【アウトリーチ活動】宮城県仙台第三高等学校「三高探究の日」コメント、岩手県立一関第一高等学校・高志探究IIB研究計画助言、上島町立魚島小中学校・ふるさと出前授業、香川県立観音寺第一高等学校・SSH講演会(5/16, 17, 6/5, 8追記)
2023年5月22日 (月)
5月初旬から寒暖差は激しいまま。30oC近い最高気温もあれば、10oC近い最低気温も。植物も管理をする人間にもさすがに厳しい寒暖差。また、手帳の予定表に隙間ができるのはしばらく先になりそうな5月。遅くなりましたが、5月のアウトリーチ活動。
5/16(火):宮城県仙台第三高等学校「三高探究の日」発表会へのコメント
宮城県仙台第三高等学校でのSSH課題研究の発表会。対面でのということも可能だったのですが、別案件もあり、zoomでの質疑、コメント。最初の頃の発表会から見ると、ずいぶんと形になってきたのではないかと実感。更なる発展を期待しています。
5/17(木):岩手県立一関第一高等学校・高志探究IIB研究計画への助言
翌日の午後が同じくリモートでの課題研究指導。本企画は「国際植物の日」との連動企画。課題研究の素案ができたところで、その実験系、仮説などはありかなど、短い時間での双方向での議論。昨年度も実施したような。こちらからの助言を踏まえて、改定されていたのを思い出します。今年度もさらなるカイゼンを期待しています。
6/5(火):上島町立魚島小中学校・ふるさと出前授業「環境問題を多角的に考える」
2023年度のふるさと出前授業もリモートでの実施。その第1弾は上島町立魚島小中学校。「環境」について考える授業。今シーズン最初のふるさと出前授業というか、小中学生向けのリモートでの講義。そんなことを言い訳にしてはいけないのですが、身の回りの色々なことが「環境」に関わる問題であると。コロナ禍でマスクをしていたことなどを、話のきっかけにすればよかったのですが。すっかり失念。そんな中でも、普段から上島町内の色々な学校とリモートでの授業をされていることから、こちらからの問いかけにもしっかりこたえてくれたのは、ありがたいことでした。
講義の内容は、理科的な環境問題もあるけど、実は環境問題はいろんなところにあり、身近な問題なのだということを、温暖化、植物の開花、生き物を飼育し続けることなど。ちょっとしたことから、環境を考え、少しでも地球にやさしい生活を考える一端になったことを感じることができた2hrでした。
PS. この記事を書いている6/6(火)の10:00まえには、魚島小中学校のHPに講義のお世話役してくれた本宮先生が記事を書いてくれていました。ありがとうございました。
6/8(木):香川県立観音寺第一高等学校・SSH講演会「将来に向けたキャリア形成と『考える基礎』となる課題研究のあり方」
新型コロナウイルスが5類になったこともあり、出張は可能なのですが、いくつかの別事案があり、今年度もリモートでの講義。課題研究をどのように考えるのか、また、課題研究を基盤とした将来のキャリア形成を考えてほしいというのが、今回の講義のポイント。課題研究を行う意義、失敗から学ぶこと、可能な限り色々なことに興味を持つこと。また、自然の移り変わりに気がつき、そこから「なぜ」ということを思ってほしいと。最後の質問コーナーでもそんな気付きがあったと思います。
キャリア形成はこれから先の重要な問題。今からしっかり将来を見すえている生徒さんもいました。渡辺の頃と違って、高校生のうちから「大学、学部、研究室」を見学できる時代。もちろん、websiteなども準備されていて。そうしたものを活用して、また、決断をしたことが結果としてよかったと思えるようにしてほしいと。2hr弱の講義、質疑でしたが、あっという間でした。レポート課題を楽しみにしております。
わたなべしるす