のほほほんとした野菜日記-5(医:酒井 桜奈)
2024年11月15日 (金)

こんにちは!
キャンパスも紅葉が綺麗で秋を感じている今日この頃です。
週末は祖母と山寺に紅葉を見に行ってきました。1015段の階段を登った先に見えた紅葉は格別でした。いわゆる紅葉狩りに行ったのはこれが初めてかもしれません。
さて、前回の投稿でもお伝えしたとおり鉢がぎゅうぎゅうだったので間引き&植え替えを行いました。一言で感想を述べるととても大変でした。
極意〜ハクサイ〜
ちょうど一週間ぶりに白菜の葉の大きさを測ってみました。大きいもので7cm近くまで育っていました。前回5cmだったので2cm伸びたということになります。
定量的に見てみます。前回の成長率は0.125cm/日で、今回の成長率は0.286cm/日です。驚くことに前回の伸び率の2倍以上になりました。
正直成長スピードが増すことは想像していなかったため、不思議に感じています。外葉となるべく大きくなってくれていることはとても嬉しいです!
よかった菜G〜小松菜〜
こちらも葉の大きさを測ってみたところ、5.5cmでした。前回4.1cmだったので一週間で1.4cm成長したことになります。前回の伸び率は0.113cm/日で、今回は0.200cm/日なので白菜と同様にの成長スピードがかなり上がりました!
間引きと植え替え
どちらも誰がどう見ても密でした。
〈植え替えに使用したもの〉
・野菜栽培用の土
・鉢(直径21cm)
・プランター
まずは植え替え先の準備です。
ハクサイにはプランターと新たな鉢を用意しました。ハクサイは水捌けのよい土地を好むという情報があったので鉢底石を底から3cmくらい敷き、土を8割くらいまで入れました。
ハクサイは2本間引きをして3本残しました。今まで育ててきた鉢に1本、プランターに1本、新たな鉢に1本植えました。
小松菜は1本間引きをして3本残しました。プランターに2本植え替えました。間は8cmほど空いています。
取り出す時が一番難しかったです。根が想像の5倍は広がっていて、茎から半径5cmほどの土を取り出すようにして本体を取り出しました。
根がどこまで広がっているのか明確な範囲がわからなかったので鉢の端からほっていきました。ゆっくりほぐすような感じで取り出したのですが、時々プチプチ〜と切れるような感覚が手に伝わり、、怖かったです。
なんとか無事に取り出したら十分に掘った穴に土ごと入れ、周りを土で埋めて完了しました。
植え替え後は小松菜がとにかく倒れやすかったです。茎がハクサイよりも長いからでしょうか。まっすぐ育ってくれ!
実食
間引きした野菜たちを料理してみました。
小松菜は収穫している時からしっかり小松菜の香りがしていて、「こんな小さいうちからもう小松菜なのか〜」と驚きました。
今回作ったのは野菜と卵の中華炒めです。
反省は小松菜と白菜を同時に調理してしまったことですね。生えているうちは見分けがつくのですが切ったあたりからもうどっちがどっちかわからなくなり、火を通してしなしなになったら同じ見た目でした。
いつも以上に野菜を味わってみたのですが、苦味はなく美味しかったです。味付けをしているので本来の味かはわかりませんが。
しかし自分で育てた野菜を食べるというのは特別な体験で非常に嬉しかったです!
だんだんと寒くなってきて、室内で育てたほうが良いのか悩み中です。しかし日光の量が少なることが怖いです。植え替えもしたので、一部の個体を試しに中に入れてみようかと考えています。
次回はその内容も含めて書いていきたいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント
酒井さんこんにちは
山寺の写真は紅葉と青空がきれいですね。天気が良かったのは何よりです。し、しかし......酒井さん本人はとにかく、祖母! あの急な階段を登られましたか! いやあ、心から凄いと思います。東京の人は足が丈夫だというのは、本当のことなんですね......
さて今回の報告で、計測の数字がありますね。それで成長の進展が分かり、安心できます。今年の受講生は例年より遅い場合が多いのですが、酒井さんの場合は例年の受講生にほぼ近い成長度合いを見せています。
そこで間引きタイミングを利用して植え替えとは!! もちろん株数を維持しながら、様々な実験というか可能性にチャレンジできるのは素晴らしいことです。それに、土、大きめ植木鉢、プランターまで! 本格的に用意して行ったことも素晴らしいと思います。
ただし、ここからが勝負ですね。というのは例年の受講生で鉢数を増やす場合、あくまで抜き取った株を新しい鉢に移動するものであり、今回のような「全ての株を移植」ではなかったのです。つまり今回はいっそうチャレンジングになっています。全ての株が移植時の根痛みにさらされるわけで...... ハクサイもコマツナも根量が豊富な植物ではありますが、普通には移植栽培をしない栽培法をとることから、さあ以後どうなるか。
しかし今回は一度かなり土をバラさないとそれぞれの株を分けられない状態であったことも確かなので、仕方のない面があります。むしろよくできたな、と思います。もう一つ感心するのは「鉢石を敷いた」ということです。植物栽培に慣れていれば当たり前のことなんですが、これを独力で(たぶん自分では何となくこの方がいいという感じ)行ったのは、植物栽培に対する「センス」があるということです! いや、植物栽培のみならず、いろんな科目や、あるいは人生的な出来事にもセンスがあるかもしれませんよ。
さてここからですが、根痛みが一定回復してから(10日程度か)きっちり追肥を施して成長をブーストさせましょう。そしてせっかく鉢数が増えたのなら、室内栽培などの難しいことにもチャレンジしようと思えばできますね。
最後に、食レポも面白いと思いました。この量ではあんまり植物の味の違いを感じるのは不可能ですね。
また記事お待ちします。中間発表についても宜しくお願いします。
「地球で2番目にうまい」...... 大層なことですが、隣に1番目があったらどうすんだ............
ラボスタッフ・オガタ