[1日目]種蒔き(文:山田佳歩)
2015年10月10日 (土)
こんばんは。文学部一年の山田佳歩です。
今日10/10の仙台の最高気温は25℃と、暖かい一日になりました。一方で最低気温は14℃、最高気温との差が10℃以上となり、気温の変化に気を付けなければと身が引き締まる思いです。野菜たちはまだ発芽前なので、しばらくは室内で様子を見たいと思います。
前回の記事では種を蒔く段階まで進むことができず、下準備・下調べについて書きました。この展開ゼミは「栽培の大変さを体験・実感する体験型ゼミ」ですが、種を蒔く前段階でも下準備をしたり、気温や光などの環境の条件を調節したりなど様々な苦労があることを身をもって感じました。まだまだ学ぶことがたくさんありそうです...。同時に植物と向き合い育てることの楽しさや愛着も少しずつですが実感しています。すでに野菜たちと離れがたく、様子が気になってそわそわしてしまう自分がいます...。精一杯頑張ります!
さて、今回は[1日目]ということで種蒔きについての報告です。その前に、少々物品を購入したので、その紹介から始めます。
[物品購入]
- プラカップ250ml・・・スプラウト用
- スコップ
- 軍手
- 霧吹き
- アルミホイル
- 温湿計
- じょうろ
- 受け皿
全て100円ショップで購入し、8点で合計864円の出費となりました。温湿計が心配ではありますが、温度誤差±2℃、湿度誤差±7%とのことです。しばらく様子を見てみることにしました。
10月9日 カイワレダイコン 室内温度:20℃ 室内湿度:50%
[播種]
前回の記事でカイワレダイコンの種を覚醒させるため、5時間ほど種を水に浸しておきました。その後、水に浮かんだ種と水に沈んだ種を分け、コップ3つに播種しました。授業の関係で作業を中断してしまい、帰宅してから再開したため時間差が出てしまいました。左から順に、以下の通りです。
- 1. 沈んだ種 10月9日 12:00播種
- 2. 沈んだ種 10月9日 20:00播種
- 3. 浮いた種 10月9日 20:00播種
[1]キッチンペーパー(JAみのり)
- コップの底に、10mmほどの厚さになるよう重ねたキッチンペーパーを敷く
- 霧吹きでキッチンペーパーを湿らせる
- 均等になるように一定の感覚で種を置く
[2,3]脱脂綿(かぴばらニュース)
- コップの底に、10mmほどの厚さになるように重ねた脱脂綿を敷く
- 霧吹きで脱脂綿を湿らせる
- 均等になるように一定の感覚で種を置く
[1,2,3]
- 播種が終わったコップにアルミホイルをかぶせる
- 段ボールへコップを移す(リカバンク)
◎注意点
- 脱脂綿をそのままいれると通気性がよくない→ほぐすように広げて入れる(かぴばらニュース)
- 種が近すぎると均等に発芽できない→一定間隔で並べる(かぴばらニュース)
- カイワレダイコンは暗発芽種子→蓋をして暗い場所に一定期間置く(リカバンク)
- 種を蒔いて3日間ほど待つ・・・何度も様子を見ると生育が遅れてしまう(かぴばらニュース)→10月11日・10月12日に一度様子を見る
10月9日 ハツカダイコン 室内温度:20℃ 室内湿度:60%
[栽培の条件](二十日大根の育て方)
- 発芽温度:12~28℃
- 発芽適温:15~25℃
- 発芽湿度:60~70%
- 発芽日数:2~5日
- 収穫までの日数:20日~50日
ひとまず発芽適温と発芽湿度はクリアしている様子です。今日は仙台に乾燥注意報が出ているので、室内湿度は意識していきたいです。
[播種]
前回の記事で、ハツカダイコンの播種を「シャーレを用いた播種」か「プランターに直植え」かどちらの方法にするか迷っていると述べたのですが、ひとまずどちらも試してみることにしました。近いうちにプランターをもう1つ購入したいと思います。
[1]シャーレを用いた播種:10月9日 21:55播種
2013年農学部の木幡さんの記事を参考にさせていただきました。ある程度の温度があると発芽促進になるということで、IKEAで購入したテーブルランプの上にシャーレを置くことにしました。主に冷え込む朝晩に使用したいと思います。
- シャーレ内のろ紙を霧吹きで湿らせる
- 種を均等に並べる
- アルミホイルで蓋をする
- ランプの上に置く
◎注意点
- 発芽するまではろ紙が乾いたら霧吹きでこまめに湿らせる
- 二十日大根の種は嫌光性(ペタDeco工房)
[2]プランターに直植え:10月9日 22:15播種
- プランターに鉢本網と受け皿を設置する
- 化学肥料を少量(全体の1/5くらい)土に混ぜ込む
- スコップで深さ10~15mm程度の溝をつくる
- 1cm間隔、2列で8粒播種
- 種に10mmほどの厚さの土をかぶせる
- 土が乾いたら水遣りをする→割り箸を指して土の濡れ具合をチェックする(2014年中間発表会の記事より)
ここまでの記事の写真はすべて携帯で撮影しているのですが、やはり背景の線や色味などの点で"見やすさ"や"正確さ"が欠けているように思えます...。部活のため一眼レフカメラも持っているので、カメラを使い分けたり、撮影の時間帯などを考慮したりしていきたいと思います。
次回もよろしくお願いします!
コメント
文学部・山田さんへ
遺伝の渡辺でございます。今回もしっかりとした投稿ですね。感動です。何をそろえて、何をするのかという目標もしっかりしているのは、よいことです。朝の気温が低いので、しばらく室内での栽培というのも。大きくなったときに、いかに太陽の光を取り込むか。だと思います。
カイワレダイコンの種子も選別しておいて、その選別したものを全て使って、比較すること。よく考えていますね。普通であれば、沈んだものだけを使うのかもしれないですが、浮かんだものは、どうなるか、興味の幅の広さを見ることができました。
アルミホイルでしっかりくるんでいますが、これからあと、どうやって中の様子を探るか、その当たりもこれから考えておくことですね。
ハツカダイコンの播種を促進するために、2013年の基礎ゼミの最初の方の投稿まで見ているのは、すばらしいです。温度を効率よく使うのは、大事ですかね。
写真撮影の難しさは皆さんも感じていますか。ただ、写真を撮ればよいというのではなくて、どうやったら見やすいか、背景をどうするか、しっかり考えてみて下さい。よい道具を用いることも、1つの工夫。そうでないとき、どうすればよいか。
わたなべしるす