東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

ミニハクサイの成長(工:山口智香)

2016年1月17日 (日)

続けての投稿失礼します。山口です。

最近の報告は豆苗ばかりになってしまったので、ここで、ミニハクサイの成長の報告をしたいと思います。うえの写真はゴミではありません。簡易トンネル栽培中のミニハクサイです。


*前回までのあらすじ*

・ミニハクサイは1つの穴に四つの種を撒きました。成長に合わせて、間引いていきます。

前回の記事で一回目のまびきまで済んでいます。つまり、一か所から出ているハクサイの芽は3つ以下になっています。

・また同じく前回の記事で、ミニハクサイを外気から守るためにトンネル栽培を始めました。


以上の事を踏まえて、その後のミニハクサイについてご報告します。

2回目の間引き

まず、二回目の間引きについてです。11/20に行いました。20160117054932-23d6b3911179f23c05d2c23b1d9e3b82343a1f13.JPG

11/20に行ったまびき後のミニハクサイ

本葉が出てきたあたりを狙って、一つの場所からにミニハクサイの苗が二本ほど出てくるように間引きました。前回同様、芽は、他の芽の根を傷つけないように、ハサミで茎を切り取りました。間引いた芽は、茹でて食べてみました。前回は、生で食べたのですが、生のハクサイを食べた記憶がなかったので、ゆでた方が大きくなったハクサイと、まだちいさいハクサイを比べ安いのではないかと思ったからです。しかし、まだハクサイが小さかったので、茹でて食べてみたら味も食感もよくわからなくなってしまいました。

三回目の間引き

次に三回目間引きです。12/22に行いました。20160117060824-0d42bbb4e565713b04349bde0d54a04256b1e1b0.JPG

12/22に行った間引き後のミニハクサイ

苗が十分大きくなったと思われるときに、三回目の間引きを行いました。一つの場所から、一つの苗が出てくるように間引きを行いました。間引きの仕方は前回までと同様、よく育っている苗を残し間引く方の苗を茎から切り取りました。一か月での成長としては小さいかもしれませんが、中間発表でも書いた通り、私の家のベランダは日当たりがあまり良くないので、よく頑張ってくれているのかなと思います。今回の間引いた苗も茹でて食べました。前回より大きくなった分、食べごたえはあったのですが、この時期風邪をひいて鼻が詰まっていたため、詳しくはよくわかりませんでした。残念です。


そして、12/28にとった写真がこちらです。20160117062937-cf8d061d28d1c184e6aa40aa1e50368afef2d4ee.JPG

12/28のミニハクサイ

この時期になると、他のミニハクサイを育てている方が、だいぶ順調そうで、結球が始まっているなどとおっしゃていてだいぶ驚きました。とくに笹嶋さんのハクサイはとても立派に育っていて、感動しました。正直、うらやましかったですし、少しあせりました。ですが、私のミニハクサイも、成長していないわけではないので、焦らずに観察していこうと思いました。


そして、今日、1/17のミニハクサイの写真です。

20160117064805-2cc5b5c2dbef13662449f8331bcde9f2d6b30947.JPG1/17のミニハクサイ

12/28の写真と比べると、よく見ると真ん中あたりの葉の枚数が増えているのがわかります。何度もいいますが、ゆっくりですがちゃんと成長しています。最近、森さんの記事を読みました。ミニハクサイは4度以下だと成長が止まってしまうのですね。私のミニハクサイを大きくするには、もっと温度を上げてあげることが必要だと思いました。そこで、簡易トンネル栽培の上に開けている穴を以前よりだいぶ小さくすることにしました。今でしたら、昼間もそれほど暑くなりませんし、小さくした方が保温性が保たれると思ったからです。

私のミニハクサイは結球までするのにはもっとだいぶ時間がかかりそうです。結球するのが5月や6月になっても、しっかり面倒を見ていきたいと思いました。

コメント

ラボスタッフマスコです。投稿ありがとうございます。

トンネル栽培いい感じですね!だいぶ大きくなってきたと思いますが、寒さの影響はやはり大きいのかな。光は思ったより入っている気がします(徒長が少なそうな雰囲気)。

以下、気づいたことを箇条書きすると、

・そろそろ肥料をあげてみてもいいかも(うすめた液肥等)。元肥もしてると思いますし、寒いので、そこまで近々に要るものでもないですが。

・冷気を遮るために①:ベランダに直接鉢を置いてる感じですね。コンクリートの冷気が直接上がるかもしれないな、と思いました。スノコ、発泡スチロール等で上げ底をして、下からの冷気を遮ってみるとか?

・冷気を遮るために②:鉢に服を着せる的な保温。プチプチをまく、段ボールの中にプランタを置く、発泡スチロールで覆う、とか、保温にならないかな。

このページの一番下に、胡蝶蘭が保温されている様子の写真があります。イメージ的に近いですが、水管理が大変になるんで、工夫は要るかな。

以上、参考になると幸いです。

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