2.佐藤先生の次回作にご期待ください(文:佐藤 壱英)
2024年11月 1日 (金)

こんにちは!というかお久しぶりです。
前回の投稿から三週間が経過してしまいました。早々に「佐藤先生の次回作にご期待ください」状態になってしまい、自分でも驚きです。この三週間の間に、単純に記事作りをさぼってしまったこととか、部活関連で病んで何もできない状態になったりとか、現実逃避しすぎて昼夜逆転したりとか、何を考えたか公園で野宿したりとか.... いろいろなことがありました。
とはいえ、まったく投稿しないままに10月が終わったことは事実であるため、11月はその分頑張っていこうと思います。本当に申し訳ありませんでした。
サムネイルの写真は昼夜逆転中の「朝」に、洋食屋さんでいただいたビーフシチューとハンバーグセットです。肉のうまみがぎっしり詰まったハンバーグに、ビーフシチューの優しい苦みが合わさり、圧倒的な満足感を創出していました。外食といえばラーメンという私からすると、革命が起こったようなものです。お店の雰囲気も非常によく、おしゃれ過ぎない、古民家風カフェのような空間でした。また今度、お金に余裕ができたら行きたいです。
目次
1.三週間総集編
2.考えたこと
3.今後の展望
1.三週間総集編
本題に入って、この三週間の間のヒーローZとユニコーンの成長について報告していきたいと思います。
①本葉が出てきたよ
②三週間の間の生育環境について
③そろそろ間引きかな?
以上の豪華三本立てで、お送りしたいと思います。
①本葉が出てきたよ
前回、といっても10月頭の報告では、かわいらしい子葉が発芽したところで終わっていましたが、10月14日にはユニコーンで初の本葉を観測しました。
全体の高さは3㎝ほど。本葉の形状は小さくてわかりにくいですが、子葉のハート形っぽい形ではなく、クリスマスツリーのような形であるように見えました。10月16日の観察では、本葉の大きさが子葉に匹敵するほど(長辺1.5㎝、短辺7㎜)に成長し、短期間で驚きの成長を見せてくれました。
また、子葉の時には見られなかったのですが、全ての株がベランダの外側に向かって伸びていることを確認しました。
ヒーローZの方はどうかというと、こんな感じです。
単子葉類独自の生え方なのか、先端から生えてくるのではなく逆U字の状態で生えてきました。この後全ての種が発芽を迎えたのですが、例外なくこの生え方でした。不安だったので調べてみると、どうやら玉ねぎはこの生え方で正しいらしいです。子葉の太さは約1㎜で、キャベツのユニコーンと比べると貧弱です。育苗期間の目安は55日だそうです。これからどのように進化していくのか楽しみで仕方ありません。できれば、わかりやすく「苗」という形をしていることを願うのみです。
②三週間の間の生育環境について
1.水
水のやりすぎは徒長を招くとのことだったので、土の表面が乾き、中も三分の一が乾いたところを目安に水やりを行っていました。だいたい2~3日に一回のペースです。水やりを行うときは、受け皿に水がたまるくらいまで、一度にたくさん入れていました。
2.光
この三週間の間、雨がずっと続くといったこともなく環境的には非常に良かったと思われます。
晴れの日の休日に、早朝から日没までの時間の内、どれくらいの時間日光があたっているか調べました。30分ごとに光があたっているかを確認したところ、AM10:00~PM2:00の間はよく日が当たっていたのですが、それ以降の時間は葉の表面ではなく、茎を照らすような形で横から光を受けていました。PM4:00付近の時間から建物の陰に入りました。キャベツと玉ねぎは陽性植物なので、直射日光が一日4時間しか当たらないというのはあまり良いことではありません。何とかしなければ。
3.気温
写真から読み取れるように、気温は18℃~21℃を保っていました。天気予報にはもっと高い日もあったのですが、夕方に計測しているためか約20℃を逸脱した値になることはありませんでした。
③そろそろ間引きかな?
キャベツのユニコーンは順調に成長を続け、一株を除いてすべての株が二枚目の本葉を完成させ、三枚目も生やし始めました。インターネットによると、本葉が3~4枚になったら株の厳選を行い、5~8枚になったら植え替えて育てる個体を決める必要があるようです。葉の長辺は平均して2㎝を超え、最も大きなものは3㎝を超えています。ここまでくるとキャベツの面影を感じることができます。
葉が密集しかけているので、予定の第一段階間引きの前に第ゼロ段階間引きを行う必要があるかもしれません。
玉ねぎのヒーローZにも間引きは必要でしょう。私が一週間ほど雑に育ててしまったため、大きくはなったけども倒れてしまった株が多くあります。
この後、土を根元に追加でかぶせて無理やり自立させましたが、このことがどのような影響を及ぼすのか...
高さも10㎝を超え始め、風で倒れやすくなっています。加えて、玉ねぎは種が地中に埋まったまま育つのではなく、子葉の先端に種がくっついて出てくるので、余計に倒れやすいです(そもそも、種から根を張らないならどこから根は出てくるのか?)。
2.考えたこと
ユニコーンについて
・本葉が、縦が長く横が短いという桜の木の葉のような形状でした。このまま葉が大きくなると考えたら、最終的な形が縦長のキャベツになるのも納得のことのように思えます。普段食べている丸形キャベツの葉は横に長いことが多いので、初期の本葉の形で、最終的な形を予測できるのかもしれないと考えました。
・鉢の9時から3時の方角から日光があたるのですが、大きく成長している株の多くが3時から9時の場所に分布しています。鉢内立地は比較的よくはないと思うのですが、一体どういうことなのか。気になります。
・結球するまでになるべくたくさん、大きな葉をつけることが大事だそうです。「窒素分」が重要と情報を得ました。肥料についても考える時期が来たのかもしれないです。
ヒーローZについて
・キャベツと比べて種の大きさも葉の面積も非常に小さいけれど、一体どこから栄養分を得ているのでしょう。光合成によって得られるエネルギーもそれ相応に少ないと思うのです。不思議です。
・ユニコーンよりも土が乾くのが早かったです。鉢に入っている土の量が少ないのでその分保水力も小さいのでしょう。そのことも考えつつ水やりをしていきたいです。
・種が取れた後、先端が一時的に黄色くなっている様子を観察できました。枯れているわけではないと思うのですが、心配になりました。
3.今後の展望
しばらくぶりの投稿ということで、要領を得ない内容になったなーと読み返して思います。ほかの人の投稿もしっかり参考にしつつ、小さな変化を見つける目を養っていきたいです。
次回はユニコーンの間引きと、盛り土をした後のヒーローZの様子レポになると思います。最後まで読んでいただきありがとうございました!!
コメント
佐藤さんこんにちは
そのタイトルは............ よく少年〇ャンプなどで、途中打ち切りになる場合の、決まり文句...... そして次回作がヒットするとは限らない......
さて本講義を受講する学生さんは例年個性的なものです。なぜか分からないのですが、東北大生のなかでも、ユニークな人材を引っ張ってくる要素があるのでしょうか...... 野宿はともかく、なぜか朝の超豪華食事、なかなか面白いものです。人生を試す方向性がユニークで、さすがは文学部という感じですね。
本題の植物の話について、情報量が多過ぎて読み手がなかなかついてこれません。少なくとも「植物ごとに投稿を分ける」か、「テーマ(例えば間引き作業のような)ごとに分ける」のがいいでしょう。いきおい情報が多いと単なる観察日記になりがちです。
内容について、先ずは発芽に成功しました。発芽率は悪くないようです。子葉の形はそれぞれの植物種ごとに違います。もちろん双子葉植物か単子葉植物か、そういった大きな違いもありますが、同じ双子葉植物の中でもそれぞれに個性があります。
ベランダの外側、つまり明るい方へ向かって伸びるのは当たり前といえば当たり前なのですが...... う~ん、これは高校生物を本気で見ているような、理系であれば当たり前ということであって、文系からすれば新鮮かもしれません。実際の機序の説明については割愛します。ともあれ、「実際に」植物の環境適応の例を手に取って見られたことは収穫です。
記事を追っていくと、水やりについて具体的に述べられています。今からの水やりはその方法が非常に適切です。ただ、本当を言えばこれまでの間は乾燥し過ぎでしたね。植物の上部を見て、下部(つまり根)の長さを想像すれば、発芽直後は鉢土深くまで根が行ってなかったでしょうから。まあ今の姿なら充分に鉢の下端まで根が到達していると思います。
周辺環境、特に光環境についてしっかり述べられているのは良いことです。とにかく光と温度は植物にとって重要です。光はもちろん光合成の原動力ですし、温度はその光合成の「反応を起こさせる」ために重要です。しかしま、今回の報告にあるような光環境であれば充分に合格です。キャベツやタマネギはどちらも日照の好きな植物で、調べられた通り陽性植物ですが、完全な日照は必要ありません。やや半日陰でも生育できるタイプです。
ただしこれから日が短くなります(だいたい一日一分の割合で短くなる)。いやそこが問題ではなく、日が「傾いて」きます。つまり、置き場の条件によっては、日の角度が変わると極端に光が違ってくる場合もあり得るということです。
間引きは適宜行って下さい。本葉が何枚の時に行えばいいかといった情報は頭から捨てましょう。間引きはあくまで互いの株同士が競合しないように、という意義です。ということは、写真で見る限りキャベツは早急な間引きが必要です。順々に間引きを行うとして、最終的にどうなるかなかなか想像しにくいとは思いますが、考えなくてはいけません。
記事の考察はそれ自体がどうこうよりも「考えた」ということが重要ですね。それが大学の講義の意味でもあります。さすがに今の植物体からキャベツ完成形の形を考えるのは無理ですが...... しかしそういった想像も面白いですね。こちらも思わぬことを気付かされれば楽しく感じます。
さあ、管理の面では土寄せまでクリアして、今度は追肥のことになりますか。これは具体的な伝え方がやや難しく、他受講生の記事や過去記事をいくつか参照して下さい。
ではまた、短くでもいいのでコンスタントな記事投稿お待ちします。
これは山形にある床屋さん...... しっかし、金田一耕助と豊臣秀吉を同列に並べられるものだろうか......
ラボスタッフ・オガタ