他の受講生の記事、コメントも参考にすること(10/16)(渡辺 正夫)
2024年10月16日 (水)

研究室でスタッフの方が栽培しているニンジン、ミックスの状況はこの記事のトップと最後の写真です。例年よりも高い気温のため、ニンジンはようやく3つの発芽が観察できています。先日、仙台市周辺の「道の駅」のようなところでイベントで「タマネギ」の苗を発見。タマネギ、ニンジンのいずれも初期生育があまりよくない作目。そんなタマネギの苗でさえ、この時期かなり大きく20cmくらいになったものを売っていたので、いつ頃の播種か聞いてみたら、8月終わりから9月だと。あの暑い時期に。。。とある意味感動でした。あの暑さで苗立てをできるのが農家の技術力。さすがです。話をニンジンに戻しますが、展開している子葉のあと、いわゆる「葉(leaf)」が出てくると、もう少し「ニンジン」らしく見えるかと。楽しみです。それから、もう1つのミックスはバラバラと播種して、そのままの状態。左側から太陽光がさしているので、少し傾いているような。市販の「ミックス」の葉っぱのように育ててみる作戦なので、このまま放置する予定。暖かいことを考慮したら、もう1回はチャレンジできるかと。というのが、こちらの現状で、みなさんとほぼ同じです。同じ品種を同じように播いている訳なので。違うとしたら水やりの具合くらいでしょうか。気温が高くて、水分が多くて、弱光であれば徒長しやすくなります。間引きをした場合は、子葉より下の茎(胚軸)が隠れるくらいまで、残っている土を入れて茎の周りを押さえる「土寄せ」をして下さい。植物が揺れなくなるので、しっかりと生長するかと思います。
こちらの状況を長く綴りましたが、今週が講義が始まってから、3週目。受講生みなさんが1回目の投稿を終えて、2回目も投稿したら、準備をされているところでしょうか。ラボスタッフのオガタ君がコメントをしてくれていると思います。栽培・管理する上で参考になっているでしょうか。ここで大事なことは、まずは自分の原稿を記事として投稿することですが、それにかかる時間、手間などが理解できつつあるかと思います。では、その次のステップは、品種、作目は違えど、同じ時期に播種して栽培をしているわけです。先輩たちの記事ももちろん、参考になると思いますが、同期の受講生が栽培している作物の様子を記事から見てみるのも大事なこと。もちろん、記事としてどんなことを書いているかも参考になると思います。どんなところを観察して、それを記事にしているのか、写真の撮影の角度など、参考になることはあると思います。というか、自分との違いをしっかり理解してください。それから、ラボスタッフのオガタ君がコメントも自分のに注目するだけでなく、他の受講生の記事へのコメントも読んでみてください。ちょっとだけ、立場を入れ替えて考えてほしいのですが、コメントを書くとき、同じような失敗、成功していることを全てに書いていると、同じようなコメントになるので、できるだけ同じコメントは1回しか書かないようにしています。オガタ君も渡辺も。ですから、記事を書くことがもちろん主目的かもしれないですが、相互に発表している受講生の記事、コメントにも注目することで、よりよい学びになるかと思います。先達はよい言葉を遺してくれています。「人の振り見て我が振り直せ」と。月末まで最高気温は17-23oCくらい。かなり暖かいです。暖かいからといって、頻繁な水やりは徒長など生育を阻害します。1週間に2回程度を目安に土の乾き具合を見ながら対応してください。
わたなべしるす