東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

のほほほんとした観察日記-12(医:酒井 桜奈)

2025年1月 8日 (水)

こんにちは!

 立て続けの投稿失礼します。今回は以前から宣言していたミックスについて書きたいと思います!

 写真は仙台に戻ってきてすぐのご飯です。しっかり牛タンを食べました。地元が同じ方向の友達と一緒に新幹線で帰ってきました。さらに仙台駅でまた違う方向から帰ってきた友達と合流してご飯を食べました。いろいろな場所から仙台に集合してくるのがなんだか面白かったです。

ミックス

 ミックスには5種類の野菜の種が入っています。

ハクサイ(極意)

リーフレタス(グリーンスパン)

ダイコン(味短歌)

カブ(ゆきわらし)

キャベツ(ユニコーン)

 区別できる限り種を並べて大きさを測ってみました。

IMG_0909.jpg

 最も大きいものが約5mmありました。他の種と比べて明らかに大きいです。

 (播種)

 1227日に種を植えました。場所は小松菜の跡地です。今のところ室内で育てています。種を植える時に写真を撮るのを忘れてしまったため、イラストですみません。

IMG_0907.jpg

 今回は点まきを用いました。場所は上図のように穴同士に間隔が生まれるようにしました。深さ1cmほどの穴に種をランダムに3から4粒入れて上から軽く土を被せました。

 (発芽)

 3日経っても土から芽が出て来ず少し心配でしたが、5日後の11日に芽が出ていました。この時点では6個の種が発芽していました。元旦に発芽はなんだかめでたいですね。

1月1日 21:02IMG_0808.jpg

 4日後の15日には発芽した個体の数も増え、芽がどんどん成長してきました。発芽した種も増え、16個の種から芽が出ています。

1月5日 10:18IMG_0884.jpg

ここで大きな問題に気づきました。それは日当たりが悪いと言うことです。ハクサイの隣に植えたため大きなハクサイの葉が被ってしまいます。野菜の種類によって茎の長さも異なるとは思いますが、全体的に茎が細長く伸びてしまっているように感じました。徒長の具合を知るために葉の大きさが同じくらいだと思われるチゲが子供だった頃の写真と比較してみました。

チゲ(ハクサイ)IMG_8739.jpg

 チゲと同じくらいの長さのものもありますが写真奥(陰になっている)の個体が手前の個体よりも葉が小さく細長いため、やはり日当たりに問題があると考えました。

 そこで木で作られたフォークを土に刺して白菜の葉を下から持ち上げました。白菜の葉を無理に曲げている感じもないので問題がなければこのまま栽培していこうと考えています。この対応を行ったことで今まで陰になっていた部分に日が当たるようになりました。

 最後にミックスをスタートして思ったことをちょっと記しておきます。当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんが、子葉の頃から野菜による違いが出ていて面白いです。手前右の2つは生育環境がほとんど同じはずですが茎の長さが全然異なります。

 これからさらに違いが見られると思うと楽しみです。もう少し育ったら他の受講者の記事や自分の過去の記事を参考にしながら野菜の推測を行ってみたいです。

 今日は以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント

酒井さんこんにちは

 牛タンの写真...... どう見てもお洒落な洋風プレートなんですが...... いやしかしちゃんと牛タンがありますね! 特有の表面切りが入っているので牛タンと分かりますが、そばにソーセージとかも...... 牛タン料理の「進化系」でしょうか。面白いものです。

 そういえば、私もつい最近知ったのですが、マフラーの巻き方もたくさん種類があるんですね! ピッティ巻きとか、ニューヨーク巻きとか......知らなかったことは本当に多いものです。というか、分かったつもりになっていて、実際知らない事柄の方が圧倒的に多い......

 はてさて、植物の栽培はいわゆる「アディショナルタイム」の余禄、気楽にやっていきましょう。

 コマツナ跡地をそのまま利用して、播種、発芽、今後どうなるでしょうか。寒い時期ということで室内栽培、仰る通り日照が課題です。ある程度植物が大きくなれば、日照不足は成長の遅さという形で出てきますが、まだ小さいうちは極端な徒長という形になります。さて、ハクサイの葉をちょっとよけてもらって、どうなるか...... あ、それとコマツナ栽培で土壌中の肥料分を使い切っていますので、その分の施肥も必要ですね。最初から追肥という面白いことになっています。ちなみに鉢やプランターの土を次回栽培に使いまわしする場合、通常ならよく根を取り除き、ふるいにかけ、元肥を改めて足すものです。今回の栽培は余禄ですのでお試しのこのやり方で充分です。

 さあ結果どうなるか、最終報告と併せて、期待してお待ちします!

IMG_0118.JPG

 かつて、うちの娘に作った弁当の一つ、ペンギン弁当! 確か2月の寒い時期だったような......

ラボスタッフ・オガタ