東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

その4 間引き2と添え木(カブ・ハツカダイコン)(医:金濱 央子)

2024年11月 6日 (水)

 写真は先日行った秋保大滝です。迫力があり紅葉も美しく大自然を全身で感じることができました。高さ50m近くあり滝の下まで降りていくことが出来るのですが、階段の一段一段が大きくてとても疲れました。その日の夜は筋肉痛に苦しみました...。他にも温泉に入ったり、さいちのおはぎを食べたり、磊々峡のライトアップを見たりと秋保を楽しみつくしました!

目次

1.10/30~11/7

2.観察

3.日光改善に挑戦

1.10/30~11/7

10/31 7:23 12℃ 78% 

カブ1031かぶ.jpgハツカダイコン1031ベル間引き.jpg

 2回目の間引きを行いました。カブは5本抜いて5本に、ハツカダイコンは1本抜いて3本になりました。倒れやすかったハツカダイコンは写真のように土をなるべく高さが出るように寄せました。

11/4 8:51 15℃ 60%

カブ

114ゆき.jpgハツカダイコン114べる.jpg

 朝見るとハツカダイコンが倒れてました。ここまで土寄せを何度しても倒れてしまうとなると倒れぐせがついて折れやすくなっているのかなと思います。何か対策を講じるべきなのでしょう。いつもが水のやりすぎなのではないかと思い、表面の土が完全に乾くまで水やりは控えました。

11/5 6:57 14℃ 66% ハツカダイコン115べる.jpg

 ハツカダイコンが倒れるのはもはや土寄せで対処できそうもないと思ったので別な方法を試して見ることにしました。団子の串を3本の真ん中に刺し、倒れやすい2本の胚軸をパンの袋についてくる針金で止めました。人も骨折したら固定するので植物も同じかなと思いやってみましたが本当に効果があるのかはわからないので数日間様子を見ようと思います。

 本葉の長さを測ってみたところ、11/2から11/5でカブは5㎝から5.5㎝へ、ハツカダイコンは5.5㎝から6㎝にそれぞれ大きくなっていました。

2.観察

 まびきひかく.jpgまびきはっぱ.jpg 間引きしたものを観察してみました。カブは11㎝、ハツカダイコンは15㎝でした。カブは胚軸の途中から根の先までが白くなっていてハツカダイコンは胚軸全てが赤くなっています。カブは根が1本なのに対して、ハツカダイコンは根の先が2~3本に枝分かれしていました。これはハツカダイコンの特徴なのか単にハツカダイコンの方が成長が早いからなのかわからないので、次間引きするときのカブの根と比べてみたいです。葉に着目すると、ハツカダイコンには軸に近いほうの葉にへこみがあるのが特徴的です。葉の色も若干異なっていてカブが緑、ハツカダイコンが濃い緑色でした。

3.日光改善に挑戦

 鏡とアルミホイルを軽く試してみましたが、鏡は小さくて狙った場所に当てるのが難しそうだったのでアルミホイルを実践しました。アルミホイル.jpg

 写真のようにほぼベランダの手すりと同じくらいの高さまでアルミホイルを窓のベランダ側にテープで貼りました。アルミホイルなしの時とありの時でどれくらい照量が異なるのか調べてみたかったのですがなかなか日中家にいる日がなくて調べられなかったです。なので今度時間があるときにどれほ違いが出るのか照量を測って比較してみます。

 今回はいつもより短くなってしまったかもしれません。次の記事ではいよいよミックスについて書いていこうと思います。お楽しみに!

コメント

金濱さんこんにちは

 その秋保大滝は、橋の上から撮ったものでしょうか。そして確かに、そこから滝のふもとまで歩くのは案外距離があったでしょう。しかも最後は石のてっぺんをとんとん歩かなくては辿り着けないという...... まあふもとまで行けば、全国的にそう有名ではない秋保大滝も、雄大なことが分かります。実のところ私も先月行ったばかりです。

 さて植物の方は、特に何かコメントをしなくてはいけないような状況ではありません。

 やや茎が細めではありますが葉はしっかり展開しています。今後は急激に寒くなり、植物もあまり姿を変えなくなりますが、気長に管理していきましょう。管理という面では先ず適切に間引きをされているようですね。そして株が倒れるので添え木! これまたいい作戦です。しかも感心するのはその方法です。針金入りのタグを使ってますが、茎を過度に棒に寄せるのではなく、つまり締めすぎない状態にしているようです。

 倒れる原因を考え、過湿の可能性に思い至り、改善を考えているのは更にいいですね。正直このくらい倒れるのは正常範囲内ではないかと思いますが、過湿を防ぐことは大事ですね。たぶん植物の根は深くまで到達していますので多少鉢土表面が乾くくらいでオッケーです。

 間引きした株を並べて標本のように写真に撮ったのですね。これまた褒めるべきポイントです。こうして見れば、指摘の通りに形や色の違いがよく分かります。

 最後に反射板の設置! 指摘通り、鏡よりもアルミホイルの方が適切です。理由もその通りで、太陽がどの角度でも「ある程度の補光」ができることが重要ですから。

 ではミックスの方もよろしく投稿願います。今回の記事に含めず、別投稿にする方がすっきりとまとまっていいですね。

 あ、管理として追肥のことを言うべきでしたね。これは他受講生のやり方、またコメントを随時参考にして下さい。


DSC_0020.JPG

 いやいやいや、ポッキーは楽器じゃねええええ!

ラボスタッフ・オガタ