野菜を育てよう その7【中間発表】 ~過去記事の重要性~(農:大須賀文音)
2025年11月25日 (火)

目次
はじめに
(1)ここまでの栽培を通して驚いたこと
(2)参考になった過去の記事
(3)コメントによる気づき、その後の栽培でどのように参考になったのか
(4)双方向の講義であってよかったこと・そうでなかったこと
(5)残りの講義に向けて
おわりに
はじめに
こんにちは!大須賀文音です。
ついに中間発表となりました。ということで、今回は特別な写真を載せました。友達と食べに行った、新作の抹茶アサイーボウルです!友達は人生初のアサイーボウルだったので、スタンダードなものを食べていました。私は今までフルーツが乗ったアサイーボウルしか食べたことがなく、アサイーと抹茶って合うのかな?とドキドキしていましたが・・・とってもおいしかったです!!抹茶のほろ苦さと香りがしっかりありながらも、アサイーの風味もかき消すことなく、お互いを引き立てあっていました。また追加のトッピングが1つ無料だったので、季節のフルーツのザクロを選びました。ザクロの食感と甘酸っぱさがなめらかな抹茶クリームの中でアクセントとなり、すごくおいしかったです。何かを成し遂げたときにご褒美として食べに行こうと誓いました。
抹茶アサイーボウルがおいしすぎて、導入部分だけでかなりの文章量を書いてしまった気がしますが、ここから中間発表の内容もしっかりと書いていきます。
(1)ここまでの栽培において一番驚いたこと
まず、ミニ大根と小松菜の栽培を通して最も驚いたことについてです。私が栽培を通して最も驚いたのは、野菜栽培における肥料の効果です。追肥を行う前までも野菜の成長の速さには驚かされていましたが、追肥を行ってからは成長スピードの加速が目に見えてわかるほどでした。第6回目の記事にも追肥後の様子について書きましたが、追肥前と追肥後での成長の仕方の違いを比較するため、追肥4日前の写真、追肥した日の写真、追肥4日後の写真を載せます。
<ミニ大根>
追肥4日前
追肥当日
追肥4日後
<小松菜>
追肥4日前
追肥当日
追肥4日後
ミニ大根と小松菜ともに、追肥4日前は間引き前で株が1つ多いので比較しにくいですが、どちらも葉の緑色が濃くなって葉の大きさが大きくなったことが分かります。特に小松菜は、追肥4日前→追肥当日よりも、追肥当日→追肥4日後の方が、葉の大きさの変化が大きいことがはっきりとわかります。
今まで、植物に肥料を与えると成長が速くなるというなんとなくの知識はありましたが、実際に追肥をしてその変化を目の当たりにしたことで、野菜の成長における肥料の重要性を実感しました。
(2)参考になった過去の記事
私は自分の記事を書くにあたり、記事の書き方と栽培における操作を参考にするために、過去の受講生の記事を読みました。それぞれの項目について、特に参考になったと感じた記事を紹介します。
まず記事の書き方について参考になったのは、2024年度の金濱央子さんの記事です。この方は毎回の記事に目次を設けていて、読んだときに概要を把握できてわかりやすいと感じたため、私も毎回記事を書く前に書く内容を項目立てて、目次を付けるようにしました。また、三浦佳織さんの記事のオガタさんのコメントで播種からの日数が大事だと書かれていたので、自分の記事にも記載するようにしました。
そして野菜栽培における操作をするうえで参考になったのは、2023年度の柚原結女さんの記事です。この記事では間引きのタイミングについて書かれていて、間引きは成長段階ごとに複数回行うこと、葉が重なり合ってきたなら日照競合を起こさないよう間引きをするべきであることがわかりました。この記事を参考にし、葉の重なりが見られたら適宜間引きを行うようにしました。また、小松菜の栽培をするにあたり、同じく小松菜を栽培されていた2022年度の高橋悠太さんの記事を参考にしました。小松菜の間引きを4回行い3株残した後、結構葉が重なっていてさらにもう1株間引くか迷ったときにこの記事を読み、かなり葉が密集した状態でも立派に育つことがわかったので、今の段階では間引きは行わず、様子を見ながらこのまま栽培することにしました。
(3)コメントによる気づき、その後の栽培でどのように参考になったのか
まず栽培に関しては、私の第1回目の記事のオガタさんからのコメントにあった、「成長後をイメージ」することが重要である、という内容になるほどと思いました。その後の栽培でどうするのが良いか迷ったときに、このコメントを思い出すことが何度かありました。例えば、間引きを行うのにどの株を残すか迷ったとき、野菜が成長後どのような姿になるのか、どのくらい大きくなるのかといったことをイメージして操作を行いました。インターネットの情報や過去記事とは栽培条件が異なることがあるため、それらを参考にしながらも自分の育てている作物の様子をよく観察し、成長後をイメージすることが大事なのだと思いました。また、オガタさんから頂いた追肥の仕方についてのアドバイスも参考になりました。種子袋の情報はそもそも鉢栽培を想定したものではないためどこまで参考にしてよいかわからず、また過去記事はたくさんあってどれを参考にすればよいのか見当がつかなかったからです。追肥のやり方について、様々なファクターを加味した最良の方法をわかりやすく示していただき、とても参考になりました。しかし、自分で複数の過去記事を見比べて参考にするべき情報を抽出することも重要だと思うので、今後の栽培ではオガタさんからのアドバイスに頼りすぎないようにしたいです。
(4)双方向の講義であってよかったこと・そうでなかったこと
ここまでこの講義を受けて、双方向の講義でよかったと思うのは、自分が行った操作について良かった点・悪かった点を指摘していただける点です。ほかの講義ではそのようなフィードバックをもらえることが少なく、もらえたとしても活動の一部に対してであったり、評価としてのフィードバックであったりすることがほとんどです。一方この講義では毎回の投稿を丁寧に見て細かくアドバイスを頂けるので、修正するべき点とそのまま継続するべき点が明確になり、野菜栽培やブログ投稿における自分の成長を実感することができます。例えば、野菜の間引きを行う際、どのようにすればいいのか分からずなんとなくで行いましたが、順当であるとのコメントをいただき自信を持つことができました。また、インターネットの情報や種子袋の記載を参考にした際は、「作業の意義」を見失わないことが重要であることを指摘していただき、今後の栽培の指針とすることができました。さらに、その双方向のやりとりをブログ記事の文章としてまとめて残していて、後から見返しやすい点もこの講義スタイルの良さだと感じました。
しかし、この講義のスタイルだと、リアルタイムでのフィードバックをもらうことができずタイムラグが生じる点で、対面の授業に劣ると感じました。例を挙げると、私の第2回の記事で大根の間引きを早めに行いましょうとのコメントを頂きましたが、記事を投稿してコメントを頂きそれを読むまでに2,3日はかかるため、間引きをするのが少し遅れてしまいました。結果的には問題にはなりませんでしたが、この点においては対面の講義の方が良いと思いました。
(5)残りの講義に向けて
(1)~(4)を踏まえて、残りの講義を続けるにあたり、以下の3点を目標にしたいと考えています。
①他の受講生の記事を読む
これまでは自分の栽培について記事にするので精一杯で、あまり過去記事やほかの受講生の記事を読んでいませんでした。しかしそれらはインターネットの情報や種子袋の記載より有用であるということが分かったので、今後はしっかり他の人の栽培をリサーチする時間をとって、自分の栽培に生かせそうな情報を抽出するようにしたいです。
②定量的な観察を行う
私の今までの記事は感覚的な観察が多く、定規を用いた観察などが少なかったと思います。しかしそれでは主観的な内容になってしまい、誰が見ても、誰が読んでも正しい記事とは言えません。今後は定量的な観察を行い、客観的な記事を書けるようにしたいです。またそのために、ただ野菜や作業の様子を写真に収めるだけでなく、あらかじめ観察する対象を定めて計画的に観察を行いたいと思います。
③読み手を意識した文章を書く
今まであまり読む人に配慮した文章を書けていなかったので、①、②の内容とも重なりますが、他の受講生の記事を参考にしつつ客観的な内容を盛り込むようにして、読む人がわかりやすいと感じられる記事を書きたいです。
おわりに
中間発表は、過去に同じ講義を受けた先輩や他の受講生と自分を比較し、自分の今までの栽培を振り返る機会となりました。渡辺先生がおしゃっていた通り、他の人の記事を参照することの重要性を深く感じることができました。これをもとに講義の後半も頑張って、収穫までたどり着きたいです!
中間発表は以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント
農学部 大須賀さん
余裕を持った投稿、よいですね。イントロのアサイーボウルもおいしそうですね。最近の流行りというのは聞いたことがあります。残りの講義にむけてのところにも書いてあるとおり、定量的な観察は大事なポイントです。写真を撮るときに、例えば、写真の上側を植物体のどの位置にするかを揃えて、物差しを入れるだけで、植物体の比較が容易になります。後半はこの点に注意してみてください。また、先達が様々なチャレンジをしています。是非、そうした高いモチベーションで新しいことにチャレンジください。とはいえ、写真から成長の様子を観察しているのはよいですね。人間の眼は意外と正確なので、その勘所は大事にしましょう。
過去記事、コメントからの気づきもしっかり書かれていますね。過去記事はこれから起こるであろうイベントを先取りして、準備ができます。コメントは少し遅れるにせよ、現状を栽培のプロが見て、こうするのはどうかという提案をしてくれます。それらを大事にして、後半の栽培、観察、さらには実食に繋げてください。実食も栽培の最後のステージとして大事ですから。
双方向性はそうですね。時間的なラグがあるのは致し方ないですね。でも、それをカバーできる過去記事を参考にできるかと思います。後半の講義で読み手を意識した文章術の大切さ、習得が書かれていましたね。是非、意識して書くようにして下さい。
わたなべしるす

