東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

野菜を育てよう その4 ~間引きと間引き菜の実食~(農:大須賀文音)

2025年10月31日 (金)

目次

1.はじめに

2.ミニ大根の間引き

3.小松菜の間引き

4.間引き菜の実食

5.おわりに

1.はじめに

こんにちは!大須賀文音です。

自己紹介に書いた通り私はアサイーボウルにはまっていて、10月も何度か食べることができました。その中でも、仙台PARCOのハワイ料理屋さんで食べたアサイーボウルに感動しました!トッピングは種類が多くて味もよく、アサイーの風味も感じられ、ボリュームもあってコスパもよいと感じました。また食べに行こうと思います。

最近日常の中で、ブログの冒頭に載せるネタを考えながら生活を送るようになりました。私は食べ物が好きなので、今のところ食べ物で統一しようかなと考えています。ぜひ、おいしそうな食べ物の写真も楽しんでいただけたらと思います。

さて、前置きが長くなりましたが、今回は間引き菜の実食をメインに書いていきたいと思います。

2.ミニ大根の間引き

【播種から19日】10/23(木)6:36、気温9℃、湿度92%

IMG_3720.jpg

前回土寄せを行ったときから生長し、茎が安定してきました。

真横から撮影した写真です。↓↓

IMG_3721.jpg

横から見ると、茎が真上に向かって伸びている様子がよくわかります。

この調子で、まっすぐ伸びていってほしいです。


【播種から23日】10/27(月)8:09、気温23℃、湿度49%

かなり葉が重なるようになってきたので、ミニ大根の3回目の間引きを行いました。


間引き前

IMG_3749.jpg

間引き後

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真上から見たときの葉の重なり方を考えて、できるだけ葉が重ならず日光が当たるように、間引きする株を選びました。

今回は1株間引きを行い、残りは3株となっているので、成長の様子を見ながらあと1~2回間引きを行う予定です。



3.小松菜の間引き

【播種から23日】10/27(月)8:09、気温23℃、湿度49%

葉の重なりがかなり気になるようになってきたので、小松菜の3度目の間引きを行いました。

間引き前

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間引き後

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1列に3株残していた部分の葉が結構重なっていたので、真ん中の株を間引きました。

間引いた後も結構窮屈そうに見えるので、また近いうちに間引きをしようと思います。

4.間引き菜の実食

今回、ミニ大根と小松菜両方の間引きを行いました。どちらも結構育ってきていたので、前回のブログで書いた通り、間引き菜を食べてみました!

ミニ大根の間引き菜

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本葉は2枚で、大きさにかなり差があります。日光の当たり具合などに違いがあったのでしょうか。

小松菜の間引き菜

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こちらも本葉は2枚でした。大きさだけでなく形にも違いが見られ、片方は楕円で、もう片方はハート形でした。

 

今回はどちらも1株しか間引いておらず、何か料理を作れるほどの量はなかったので、ただゆでただけのものを食べることにしました。

IMG_3754.jpg

左が小松菜、右がミニ大根の間引き菜です。

食べてみたところ、小松菜はほとんど味がせず、ミニ大根は少しかいわれ大根に似たような味がしました。

もっと成長したら、さらに野菜の味が感じられるようになるのではないかと思います。

5.おわりに

最近は忙しく、水やりと間引きと写真の撮影をするので精一杯でしたが、野菜は毎日どんどん成長していくので、次回以降は観察をして気づいたことなども記事に含められたらいいなと思います。

また、久しぶりに種子袋の記載を見返したところ、間引きと追肥についての情報が載っていることに気が付きました。以下、その情報をまとめます。

ミニ大根

  • 本葉4枚で1本立ちにする
  • 追肥は間引きの後に行う
  • 軽く耕し、肥料と土をよく混ぜながら株元に土寄せする

小松菜

  • 本葉2~3枚で混みあっているところや、生育遅れの株を間引く
  • 株間5㎝にする
  • 追肥は生育を見ながら行う

ミニ大根の3つ目の項目をいまいちイメージすることができず、どのように行えばいいのかわからないです‥。自分でさらに詳しく調べてみようと思います。

小松菜については、概ね記載通りに間引きすることができていました。

株間を5cm程度にするなら、あと1回間引きを行えばいいかなと思います。

追肥については、どのよう状態になった時に、どのように、どのくらいの量を行えばいいのかまったくわからないので、こちらについても自分で調べてみようと思います。



かなり忙しい日々を送っていますが、野菜たちを上手に育て上げるため、そして興味をもって読んでもらえるような記事を書くために、少しだけ早起きをして、野菜の観察やお世話に時間を使うようにしたいです。



今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント

大須賀さんこんにちは

 引き続いてアサイーボウルの話、凄いですね! というか仙台でそういう店があるんですね。田舎だ田舎だと言われている仙台ですが、洒落た店ができているとは、時代の流れを感じます。

 仙台といえばジャズフェスやよさこい、せんくらが終わり、この季節からあんまりイベントが無くなります。というか正常運転ですね。あとは本格的な冬を迎えてイルミネーションになります。年々規模の小さくなるイルミネーションですが、まあやはり一回は見るべきものでしょうか。

 はてさて、投稿内容自体には特に何も問題ないようです。前回同様、優れたセンスでミニダイコンの間引きを完了させています。画像で見ると、胚軸の太さが良好であり、とても元気そうです。ついでに土の様子も過湿ではなさそうな感じで良いものです。

 コマツナも同様です。何も言うことがありません。

 間引き株の実食レポも予期した通りといえばそうなんですが、実際にやってみるのが何より大事、よく行いました。

 今後の記事にも期待が持てます。今は変化が多いために撮影も投稿も大変で、いわば植物に振り回されている状態なのですが、そのうちに変化も落ち着いてきます。逆に言うとそこでようやく自分なりの「気付き」や「探索」が行えるでしょう。

 追肥等について、最も参考にすべきは過去記事です。ざっくり言えば、お渡しした粒状化成肥料を一つまみ(10~20粒ほど)、それを鉢の縁に三か所程度、鉢土に置くあるいは浅く土に混ぜる、という操作をします。だいたい10日に一回行うことになります。

 この操作は一般的な鉢物栽培において標準的なものになります。ただし、実のところ非常に多くのファクターを加味したベストの結論です。過去の受講生は、というかあまり植物や肥料に詳しくない人は失敗することも多々あります。一つまみではなく一掴み(明らか多過ぎ!)やってみたりとか、親切心で鉢縁でなく株元に与えて(効果が少なく害が大きい)みたりとか...... こちらにとってまあとにかく面白いものでした。

 最後に種子袋の記載を見返すのはいいことですね。ただ、これは今回の場合参考にすべきではありません。なぜなら「理由」や「意義」を削ぎ落し、畑栽培・適期栽培の場合に分かりやすいようエッセンスを取り出したものだからです。

 なぜ本葉4枚の時最終間引きなのか。実のところ隠された理由が幾つもあります。幼植物の時の「株同士の助け合い」が終わる時期であり、また「立ち枯れ病」や「ヨトウムシ」なんかの幼植物期に注意すべき病害虫を一定クリアする時期でもあり、理由は多いものです。

 今回の栽培において、重要なことはやはり「作業の意義」を見失わないことになるでしょうか。例えばコマツナで株間5㎝というのは畑で一列に並んでいれば両隣があるわけですから5㎝でいいかもしれませんが、鉢栽培は両隣に株があるわけもなく、あてはまるわけがありません。実際の作業は繰り返しですが過去記事を参考にすべきです。

 追肥についても同様で、調べたら「1m2当り化成肥料を50g、2、3回与える」といった記述が出てくると思います。これまた畑栽培の標準的なものであり、背後には非常に多くの理由が隠されています。なのであまり調べる価値はないものと思って下さい。

 過去の受講生の中には、こういった畑栽培の追肥の量から、独自の計算法で鉢栽培の追肥量を編み出したツワモノもいて、大いに感心したものです。

 まあそこまで求めませんので、気楽に自分のセンスと過去記事に則って下さい。今知っておくべきことは「むむ、施肥にも深いものがあるぞ」という雰囲気です。それは学年が上がれば嫌でも習います。施肥に関与するファクターはとてつもなく多く、とてもこのコメント欄では追い付かないのですが、ざっと言っても、

・植物側の状態(葉緑素の量や、背丈やとにかくその他諸々)

・植物種固有の好み、また品種固有の好み(同じ窒素でもアンモニア態を好むとか諸々)

・目的とする状態(味の良悪、また収穫物がどの部位か)

・発育ステージ(植物の必要性「初期には成長のための窒素、後期には転流のためのカリウム」など、植物の貯蔵性「リンを細胞内に貯えやすい」など)

・肥料成分の状態(窒素リンカリウムの量、また溶出性など諸々)

・土壌条件(鉱物種類の違いや腐食量の違いに起因する「交換塩基容量」つまり保肥力、pHによる固着力)

・栽培条件(還元状態や、肥料流亡速度等)

本当に色々あります。一つ一つ気長に学んでいきましょう。というか知ると面白い学問ばかりです。

 ではまた、投稿お待ちします!

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 うなぎ不使用! ここまで謎だとつい買ってしまうではないか!

ラボスタッフ・オガタ