東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

ホウレンソウ、ハツカダイコン、豆苗の生長(工:大和田莉央)

2015年10月25日 (日)

図1 前回投稿した時のホウレンソウの様子

こんにちは、工学部の大和田莉央です。

またもや前回の投稿からだいぶ経ってしまいました。まとめて報告していきたいと思います。

ホウレンソウについて

 前回報告した10/19に芽が出ていたのは鉢の左上の種だけ(図1)でした。とりあえず1番最初に芽が出たものをⅠとしてこれからは説明していきます。

Ⅰは前回の報告の時は、葉の先が黄色く変色してしまっていました。

20151025234040-e3fd52fe44fe32c21b4f0b025558ef82a92ee885.JPG 図2 23日のⅠの様子

 しかし、23日(図2)になると葉の色が緑になり、厚みも増してしっかりとしてきました。このとき

ホウレンソウはとう立ちしやすく街灯や部屋の明かりには気を付けなければいけない(家庭菜園で簡単野菜作り

ということだったので、夜の間は低温&明かり対策のために部屋の段ボールの中に入れることにしました。

20151025234226-2b9fa75d63453f553da8a98bf6b95e67415c2fdf.JPG  20151025234309-ddc90b0787802480494c2084bb36a668edb1062b.JPG

図3 25日のホウレンソウの様子(左が横から撮影 右が上から撮影したもの)

 本日10/25になっても変わらずⅠだけが元気に生長しています。(図3)Ⅰは、10/25 9:30の時点では葉の長さは3cmであり、子葉の間からほんの少しだけ本葉が出てきています。これまでの間、他の種はほとんど変化がなく、唯一、Ⅰのそばに蒔いた種は土から見えてきていましたが、茎が茶色くなってしまっており、枯れてしまったのかどうかわからない状況です。

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図4 現在のホウレンソウの種の位置関係

 そして、シャーレの中に入れておいた残り3つの種がようやく発芽したので19日に蒔いたときに開けておいたスペースへと移し替えました。(図4りあえず土が乾燥しないように種をまいた部分にたっぷりと水をやっています。しかし、病気を防ぐためには水やりを午前中1回に留めて日が陰る頃には葉が乾いた状態であることが望ましい(家庭菜園で簡単野菜作り)ということなのでⅠの周りはよけて水をやっています。

 富樫さんの記事を読んで、種をまいた位置に爪楊枝を指しておけばどの種が芽が出てないのかわかりやすかったかなと後悔しています。ハツカダイコンの芽生えがものすごく速かったので油断していました...。せっかく同じ種類の植物を育てている人がいるので参考にしていきたいと思います。

ハツカダイコンについて

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図5 苗の番号



前回と同様に、番号を用いて報告させていただきます。(図5

前回の報告では①~⑥の苗は皆まっすぐと伸びていました。

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図6 23日のハツカダイコンの様子

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図7 25日のハツカダイコンの様子

 しかし、23日頃から①の子葉が広がりすぎて倒れ掛かってしまいました。そのため茎を少し土で埋め、支えることにしました。(図6

25日になると全体的に生長してきて大根らしい見た目になってきました。①は本葉の長さが3cm、次に大きい③は2cmとなっています。③、⑤、⑥は倒れることもなく本葉もしっかりと出てきており、①の生長に追いついてきています。(図7

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図8 ②、④の様子(パック)

 また、②、④はようやく本葉が見えてきました。徒長はしておらず、倒れてもいません。(図8

前回の投稿で先生からパックの通気性についてコメントをいただいただきました。

 パックは底に3つ穴をあけて、鉢底石を1.5cm程敷いてから土を入れました。通気性がよくなるように工夫したつもりだったのですが、鉢よりも土が乾くのが遅く、多湿になってしまっています。水をやりすぎないよう気を付けたいです。

ハツカダイコンは蒔いた種が皆割と順調に生長してきてくれているのでこのまま育っていってほしいです。

豆苗について

20151026001233-f6bf44d467a3199db0b5a3104e9d6270ef2c864d.JPG図9 25日の豆苗の様子

 二回目の栽培に入りました。1回目と同様に、朝夕に水を換えながら段ボールの中で栽培しました。現在最も長いものは13cmとなり、10/25から日光に当て始めました。(図9

 1回目よりも茎は細いですが、まっすぐと生長し、根もしっかりと伸びてきています。2回目の試食が楽しみです。

前回報告した時は、茎と種の境目のあたりが赤くなってきてしまっていましたが、水を切らさないようにしたところ、白くなりました。原因は水不足だったようです。

2015.10.25 室温22℃

コメント

工学部・大和田さん

遺伝の渡辺でございます。ホウレンソウが、黄色くなっていたのが、緑になったのは、この前の投稿の素人2号さんの投稿を参考にして下さい。よく育っていると思います。植物を観察して、管理できているからです。とてもniceです。夜間の光は、書いてあるとおり、厳禁です。去年、途中で花が咲いた受講生がいました。そうなると、食べることができないですから。よく注意していますね。他の種は、うまくいかなかったのかもしれないです。発芽が結構難しいですから。ホウレンソウ、ニンジンは。少し、土を掘ってみてはどうでしょうか。種を植えた記録を元に。植えた位置を印をつける。大事ですよ。他の人の記事とか、コメントを是非、参考にして下さい。

ハツカダイコンは、葉っぱの色もよく、栽培できていると思います。書いてあるように、プラスチック容器での栽培は気をつけて下さい。水管理。いずれ、順調に育っていると思います。すばらしいです。

豆苗、水を替えるのは、大事というのが、素人2号さんの記事にもありましたね。他の植物は比較的そろいがよいと思いますが、マメの場合は、F1種子出ないので、そろいはそれほどよくないと思います。根が細くなったのは、気温の関係はどうでしょうか。比較してみて下さい。水不足が赤くなる原因ですか。他の受講生の方々も、参考にして下さい。

わたなべしるす

旧展開ゼミ