通り、現時点で鉢に根が隙間なく張っているため、起きる現象でしょう。土が硬くなるということもあるのですが、鉢栽培の土は畑と違って有機質(フカフカの分)を多く入れているもののため、硬くなりにくくなっています。ちなみに畑では作物を育てる前に大量の有機質(いわゆる堆肥など)を投入し、各種物性をリセットするものです。

 外鉢と内鉢の違いも益々はっきりしてきました。

 そして根の肥大だけ見れば、内鉢はまだ外鉢に追い付いていないのですね。外気温がここまで下がると、いくら室外の方が室内より日照が強いとはいえ、光合成産物的には外鉢は内鉢より少ないはず、ではあります。カブの根の肥大について低温がきっかけになりやすいものですが、必須というわけではなく、現にカブを初夏に播いて秋までに収穫するという方法もありますので。ということで内鉢はこれから追い付くのか......

 そういったことも含め、最終報告で全てを収穫するのではなく、少し残しておくのも面白いものです。どのみち栽培に手はかかりません(水と追肥だけです。この季節は病虫害の心配が少ないので楽です)ので適当にやって下さい。

 次記事も期待しています。

DSC_0340.JPG 家にかれこれ何年も貼ってあった周期律表のポスターですが、先日ふと気付きました。

「元素を細かく見れば分子が~」ではなく、ここは「物質を細かく見れば分子が~」でしょう。大企業の立派なポスターでも間違いがあるのに驚きですが、それを何年も気付かないで見ていた自分にも驚きです。

ラボスタッフ・オガタ