東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

初めての野菜栽培! part6(会:宮野 はるな)

2024年11月10日 (日)

こんにちは、宮野はるなです。

最近、ラーメンを食べました。その様子が上の写真です。会津は喜多方ラーメンが有名で、ちぢれ麺なのが特徴です。会津若松にはラーメンがたくさんあってどこのお店もとても美味しいです。ぜひ食べてみてください!

また、昨日は校内でSSHの発表会を行いました。様々な分野の研究を聞けて面白かったです。
私はミドリムシについて研究しているのですが最初は気持ち悪いと思っても研究していくにつれて愛着が湧いてきました笑 
1回ミドリムシを絶滅させてしまって(夏の暑い気温などが原因で、、。)今は2回目の培養中なのですがものすごく増えて最初は30ml程度だったのが200mlのペットボトル14本分もの量になりました。少しおいておくとすぐ青汁のような濃い緑色になります。繁殖力の高さには毎回驚かせられます。

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野菜栽培

さて栽培記録です。

播種から39日目です。

[気温]
朝7時 5℃

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依然としてアオムシが葉っぱの上にいました。その様子が赤い丸が書いてある写真なのですが先週よりも大きくなっていて気持ち悪かったです。(虫が苦手なので、、。)アオムシは、0.5cmほど大きくなっていました。葉の穴はたくさん空いていて虫害をかなり受けている様子でした。

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また、根もとの赤いところは直径1cm程でした。

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播種から41日目です。

[気温] 
11時 7℃

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アオムシの除去を行いました。オルトラン粒剤を播いたこともありアオムシの数は少なくなっていたように感じます。一週間前は10匹以上いたのですが今回は5匹ほどでした。
また、葉の面積よりも穴のほうが大きいあまりにも虫害を受けている葉は除去しました。


農薬!

播種から34日目です。

[気温]
11時 15℃

オルトラン粒剤を播きました。調べたところひとつまみ程度で良いとのことだったのでそうしました。オルトラン粒剤はハツカダイコンの場合、収穫から14日前にまくとの記事を見ました。しかし、他の記事を見てみると播種前とかいてあるのもありました。他にも読み進めていくと残留が残っていなければ食べれるとのことだったのでオルトランを播いてから2週間〜3週間後の収穫なら問題がないと考えました。

また、ハツカダイコンは根本の赤い部分が直径2cm〜3cmになったあたりでの収穫が良いとのことでした。播種から34日目の根本の赤い部分は1cm程だったので順調に行けば収穫前10〜20日かと考えました。しかし、虫害を受けているのと気温がかなり低くなってきたため収穫時期はもう少し遅くなると思いました。それを考慮すると播種から34日前は収穫前15日から25日くらいであると考え、今回のオルトラン粒剤の影響は収穫にほぼ影響がないと考えました。

コメント

宮野さんこんにちは

 写真のラーメンはトンコツラーメンに見えますね。注目のポイントは付け合わせの漬け物になります。このタイプの漬け物、「分かっている」博多ラーメン提供の仕方でしょう。ちなみにラーメン店、案外仙台には多くないんです。消費金額は決して全国的に見て決して少なくないけれど......どうしてでしょうか。

 次にはミドリムシ、の話が出ています。ミドリムシではなく「ユーグレナ」と呼べば、なんとなくシュッとして感じますね。どんな実験をされているのか分からないのですが、増えやすいのは助かるのではないでしょうか。水生植物は「茎によって立たせる」必要がないので元々光合成効率は高いですし、ミドリムシのような単細胞生物はなおさらです。

 さて本題のハツカダイコンとその虫害についてです。

 まさに絵本「はらぺこあおむし」の通り、虫がどんどん葉を食べていってますね。虫がその大きさになるまでには、どのくらいの葉の面積を食べたのでしょうか...... 恐るべし、です。

 オルトランのせいなのか虫が減ったとのこと、全滅でないところがまた面白いのですが、とにかく何とかハツカダイコンが「逃げ切り」に成功しそうで一安心です。温度に着目するとさすがに寒いので、虫の活動も低下しますが、それ以上に葉の成長もまた止めてしまいます。

 地理学で「植物成育日数」というものがありますが、これは一日平均気温5℃以上の日の数のことです。つまり、それ以下の温度になれば普通の植物は生育できない(光合成反応ができない)ものです。まだこの季節、そこまでの寒さではないんですが、今からの成長ではなく、今まで展開してきた葉に頼るしかないですね。

 ただし、幾分でも成長させるため、追肥は行いましょう。やり方は他受講生のコメントを参考にして下さい。

 最後にオルトランの使い方について、調べられた通りです。今の農薬は昔と違い、必ず環境中で分解されるような化合物に設計されています。オルトランは一般的な農薬と同程度の日数で分解されます。記事中にある通り、収穫時期を考慮しても大丈夫でしょう。「播種前」というのは残留うんぬんのことではなく予防的な効果の話かもしれないのですが、あまり一般的ではないことでしょうね。

 はてさて狙い通りの直径2~3㎝のハツカダイコンになってくれるか、この先も応援して見ています。

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 二年ほど前に撮った会津の写真です。赤べこは小さいのも可愛いし(お土産に赤べこ耳かき買いました)、この写真のように大きいのも可愛いですね。

ラボスタッフ・オガタ