平和な日々が続いています(理:伊東功平)
2025年11月20日 (木)

CONTENTS
1.はじめに
2.ダイコン
3.キャベツ
4.ホウレンソウ
5.終わりに
1.はじめに
約2週間ぶりの投稿となってしまいました。すいません。記事を書き始めたら速いタイプですが、書き始めるまでが遅いタイプです。(大体みんなそうだと思いますが)気づいたら朝の気温が1桁台となっており朝は何もする気が起きず、布団の中でぬくぬくするほかないです。そして、上の写真はサークルの大会の後東京の謎のアジア料理やに行った時に食べた謎の前菜です。味はエビせんべいで触感はエビせんべいでした。
2.ダイコン
Day42(11/17,11:45) 気温15℃ 湿度40%
Day42(11/17,11:45) 気温15℃ 湿度40%![]()
前回報告した時には本葉がかすかに見えていましたが、10日ほどで2枚目、3枚目の本葉が出るところまで成長しました。ダイコンは種のまき直しをしたにもかかわらず成長が速いので急速にほかの野菜に追いついています。水やりに関して気づいたのですが、最近になってダイコンAの水やりの頻度が1日1一回になったのに対し、ダイコンBは2,3日に一回のまま変わりません。つまりダイコンAの植木鉢は乾きやすいのです。水やりの頻度を変えればいいのですが、最近は2日間ほど家を空けることが多いのでその時はダイコンAのみ水を少し多めにやるなど対策しています。
3.キャベツ
Day39(11/14,18:40) 気温13℃ 湿度33%![]()
キャベツも本葉が出たり、大きくなったりと順調に成長しています。ダイコンやホウレンソウよりも鮮やかな緑色をしており、なんだか健康そうで何よりです。本葉が成長するのはうれしいのですが、それを支える茎が一向に太くならないので、このままでは心配です。茎の直径は10日間ほど計測していますが、1.5㎜から変わっていません。10日間でそこまで大きくなるものでもないかもしれませんが今後も注意して観察したい項目の一つです。
4.ホウレンソウ
Day45(11/20,17:00) 気温11℃ 湿度69%![]()
ホウレンソウは発芽するまではゆっくりだったが、発芽した後は素早く成長しました。かすかに本葉からはホウレンソウの面影を感じました。看板を上側としたとき、下半分のホウレンソウは成長が悪く、本葉もしおれ気味でした。特に左下の土はそこで、だいぶ密集してきたこともあり上側の苗を残すようにして間引きを行いました。間引き後の苗はカップラーメンに入れて食べてみましたが特に味はしませんでした。
5.最後に
先回のブログで、今回は光環境の改善について投稿しようと考えてみましたが、筆者の怠惰により先延ばしにしていたら、すっかり忘れていました。有限不実行のまま終われないので次回以降何とか、実行するつもりです。気長にお待ちください。
コメント
伊東さんこんにちは
謎の前菜は、味がエビせんべいで食感がエビせんべいであることから、エビせんべいではないでしょうか......(エビは見えませんが)
さて植物たちは、う~ん、それほど変化が無いようですが、逆に言えば弱光環境下でも耐えているといえばそうです。
もう11月半ばまで来ました。しかし気温は例年より高めであり、植物はまだ成長する余地がありますので、気長に、粘り強く栽培していきましょう。余談ですが人間には「かなり寒く感じ」ますね。これはやはり温度の変化に体が慣れていくスピードによります。個人的な考えなんですが、「一週間に1℃」のペースで気温が変化していくなら、寒くなるにせよ暑くなるにせよ、対応できるような気がします。しかしそれを越えるスピードの気温変化があれば「かなり寒い」とか「かなり暑い」とか思ってしまいます。
ちなみにこの「気温変化」への「慣れ」は植物にもありまして、生理的・生化学的な対応を植物もしています。だからこそ「置き場を変えるな」は植物栽培の原則になっています。ただし、動物というか人間の方が「慣れ」の部分が大きいようです。
さて各植物への個別のコメントですが、先ずホウレンソウの「萎れ」は不思議ですね。倒れたりするのは普通なんですが......この土でネキリムシなどの病害虫もまず考えられず...... まあ、発芽数が多かったためにまだ株数がありますので、過湿にも乾燥にも気をつけて注意深く栽培しましょう。
キャベツについて、確かにダイコンより葉の色が濃いものです。よく見ました。この先、本葉の表面にキャベツらしい「照り」が出てくるのも見ておけばいいと思います。
最後にダイコンのことなのですが、「鉢の大きい方が乾きやすい」というのは非常に不思議です。植物がこの大きさでは、植物の吸い上げ水量の違いというのも考えにくいことです。また、置き場の風の受け方の違いというのも考えにくいですね。
ではどういうことか、たぶん土の乾きの「判定」の問題か、水やり時の「量とスピード」の問題かと思います。これを解くヒントは「Aの鉢で1日一回」というのがこの時期では考えられない高頻度であることです。2日に一回でも多いくらいです。
というわけで、可能性として一番高いのは「水の一回量」ですね。
こちらも毎年受講生に「水の一回量」について繰り返しコメントするようにしています。ただし、こちらとしては植物栽培における「当たり前のこと」過ぎて、サラリと言ってしまうために、受講生にあまり真面目に受け取られないことが多々あります。
もう一度しっかり言うと、水やりは「植物に水を与える」という単純な意味ではありません。
一つの目的は、「肥料の残渣成分を流す」ことです。例えば、肥料が「塩化カリウム」とすれば、そこからカリウムを植物が吸い取れば......塩酸が残りますね。もちろんpHの変化は根に害になります。だからこそ鉢への水やり時に「鉢底から水が出るのを確認する」のは重要になります。(余談ですが肥料から残渣を出さないためには......全て植物が利用する「硝酸カリウム」なんかであれば良いのかもしれませんが、実のところこの硝酸カリウムは加熱したら爆発しますので、現在肥料として売られていません)
もう一つの、より重要な目的は「鉢土中に存在する空気の置換」です。水を一気に与える(そのために鉢土と鉢縁の間に距離がある)と、水は鉢土中の空気を追い出しながら鉢を満たしていきます。その後、鉢土に固定される分量の水は残り、その他の水は重力によって鉢底から流れていきます(それを重力水と言います)。その時、鉢土上面から空気が浸透するわけです。つまり水を利用して鉢土の古い空気(当然二酸化炭素が多い)を追い出し、新しい空気を入れて、根の呼吸を助けるわけです。これを行うためには、繰り返しですが水を与えるスピードを速く、そして鉢底から水を出す(この分が置換される空気となる)のが重要なんですね。
さて、レギュラー投稿の時期はお任せなんですが、中間報告にはしっかり期限がありますから、頑張って下さい!
焼きそばにアラビア要素は......無いな
ラボスタッフ・オガタ

