のほほほんとした野菜日記-1(医:酒井 桜奈)
2024年10月10日 (木)
はじめまして!医学部保健学科1年の酒井桜奈です。
まずは軽く自己紹介ということで、出身は東京の東の方です。
熱中できることは只今探し中なのですが、休みの日に外に出かけることが好きです。晴れていると用もないのに外に出たくなります。
近況を少しお話しさせていただくと最近宮城の大きさに驚いてます。隣の県に行くのも小旅行じゃないですか?!まだまだ未開拓の地がたくさんありそうなのでワクワクしています。
冒頭の写真は地元の友達と食べたアイスケーキです。とっても可愛くて、とっても美味しかったのですが2つはきつかった。。
さてここからは栽培について書いていきたいと思います。こちらが今回使用する道具です。
鉢(大・小)
土
鉢底網
種(ミックス・ハクサイ・小松菜・すぐり菜大根
・ブロッコリースプラウト)
肥料
名札
写真に写っていませんが、すぐり菜大根を育てるために種とプラスチックコップも用います。
ミックスはユニコーン(キャベツ)、ゆきわらし(かぶ)、極意(ハクサイ)、味短歌(ダイコン)、グリーンスパン(リーフレタス)の種が混ざっています。
極意〜ハクサイ〜(10月10日〜)
まず私が大きな鉢で育てようとしているのが極意(ハクサイ)です。これを選んだ理由は単にもうすぐ鍋の季節だからです。まだ葉の一枚も育っていないのに鍋の想像をして楽しんでいます。
今回の栽培では野菜たちに名前をつけようと思っているのですがなかなか思い浮かびません。しかし、とりあえずハクサイだけ「チゲ」に決めました。由来は読者の方のご想像にお任せします。
今までいくつもの植物を枯らしてしまった失敗経験を少しでも活かせるようにまずは事前調べから入りました。
・特徴
発芽温度は20~25度で生育温度は15~20度と比較的冷涼な気候を好みます。今回栽培する極意という品種は播種後約60日で収穫が可能な早生種で、サイズは1~1.5kgほどになるようです。結球させるのが非常に難しく、気温の管理が重要になってきます。またハクサイは栄養を多く必要とするため追肥が欠かせません。
種は3.5mm程度で白色でした。まず鉢から土が落ちないように鉢底網を敷き、土を鉢の上から2センチくらいのところまで入れました。その後1cmほどの穴を掘り、種9つをそれぞれ2cmほどの間隔をあけて播きました。最後に上から薄く土をかけて水をやりました。
今後は土表面の様子を見ながらですが1日2回程度の水やりを予定しています。また本葉が5枚程度になるまでに間引き、最終的に2本残したいと考えています。
すぐり菜大根(10月7日〜)
すぐり菜大根は他の野菜よりも一足早く栽培し始めました。
湿らせたキッチンペーパーをプラスチックコップの底に敷き、種を満遍なく播きました。発芽までは光にできるだけ当たらないようにカップをアルミホイルで包み、日が当たらない場所に置いておきました。3日目は種から発芽が確認できたため日の当たる場所に移動して光合成を始めました。
写真は左から2日目、3日目、4日目の様子です。
2日目にはすでに複数の種から芽が出始め、朝から盛り上がりいい気分でした。
3日目には白い芽がかなり伸びました。
4日目は昨日から日に当てたこともあり黄色かった葉が緑に色づいてきました。水を朝晩の2回替えながら様子を見ていきたいと思います。
よかった菜G〜小松菜〜(10月10日〜)
小さい鉢で私が育てようとしているのが小松菜です。
小松菜を選んだ理由は地元の近くが小松菜発祥の地で小学校の頃から小松菜には親近感を抱いているためです。ちなみに好きな給食のメニューは小松菜パンです。
・特徴
小松菜の発芽適温は20~25度で生育温度は15~25度と比較的広い範囲の温度で生育するようです。
ハクサイより調査が進んでいないため今後特徴を調べていきたいと思います。
すじまきが良いとあったのでハクサイの時と同じように土を入れた鉢に溝を掘り、白菜よりも多めのタネを筋に沿って播きました。最後に上から薄く土を被せ、水をやりました。
3~4日で発芽するようなので、こちらも本葉が開いたら1回目の間引きを行い、株間を開けたいと考えています。
次回へ
今後、鉢を追加したいと思っているので早めに買っておきたいです。また受け皿を1個買い忘れ小松菜にはお弁当の蓋で我慢してもらっているので、数日は唐揚げの香り(洗いました)を楽しんでもらい、早めに道具を揃えたいと考えています。
次回は、今回植えたばかりだった種の成長の様子をお伝えできればいいなと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント
酒井さんこんにちは
冒頭はアイスケーキ! アイスケーキの良いところは、残した分を冷凍庫で保存できるところにあるんですが(買って家で食べる場合)、全部一気に食べましたか。まあ若いうちはいくらカロリーを摂っても消費に回りますのでいいですね。
それと宮城県に大きさについて、たいがいの宮城県人は「宮城県はちっちゃい」と信じています。というか周りの県がデカ過ぎなので...... 岩手県は言うに及ばず(四国に匹敵する面積)、福島もデカく、比較的小さいと思われる山形県ですら全国9位の面積があります。
旅行では宮城県内だけでも楽しめるかもしれません。そういうのを発掘するのがいいですね。案外地元民は地元の旅行をしないものなので、県外出身者の方が積極的で面白いものです。という私も宮城県の旅行スポットはあんまり知りません。宮城県は観光地が無いんじゃないか......とまで思ってしまいます。
本当どうでもいいことですが、仙台で自慢(?)といえば......全世界の牛タン消費量のうち、仙台市だけでその5%を消費しているという知られてない事実があったりします。
さて、本題の植物栽培について、とてもよく管理されていて、特に言うべきことはありません。土の量や播種の間隔も理想的です。敢えて指摘するなら、管理が「まめ」ですね。実際は一日二回の水やりは必要ありません。やってみると分かるのですが、「鉢土の表面がうっすら乾いてからたっぷりと(鉢底から水が出るのを確認できるまで)与える」とすると水やりは多くても数日に一回のペースになります。本格的に冬になれば週一回程度になるのではないでしょうか(置き場の温度と日当たりにもよりますが)。逆に言えば水を一度にたっぷり与えるのがキモになります。なぜかというと、鉢土の下の方まで水が行き渡ることが重要、それは当たり前なんですが、他にも「水を通すことによって空気もまた入れ替える」こと、「肥料の余分な副成分を洗い流す」という意味があります。次回記事には鉢受けとそこに出てくるまで水をやっている様子の画像があればこちらもより安心できます。
つけ加えると、間引きの話に言及されていますが、間引きには意味があり、生育状況を見ながら時期を決めます。原則互いの株の葉が重なってきて日照競合を起こし始めた頃合いに間引きます。残念なことにこちらとしても「極意」の葉の大きさ等の情報を持っていないものですから、葉が何枚の時、などとはっきりしたことが言えません。もちろん記事の画像を見て、おいおい示唆することになると思います。
ついでに言えば気温の提示、また播種日からの日数、そして重要なことは「日当たり」という環境情報をお知らせ下さい。具体的には一日のうち直射日光がどのくらいの時間当たっているか、ということです。日光は植物にとって重要です。ただし、直射日光が望めない条件下でも、過去の受講生はなんとか工夫して栽培していたものです。そういうのは過去記事を参照して下さい......
さて今回の記事では同時にスプラウトのことも出ています。この気温(というか室温)では芽が出るのは早いものです。若干難を言うと、遮光を取り払ったのは早過ぎです。市販のカイワレダイコンは、およそ12㎝程度の長さがあるでしょう。本当ならばその長さに至るまで遮光し続け、時期を見て一気に光を当てて緑化させるものです。この場合、遮光されていないと長さ的には足りない状態で収穫することになります。子葉がぱっちり開いたら、そこで収穫して下さい。待っていても12㎝にはなりません。かといって今から遮光しても植物は「伸びを止める」フェーズに入っていますので、そうそう伸びません。まあ、収穫物の味には関係しませんので、収穫したら適当に料理に使って楽しんで下さい。
コマツナの方もスタートがいいですね。ちなみに種子の色は本来すぐり菜大根と同じ茶褐色です。青い色は種子消毒剤をつけていますよ、というサインのため、わざわざ着色したものです。消毒剤のある種子を間違って食べないように、または再び消毒して二度手間にならないように、ですね。
次記事も期待してお待ちします!
これはうちのネコで、名前は現在のところ「ポリエステル」です(手触りが滑らかな毛布状のため)。
ラボスタッフ・オガタ