野菜を育てよう その9 ~追肥と小松菜の葉の大きさ~(農:大須賀文音)
2025年12月 4日 (木)

目次
1.はじめに
2.追肥3回目
3.小松菜の葉の計測
4.おわりに
1.はじめに
こんにちは!大須賀文音です。
先日は、母のリクエストでチョコチャンクスコーンを作りました。スコーンは基本的に冷蔵庫で冷やしたバターを使いますが、この日は室温に戻したバターしかなかったのでそのまま使いました。スコーンを作るのに常温のバターを使ったのは初めてだったので美味しくできるか不安でしたが、外はざくざく中はふんわり食感で、とってもおいしくできました。バターの油分が柔らかくなっていることで、生地がうまく切れず不揃いな形になってしまいましたが、逆にそれがいろいろな食感を生み出して、今までにはない美味しさでした。たまには、常温のバターでスコーンを作るのもありかもしれません。
さて野菜栽培については、今回で3回目の追肥です。追肥は10日ごとを目安に行うので、追肥を始めてから10日間という期間を意識するようになり、月日の流れの速さをより一層感じています。
前回に引き続き、小松菜の葉の大きさも引き続き測定してみました。
2.追肥3回目
3回目の追肥を行いました!
【播種から57日(追肥2回目から9日)】11/30(日)9:05、気温5℃、湿度71%
せっかくなので、前回の追肥の日の写真と並べてみました。
左が追肥2回目、右が追肥3回目の日の写真です。
ミニ大根
ミニ大根については、光の当たり方もあるかもしれませんが、追肥2回目の時の方が葉の色が濃く見えます。
また葉の大きさに関して、もともとある程度の大きさにまで成長していた葉についてはあまり変化が見られませんが、2回目の追肥の時に小さかった葉については成長の割合が大きいように見えました。写真を見比べると、真上から見たときに見える土の部分の面積が、今回の写真の方が小さくなっていて、葉が成長したことが分かります。
小松菜
小松菜に関しては、追肥3回目の日の方がかなり葉の色が濃くなっていました。葉の大きさも、全体的に大きくなっていました。また茎も伸びたことで、真上から見たときの葉の飛び出し具合が大きくなったことが分かります。
3.小松菜の葉の計測
2回目の追肥をしてから、ミニ大根と小松菜の葉の大きさをそれぞれ1枚選んで測定していましたが、特に変化が顕著だった小松菜の葉のみ測定を続けることにしました。
3回目の追肥当日(追肥2回目から9日後)に定規で測定したところ、6.6cmでした。
2回目の追肥当日が5.4cm、追肥の3日後が6.0cm、9日後が6.6cmとなっていたため、追肥をした直後の方が成長率が大きいということが分かりました。
4.おわりに
追肥を重ねるごとに、野菜が速いスピードで大きくなっていきます。
過去に小松菜を育てていた先輩の記事を見ると、今と同じくらいの時期には私の小松菜より少し大きくなっていますがまだ収穫されていなかったので、収穫はもう少し先かなと思います。
ミニ大根についても、大きくなってきてはいますがまだ白い部分が見えないので、収穫はもう少し先になりそうです。
収穫まで、地道に水やりと追肥を続けていこうと思います。
また最近さらに気温が低い日が増えてきたので、野菜の様子に気を配るようにしたいと思います。
今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント
大須賀さんこんにちは
チョコ「チャンク」スコーンとな!? あまり聞いたことがない、というか食べたことのないものですが、なにやら高級な雰囲気があります!
さてバターは......味はともかくお値段が上がりました。まあ牛乳自体が上がっていますので、当たり前といえばそうですが...... ちなみに真正バター(ご存じと思いますが植物油に水素添加をして二重結合を打破した、いわゆるマーガリンではなく)は、もちろん牛乳の脂肪分です。牛乳に脂肪分は3.8%くらい含まれていますね。今度スーパーに行ったときに確認したら面白いと思いますが、牛乳の値段×100/3.8、これで見るとバターの値段はだいたい妥当なんですね。
常温バターと冷蔵バター、お菓子を作る上で操作性も違いますし、結果的に食感も変わります。
ちなみにお菓子では「膨らませる」ことが重要だったりします。スコーンやパンケーキでは「重炭酸ナトリウムの熱分解による二酸化炭素発生」で膨らむでしょうか。これがシフォンケーキなんかでは「メレンゲ(卵白タンパク)に取り込まれる空気分と水分による膨張」になります。ビスキュイでなく、メレンゲを作らないジェノワースでもだいたい同じです。面白いのはパウンドケーキで、これは油分が多く、その油の中に水分が細かい水滴として存在する逆エマルジョン構造のため、水分の蒸発による「ちょっとだけ」膨張で特有の食感になります。面白いですね。
本当にどうでもいいですが、過去にシフォンケーキを作った際、何と砂糖と間違えて塩で作ったことがあります! 料理本ではたいてい「砂糖でメレンゲが安定するので膨らむ」と書いてあるんですが、最後まで気付かず出来上がりました。もちろん物凄くしょっぱくて味はダメなんですが、それでも見た目は普通に膨らんでいる! 料理本の記載は何だったのか謎......(まあ冷やしてメレンゲ作ったりコーンスターチを加えるなどの普通の工夫はしているわけですが)
さてここから本題の植物についてです。
追肥は忘れずに行っているようですね。本当に日数が経つのは(体感的に)早いもので、ついつい間が空いてしまいがちになるものですが、大須賀さんはしっかり日数を把握しているようで安心です。
葉の色について、比較写真を出してきたのはとても分かりやすいことです。光の加減にもよりますが、確かに緑色が濃くなっている感があります。過去の受講生はこれを客観的に見るため、色ラベルを使った例もあるのですが、まあ比較写真だけでも分かります。
そしてここでコメントらしいコメントをしますが、葉の色がもっともっと濃くなるようでしたら、今度は肥料の過多に気をつけなくてはなりません。それは、成長の意味ではなく(コマツナなどは肥料が多少多いくらいで育ちがいい)、収穫物の味の問題があるからです。のびのびしっかり育った方が繊維分が硬くならずに良いものです。しかしあんまり肥料が多いと、成長に使い切れない分を葉に貯えてしまい、エグ味になったりすることもあります。まああくまでもこれからの可能性の話であり、今の施肥は全然いいと思います。
葉の計測もいい感じです。葉の大きさには上限がありますが、今のところ計測で拡大がしっかり見てとれます。
さあこの分でいけば最終報告では収穫と実食が余裕で可能......と思ったらこの先だいぶ冷え込むようですね。注意を払って栽培しましょう。寒くなると虫害は無くなりますが、根の働きが悪くなるので葉の縁が枯れたりすることがあるものです。
また投稿お待ちします!
商品名長いな......しかも無責任っぽいぞ
ラボスタッフ・オガタ

