東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【アウトリーチ活動】ふくしまサイエンスフェア、宮城県高文連生徒研修会・講義(12/14, 25追記)

2019年12月14日 (土)

 冬らしくなったというのか、夕方の火の暮れは早くなるし、夕方には冬の雨というような雨に。さっと降ってやんでくれたとはいえ、この後、気温が下がるのではと思うと。。。一方、2019年も残すところ、2 weeksとちょっと。できるだけ、宿題を来年に残さないようにしないと。

20191214175513-93e1d541d503a89e12fecf32d799d06e7e3e6df4.JPG
 12/14(土):ふくしまサイエンスフェア

 今年で8年目の開催になる「ふくしまサイエンスフェア」。どうやら、皆勤賞のようです。今年も、実験講座を担当しましたが、多くのものを福島高校の先生方に事前に準備頂き、また、実験当日は、福島高校の4名の生徒さんもお手伝い頂きました。実験講座を始める前に、会場のセットをしながら、生徒さんたちと今日の手順の確認。そのあとは、今日の講座を行う多くの高校生向けに、イントロというか、注意事項を。その途中で、頑張ってほしいという簡単な挨拶を。

20191214175533-75ef8f59091a20d97a5d99e4a9ae00df703d73b5.JPG20191214175555-03970d50ccf76fab03b8d2000d5b667fdb9c37b8.JPG 渡辺は例年通り、「バナナからDNAをとってみよう」という実験講座。お昼休みの時間も使うことで、3回の実験で70-80名の子どもさん、親御さんたちに参加頂きました。多くは小学生でしたが、もっと小さな子供さんも。とてもよく頑張っていました。最初に、実験の手順を書いた「資料」をもとに、生命の設計図であるDNAを取ってみようと、見てみようと。子供たちの目が輝いていたのが、印象的でした。何より、これだけスムーズに物事が進んだのは、4名の福島高校の生徒さんたちが手伝ってくれたから。ありがとうございました。手順の資料では、バナナを使いましたが、他の植物などでもチャレンジして下さいと。

20191214175615-84089c6fd65b9a983da24c4a542cb1f5f7a9d2ce.JPG20191214175631-bc5e99b7c0be6ae831ac8bf5954f80bd9196a0d6.JPG 講座の合間には、福島高校安積高校ふたば未来など、いくつかの高校の先生方と意見交換を。どうやって実験をするのか、さらには、SSHなどをどの様に発展させるかなど、お昼を挟んで、deepな議論ができたことはとても有意義でした。ありがとうございました。次回は、2/22(土)の課題研究発表会。令和2年度で2月22日と2が4つ並ぶ日付けとか。成果発表を楽しみにしております。ありがとうございました。


 12/25(水):令和元年宮城県高文連自然科学専門部門第2回生徒研修会「自然科学研究を科学的に意義深いものにするために必要なこと」


 2019年、最後の出前講義は「宮城県高文連自然科学専門部門」の第2回生徒研修会で、普段の部活などでの自然科学研究、あるいは、理数科での課題研究等をよりよい方向に進めるためにはと言うことで。場所は「仙台市戦災復興記念館」。名前を聞く場所でありながら、仙台に来て初めての訪問。時間があれば、施設内の見学もできたのだと思いますが、そんな時間もなく。。。

20191228173701-6d75099fdd20d8b986d7155bd7cc93c4488b4ccb.JPG 限られた時間で、高校生の立場での研究をするための心構え、研究を始めてから考えるべきこと、さらには、将来を見すえて、その研究を足がかりとして、次に何をしたいのか。そうしたことの講義でした。少しシビアなことを話したかも知れないですが、これからの日本の自然科学をしょって立つ若い世代には、頑張ってほしいと。。。最後になりましたが、今回の機会を頂きました、宮城県高文連自然科学専門部長・遊佐先生、副部長・大石先生、事務局長・伊藤先生にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今後もよりよいコラボができればと思います。


 わたなべしるす




ARCHIVE